クロハラハムスターの特徴は?
皆さんはクロハラハムスターというハムスターをご存知でしょうか?あまり聞きなれない名前とは思いますが、その名前からは想像がつかないような、意外な一面を持った小動物なのです。今回はそのクロハラハムスターについて解説していきます。
何と言ってもその特徴はお腹の黒さ!
そのネーミングからもイメージでき由来なのですが、最大の特徴はやはりお腹の部分が黒いということです。ルックス的にも黒いのですが、中身性格的にも腹黒だったら二重の意味になりますが、どうなのでしょうか?
モルモット並の大きさで寿命も長い
大きさが200ミリメートルから300ミリメートルくらいで、体重も300グラムから650グラムと相当大きいです、これはモルモットに相当する巨体さなのです。また普通のハムスターの寿命はだいたい2年くらいといわれていますが、8年以上生きると言われ、それよりも寿命が長いです。
基本情報
ベルギーやドイツをはじめとしたヨーロッパの各地に分布していて生息しています。また地面が柔らかく低いような農園や、草花の生えた庭などによく暮らしています。食べるものは雑食性であり、野生ではクルミや野菜などの食物全般、あとは小さな虫なども食します。
また狂暴かつ獰猛な生き物なので、他の生物に対して大変攻撃的なため、「害獣」ともいわれています。そのため古くからはそのふさふさとした毛皮を目的として、捕獲してはいでそれを利用してきたという文化があります。
クロハラハムスターの性格は?
写真を見ての通り一見すると、ごくごく普通のリスの様なハムスターですが、そのルックスからは考えられないような内面や性格を内に秘めているそうなのですが、ここではそんな内面のことについて考察して記述していきます。
気性が荒い
我々人間がペットとして育てるという文化が浅いためか、気性が荒い個体が多く、とても狂暴かつ獰猛な生き物なのです。はるかに大きいヒトでさえ恐れをなさずに襲ってくるくらいなのでよっぽどのことでしょう。もちろん噛まれた場合は怪我をする恐れがありますので、十分注意してください。
繁殖期の雌は特に注意
我々人間も女性が妊娠の最中にはマタニティブルーと呼ばれるような精神的ストレスからくる言動などがありますが、クロハラハムスターも繁殖期の雌はそれと同じようにより一層普段の時よりも、狂暴さ獰猛さが倍増するので、危険度が大きくなります。
人間を襲う流血事件も
この動画を見ての通りなのですが、我々人間に対しても、終始臨戦態勢を解かずに威嚇し、また襲い掛かり噛むという狂暴っぷり。この動画を見た方は少し飼ってみようと進んで思わなくなってしまったのではないでしょうか?
このように動物は時に、我々人間を襲い傷つけることがあります。クロハラハムスターは獣害でありますが、エゾヒグマもまた獣害なのです。そんなエゾヒグマがもたらした最悪の事件についてはこちらをご覧ください。
クロハラハムスターは人になつく?
このように獰猛で飼育するのはちょっと気が引けてしまうような小動物ですが、はたして実際のところ我々人間に懐いてくれるのでしょうか?その疑問についてひとつひとつ回答しながら記述していきます。
なつく可能性がある
はじめはそれこそ威嚇や臨戦態勢をとって常に警戒しているかもしれませんが、愛や熱で心を開かすことができたのなら、懐く可能性があります。ほかの人には牙むき出しなのに、自分だけにはデレっとしてくれたならきっと嬉しいはずです。
初心者には飼育しにくい
しかしながらやはり初心者には飼育しにくいといえるでしょう。正確が温厚の真逆で、野生といったようなどう猛さを持っているだけではなく、けがをする恐れもありますし、ハムスターとしてはかなり巨体なので初心者向けとはとても言えません。
クロハラハムスターの飼育方法①必要な道具
ペット飼育上級者の方やぜったいに懐かせてみせると意志の強い人なら飼育しても良いと思います。こちらの見出しでは、必要な道具をいくつかお勧めするものをピックアップして、説明を交えながら掲載していきます。
大きいゲージ
こちらの商品はウサギ用のケージになりますが、クロハラハムスターは相当大きなサイズの生き物なので、飼育するとなると兎やモルモット用くらいの大きさがあるゲージを用意しなくてはなりません。また丈夫なものが良いです。
回し車と巣箱
こちらの商品は直径35センチの大型まわし車となっていて、チンチラ用くらいのサイズでないときちんと収まり切りません。また寝床となる巣箱もチンチラやモルモット用のものを用意し、木製ではなく丈夫な合成樹脂でできているような巣箱を用意しましょう。
ハムスター用の床材
床材に関してですが、ごく普通のハムスター全般に対応しているような床材で大丈夫です。ですがゲージも大きいのできちんとそのゲージに合わせた内容量を用意しましょう。またそれに加えて新聞紙などをちりばめても良いです。
水入れ
巨体な身体ということで、当然ながらその水分の摂取量も普通に比べ多いので、できる限り容量の大きな水入れを用意しましょう。こちらも木製ですと故障してしまう可能性があるので、丈夫な素材の藻を選びましょう。