かつてはクロハラハムスターが多く生息していたドイツでは、絶滅を危惧しての保護プロジェクトが行われています。我々人のために改革してきた土地や自然を、もとの生き物の棲家や食料をきちんと得られる環境に戻すといったような内容です。
ヨーロッパでの知名度は?
私たちアジア諸国の日本では、それこそその名前も生態もあまり耳にせず、知識としてほとんどないような生き物でありますが、生息地、原産地である、本場ヨーロッパでの知名度はどれほどのものなのでしょうか?
別名ヨーロッパハムスター
原産地、生息地がドイツ・ベルギー中心のヨーロッパ大陸ということもあり、そのままのとおりヨーロッパハムスターという呼び名もあります。つまりは向こう海外ではEuropean Hamsterと呼ばれているのです。
知名度も人気度も大違い
絶滅の危機にあるとはいえ、古くからその地に深く根付いている小動物なだけあって、知名度はもちろんのこと人気もかなりあります。やはり獰猛とは言えどそのチャーミーな可愛さにきゅんと来るヨーロッパ人が多いようです。実際に野生の個体を観察しながらスケッチできるくらいには身近な存在であると言えるでしょう。
日本の動物園で会える?
絶滅危惧種とはいえど、大型有名な動物園に足を運べまその姿を一目見ることができそうな気がします。実際にあの有名な上野動物園に行けば半分以上は絶滅危惧種のリストに載っている動物を見れるそうなのです。果たして動物園に飼育されていて実際に見ることができるのでしょうか?
日本の動物園では取り扱っていない
残念ながら2019年現在、日本国内の動物園ではどこもそのクロハラハムスターを取り扱ってはいないそうです。すなわちペットショップでレアである子の生き物を探さなくては、見れないということなのです。ドイツでの保護プロジェクトやげっ歯類ということも大きく関わっているのではないのでしょうか?
クロハラハムスターは凶暴だけどかわいい!
今回の主役であるクロハラハムスターは、実は絶滅危惧種であるということ、さらには需要も少なく、げっ歯類の規制により、その名前の知名度はおろか、ペットショップでお目にかかるのも希少であり珍しい小動物なのです。
確かに野性的で獰猛で時には人間を襲ってしまうかもしれませんが、そのこともきっと恐怖心や警戒心から来るものと考えてみるのもどうでしょうか?また見た目は大変チャーミーで心をつかまれてしまいます。飼育上級者や大切に飼ってみたいと意志の強い方は、是非この機会に飼育して愛を注いでみてはいかがでしょうか。