ハードロッカーとは
ハードロッカーとは、国内釣り具メーカーの雄であるシマノが開発・販売している「VSロックフィッシュ」専用のソルトウォーターロッドです。
ハードロッカーは、日本全国に広がる岩礁やテトラポット、構造物付近に生息する、カサゴやメバル、アイナメなどの魚を確実に仕留めるべく生み出された、「対ロックフィッシュ」専用ロッドの決定版といえます。
ハードロッカーはシマノが販売するロッド
国内大手の釣り具メーカーである「シマノ」は、日本全国の海岸沿いに広がる「岩礁」や「漁港付近の構造物」「テトラポット付近」に多く生息するとされる「ロックフィッシュ」のハントを目的としたロッドの開発を進めました。
開発テーマはズバリ全国制覇。限定的な対応を目的とせず、あくまで日本全国どこでも適用できるロッドの開発に留意、シマノが大手メーカーとしての威信を賭け、見事誕生したロッド‥それがハードロッカーなのです。
ハードロッカーはロックフィッシュ専用ロッド
先述の通り、ハードロッカーはロックフィッシュ専用のロッドです。主に陸っぱりでの釣りと波打ち際の磯釣りに力を発揮し、力自慢のロックフィッシュ達をねじ伏せるパワーと、抜群の操作性を兼ね備えています。
さらに、ボートへの対応機種も数点ラインナップしているため、「沖」でも十分な力を発揮してくれるポテンシャルも秘めています。
ハードロッカーは全国で楽しめる
ハードロッカーの魅力の一つに、地域性や条件等に区分け、細分化された「ラインナップの豊富さ」があげられます。
流石、シマノが放つ「全国制覇」の4文字に偽りは無く、ベイトタイプを5種、スピニングタイプを4種ラインナップ。日本全国、津々浦々のフィールド、根魚に対応しています。
ハードロッカーのインプレ
さて、そんなロックフィッシュ専用ロッドとして名高いハードロッカーですが、その魅力の秘密は一体どんなところにあるのでしょうか？
同モデルが放つ全体的なインプレッションに加え、その特徴や魅力、セールスポイントを見ていきたいと思います。
ハードロッカーのインプレ①│ハイパワーXを採用
ロックフィッシュ専用ロッドであるハードロッカーには、シマノが保有する自慢の技術もしっかりと投入されています。X状にカーボンシートを巻き上げる「ハイパワーX」もその一つです。
キャスト時やターゲットとのバトル時など、負荷の掛かる状況下においても、竿の「ねじれ」を徹底的に防いでくれると同時に、使用者の意図に逆らわない従順な「曲がり」を魅せてくれる特殊技術です。
ハードロッカーのインプレ②│Cl4+技術の投入
ハードロッカーにはシマノのCl4+という技術が投入されています。「Cl4+」は、シマノ独特の素材であるCl4をさらにパワーアップさせた次世代型の強化カーボン素材です。
これにより、ロッドの強度と操作性が著しく向上、ロッドを持つ「腕と手に伝わる感度」もさらなるレベルへと進化を遂げることに成功しました。
ハードロッカーのインプレ③│魅力的な価格設定
3万円を下回るシリーズ全体を通した価格帯も、ハードロッカーが持つ魅力の一つでしょうか。全5機種のベイトタイプ、全4機種のスピニングタイプのいずれもメーカー希望価格は3万円以下となっています。
地域別、条件別にラインナップしているハードロッカーです。そのフィールドは日本全国に広がっており、出来ることなら複数のハードロッカーを所有したいところ。そんな「複数所有」にも十分に応えられる絶妙な価格設定になっています。
ハードロッカーのラインナップをご紹介！
いよいよここからはラインナップ紹介です！全国制覇の文字通り、地域性やフィールド環境、条件等別に豊富なバリエーションを誇るハードロッカー。
そんなハードロッカーのラインナップを機種別にご紹介しながら、その特徴や魅力、スペックに迫っていきます。
ハードロッカーのラインナップをご紹介│B72XH（ベイト）
一つ目に紹介するモデルが「B72XH」です。主にクロソイなどの大きめのロックフィッシュをターゲティングしているベイトモデルです。
その特徴や魅力は一体どんなところにあるのでしょうか？ロッドの持つ基本的なスペックも含めて見ていきましょう。
B72XHの特徴
シリーズ中、最も「パワーに特化」したショートタイプのロッドで、その狙いはズバリ大型のロックフィッシュです。
陸っぱりでの釣りと、ボートでの釣りの両方で使用でき、特にボート適応は◎とボートでの釣りも得意としています。
B72XHの魅力
同モデルの魅力は、なんといっても力強いその「パワー」でしょう。沖磯周辺に生息するデカめのソイなども難なくクリア。
自慢のパワーで手強いビッグなロックフィッシュも一気に釣り上げます。全体的にショートな全長なので、狭いボート上でも取り回し良く扱うことができます。
B72XHのスペック
- 長さ2.18m
- 継数2本
- 重さ130g
- 先径2.3mm
- ルアー対応14g～56g
ハードロッカーのラインナップをご紹介│B76H（ベイト）
次に紹介するのが「B76H」です。万能性に優れた、ベイシリーズのライトオールラウンダーです。
同モデルが、シリーズにおけるライトオールラウンダーと称される所以は一体どこにあるのでしょうか？その秘密に迫ります。
B76Hの特徴
アイナメやカサゴ、キジハタなどをターゲットとし、使用感もかなりライトに扱えるオールラウンド性に優れたモデルです。
フィールド対応は、陸っぱり◎、ボート◎と適応力も十分。「陸地」からテトラポット周辺を狙うのも良し、「ボート」からターゲットを狙うのも良し、とまさにオールラウンドな活躍を魅せてくれるロッドです。
B76Hの魅力
その万能性に優れた能力は、国内様々なポイントでのロックフィッシュゲームを楽しめるように作られています。
高いアベレージを誇る持ち前の「適応力」こそが、同モデルが放つ最大の魅力であり、最大のセールスポイントといえるでしょう。
B76Hのスペック
- 長さ2.29m
- 継数2本
- 重さ130g
- 先径2.2mm
- ルアー対応12g～48g
ハードロッカーのラインナップをご紹介│B710XH（ベイト）
続いて紹介する機種は「B710XH」モデルです。先程紹介した「B76H」の万能性をさらに上回るオールマイティな能力が注目のモデルです。
「スーパーオールラウンダー」とも称されるその実力の秘密は一体どんなところにあるのでしょうか？
B710XHの特徴
B76Hモデルの適応力をさらに上回る、そのオールマイティな適応性が大きな特徴の同モデル。陸っぱり◎、ボート○に加え「磯」での釣りも可能にしています。
ターゲットはカサゴやアイナメ、ハタなどを得意とし、そのユーティリティ溢れる汎用性で様々なシチュエーションに対応します。
B710XHの魅力
スーパーオールラウンダーの名に相応しい高い汎用性が魅力のモデルです。全国のロックフィッシュの主な生息地には、ほとんど対応しているといっても過言ではないでしょう
アイナメ、ハタ、ソイなどを主なターゲットとし、秀逸の汎用性を生かしたロッドスペックで、狙った獲物を確実に捕らえます。
B710XHのスペック
- 長さ2.39mm
- 継数2本
- 重さ132g
- 先径2.4mm
- ルアー対応14g～56g
ハードロッカーのラインナップをご紹介│B88XH+（ベイト）
次に紹介するモデルは「B88XH+」です。パワー&ロングが売りのモデルで、ルアー対応は最大64g。
同モデルをひと言で表すキーワードは「磯」です。その所以とは一体？特徴やスペックに迫りながら、その理由を探ります。
B88XH+の特徴
「磯」に生息するロックフィッシュに特化した「専用」的なロッドです。
打ちひしぐ波打ち際や沖磯など、比較的に抵抗が強いシチュエーションでも余裕のパワーを魅せてくれます。
B88XH+の魅力
重めのルアーも使用できる「パワー」と磯に特化した「専門性」が同モデルの大きな魅力です。
それでいて、陸っぱりでの釣り対応ももちろんOK。高い専門性を持ちながら、幅広い許容範囲も同モデルの魅力の一つです。沖縄に多く生息する「スジアラ」も得意ターゲットとしています。
B88XH+のスペック
- 長さ2.64m
- 継数2本
- 重さ150g
- 先径2.5mm
- ルアー対応16g～64g
ハードロッカーのラインナップをご紹介│B810MH+（ベイト）
ハードロッカーベイトタイプのラストを飾るモデルが「B810MH+」です。VSロックフィッシュの陸っぱり特化型の決定版的モデルです。
