マタマタは枯葉のような見た目の亀!特徴や飼育方法をご紹介!販売もしてる?

Array

 

 

 

 

 

 

Amazonで見る

太陽の紫外線を浴びることで体内でビタミンD3を生成し、消化を促すことで体や甲羅の成長に欠かせないカルシウムなどの栄養素の消化吸収を助けています。そのためカメの飼育に紫外線ライトはマストアイテムとなります。

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類の波長があり、その中でもUV-Bが一番重要となります。これを浴びることによりビタミンD3を体内生成しています。紫外線ライトにはUV-Bの度合いが主に2.0、5.0、10.0の3種類用意されており、マタマタ飼育には5.0表記、UVB100表記のものを購入するといいでしょう。

バスキングライト

ジェックス エキゾテラ スワンプグロー 防滴ランプ 50W 水棲動物・高湿度テラリウム用

Amazonで見る

バスキングライトとは日光を再現するためのライトで赤外線を放射し、爬虫類などの保温に用いられます。日中に30度〜35度のバスキングスポットを作り、紫外線ライトを照射することで保温と紫外線吸収を同時に行うことができます。

水温計

テトラ (Tetra) デジタル水温計 ブラック BD-1

Amazonで見る

南米の河川は水温も高いので、もちろん飼育下でも水温の維持は必須となります。水温が保たれているか確認できるように水温計があると便利です。ホームセンターで販売されているものでもよいのですが、水槽管理用にコンパクトで見やすいものもありますのでご紹介します。

水温は26℃から30℃位で保つようにとお話ししましたが、目で見ても水温が分かるように水温計を設置しましょう。万が一にヒーターが故障しても水温の変化にすぐに対応できるので、見やすい位置に設置します。デジタル表記の見やすいものがおすすめです。

マタマタだけじゃない!人気の水槽ペット、興味のある方はこちらもどうぞ。

マタマタを飼育してみよう!②餌はこれ!

congerdesign / Pixabay

マタマタの餌となる小魚は爬虫類ショップで販売されていますが、肉食の動物を飼った経験のある方は少ないかと思います。どの魚を買ったらいいか分からないという方は参考にしてみてください。ここでは餌となる魚や、給餌の際の注意点をお話しします。

マタマタには活餌をあげて

飼育下でも活餌を与え野性下と同じ環境を作ります。捕食する姿というのもマタマタをペットとして飼うことの醍醐味ではないでしょうか。爬虫類ショップに行けば小金やメダカなどの小魚も売っていますが、栄養価の観点からドジョウを与える方が多いようです。1匹からでも購入できますが、安くなるのでまとめ買いがおすすめです。

同じ餌を与え続けると栄養が偏ったり、飽きて食いつきが悪くなったりするので、小魚やエビ、爬虫類などをを数種類ストックしておきましょう。個体によって好き嫌いがあるので様子を見ながら与えます。また、食べ残しは水質悪化の原因となるので毎回取り除くようにしてください。

給餌ペースは週に2~3回

TeroVesalainen / Pixabay

購入した活餌は1週間ほど飼育してから与えてください。病気を持っていたり、栄養状態が良くないことがあるからです。あまり動かず省エネな体質をしているので、餌は週に2〜3回程度与えます。与えすぎると肥満になり死ぬこともありますので、腹八分目くらいで留めておきましょう。

マタマタに人工飼料を与えるのは難しい

ariesa66 / Pixabay

ショップではカメ専用の人工飼料も販売されていますが、マタマタに関しては餌付くことがないようです。稀に食べる個体もいるようですが、輸入によるワイルド個体には人工飼料を与える必要はないでしょう。

肉食の生き物は動くものに反応しますので、動きのない固形飼料は視界に入っても狩猟本能がはたらきません。人工飼料は栄養価も考えて作られていますが、自然に近い餌を与えることがマタマタにとっても良いでしょう。

マタマタを飼育してみよう!③注意点

飼育設備が揃ったら、飼育できる環境を作っていきましょう。水と日光浴ができるスペースがあればとりあえずは問題ありません。それぞれセットする際に注意点がありますので参考にしてください。

マタマタは水棲亀だから浅瀬を作って

日光浴をするときも完全に陸に上がるということはないので、ケージ内には岩や流木などで浅瀬を作るようにしてください。体の半分が水面に出せる程度で十分です。浅瀬にバスキングスポットを作って日光浴ができるようにします。

マタマタは寒さに弱いから水温は高めに

pen_ash / Pixabay

南米では日本の冬にあたるような季節は存在しないので、冬の温度管理は特に徹底して行いましょう。サーモスタットは1℃ずつ水温調節ができますので冬季は30℃くらいでもいいかもしれません。万が一の故障もありますので水温計をチェックする習慣をつけておきましょう。

マタマタは弱酸性の水質が好み

水替えのペースですが、1週間に1、2回、全体の3分の2程度の水替えをします。新しい水はカルキ抜きを行うことも忘れずに。カルキ抜きの薬はショップで購入することができます。マタマタは弱酸性の水を好みますのでph調整剤も一緒に購入しておくといいでしょう。

ブラックウォーターで飼育してみよう

マタマタを飼育するための水質についてお話ししましたが、マタマタに限らず酸性寄りの水質を好む生き物にはブラックウォーターという水で飼育するする方が多いようです。余裕のある方はこのブラックウォーターを使って飼育してみるのもいいかもしれません。

ブラックウォーターとは

ブラックウォーターとは、アマゾン川のような茶褐色に濁った河川にみられる水質で、枯れ葉や流木などから溶け出たタンニンという成分が主に水を濁らせているようです。フルボ酸、腐植酸が主成分となっています

ブラックウォーターの成分には抗菌・殺菌作用があり、水質を弱酸性に傾け、軟水になることからマタマタには最も適した水質となります。注意点としてフィルターに活性炭を使用している場合は、成分が吸着するので使用前にろ材の種類を確認しておきましょう。

ブラックウォーターの作り方

Jana / Pixabay

ショップなどで売られている流木を入れるだけでも作ることができますが、アク抜きをされた状態のものがほとんどなので効果は薄いかもしれません。一般的にマジックリーフといった枯れ葉のようなものを使用したり、添加剤を入れて作ることが多いです。

マジックリーフ

国産 マジックリーフ ドクターリーフ ベタ メダカ 色上げ効果 10cm~25cm (30枚)

Amazonで見る

なんだか怪しげな名前ですが爬虫類ショップなどで購入することができます。使用法も簡単で、マジックリーフ水槽内へ入れるだけ。時間が経てば水の色が変化してきます。最終的に葉脈だけ残りますので必ず取り除きましょう、水質悪化の原因となります。

添加剤

テトラ (Tetra) ブラックウォーター 500ml

 

Amazonで見る

初めての方はこちらをおすすめします。天然素材は成分が溶け出すまでに時間がかかりますが、添加剤ならすぐに熱帯の水を再現できます。使用法も記載されていますので、初心者でも簡単にブラックウォーターを作ることができます。

マタマタとの触れ合いやコミュニケーションの取り方

SarahRichterArt / Pixabay

ペットを飼うからにはコミュニケーションを取って、仲良くなりたいと考えるのは当然の感情です。イヌのように感情表現はなく、動くこともあまりないので感情を読み取ることは難しいでしょう。どのように接したらマタマタとの信頼関係を築けるのかをお話しします。

マタマタはそっと見守って癒されて

Seaq68 / Pixabay

まずマタマタはイヌ、ネコのように触れられることを好む動物ではありません。構いすぎるとストレスが原因で死ぬ可能性もあります。スキンシップはほどほどにしてそっと成長を見守るように接しましょう。

コミニケーションを取って信頼関係を築くというよりも日々のお世話、管理などをしっかりと行うことであなたのことを主人として認識するでしょう。主人だと認識させることができれば信頼関係もしっかりと築けるはずです。

甲羅のお手入れ

マタマタはじっとしている時間が長いので甲羅に藻が生えることがあります。水質の改善やフィルターなどで水流を作ってあげれば緩和されるかもしれませんが、藻が生えたときのお手入れ方法をご紹介します。

ブラシで磨くのはNG!

stevepb / Pixabay

ブラシで磨くときれいに取れそうですが、甲羅を傷つけるので絶対にやってはいけません。傷が入った箇所から細菌が入り、甲羅の成長に影響が出ることもあります。コットンなどの柔らかいもので拭き取るように掃除しましょう。

イソジンが効果的

AmandaCullingford / Pixabay

どうしても拭き取れない藻はイソジンを使うことで取れることがあります。薬局で販売されているうがい薬ですね。綿棒などを使ってイソジンを藻の生えた箇所に塗り、乾かした後に拭き取るときれいに取ることができます。

マタマタを繁殖することはできる?

skeeze / Pixabay

マタマタの飼育に慣れてきたら繁殖を考える方もいるかと思います。マタマタの親子が水槽で生活をしている姿は、想像しただけでも癒されますよね。マタマタは飼育下で繁殖は可能なのかご説明しましょう。

マタマタを繁殖させるのは難しい

skeeze / Pixabay

結論から言いますと繁殖は難しいです。国内でのマタマタの繁殖が成功した例はほとんどなく、繁殖は難しいとされています。しっかりとした専門知識があれば、挑戦してみてもよいかもしれませんが、ペットとして可愛がる程度に留めておいた方がいいかと思います。

マタマタと他の生物を混泳させるときの注意点

今飼っている生き物と一緒にしたい、マタマタ1匹だとかわいそう、など混泳を考える方もいるかと思います。基本的には可能ですが、一部の生き物に限られます。混泳飼育の際には注意点があるのでご説明します。

マタマタと魚の相性は悪いけど同じ飼育環境の亀なら混泳できる

混泳させるときにはマタマタの動きが制限され過ぎないよう、スペースを考えて行ってください。混泳可能な生き物ですが口に入る大きさの生き物や、餌となる魚やエビとの混泳はNGです。できたとしても餌としての認識が薄くなり、拒食症に繋がる可能性がありますのでやめておきましょう。

ニホンイシガメなど同じ飼育環境のカメであれば混泳も可能です。他の動物と同じく相性もありますので、初めは水槽内に仕切りを作り、お見合いをさせるなどして様子をみましょう。お互いに慣れれば混泳させても問題ありません。

のんびり屋な亀のマタマタを飼育して癒されて

管理とメンテナンスは他の動物と比べると大変かもしれませんが、正しい知識と愛情を持って飼育をすれば初心者の方でもペットとして飼うことができます。怪獣のような風貌の中にも優しい顔をしていて、捕食のときには素早い動きを見せてくれます。そんなマタマタをペットして迎えて、のんびりとした時間を一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか?

カブトニオイガメに関する記事はこちら

水槽で飼育できるペットに関する記事はこちら