おしゃれ着用洗剤を入れ、いよいよ洗濯スタート!としたいところですが、綺麗に仕上げるためには、コースも普段通りではいけません。手洗い、ドライ、ソフトなどの優しく洗うコースを選択しましょう。
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ダウンジャケットを洗濯機で洗う②脱水方法
タオルドライは素材を傷つけにくいですが、やはり時間がかかるのが難点です。コツはいりますが、ポイントをしっかり押さえれば、とても手軽に脱水を行うことができます。この場合も、全体を通して優しく扱うことが成功のコツです。
1分以内の短時間脱水で
すすぎ後は水を多く吸っているため、ダウンジャケットは非常に重くなっています。この状態で通常の脱水をすると、ジャケットだけでなく洗濯機が壊れる原因にもなります。必ず1回の脱水は30秒〜1分以内で止めるようにしましょう。
ほぐしながらの繰り返し脱水しよう
1回の脱水で充分な水気が取れなかった場合は、一度取り出して、羽毛の偏りを優しくほぐした後に再度短時間の脱水を行いましょう。しかし、やりすぎはダウンジャケットを痛める原因になってしまうので、繰り返すのは2〜3回程度にしましょう。
ダウンジャケット洗濯は干し方が重要!
ダウンジャケットの洗濯で1番難しいのは、乾燥させる行程です。キレイに洗えても、干し方を誤ると臭いが出てしまったり、形が崩れてしまうので、最後まで気を緩めず丁寧に扱っていきましょう!
羽毛をほぐして形を整える
洗濯の過程で水分を含み、固まってしまった羽毛を優しくほぐします。全体の形を整えたら、なるべく太いハンガーにかけましょう。細いハンガーだと、重さが肩の部分にかかり、型崩れの原因となったり、ジャケット内部の風通しが悪くなって乾燥に時間がかかってしまいます。
つるして風通しのよい陰干しで
風通しの良い日陰で2〜3日干しましょう。裏表返せる形であれば、途中で変えながら干すとより早く乾きます。また、風通しがあまり良くない場合や窓を開けられない等の事情があれば、扇風機の風を当てても良いです。
ファスナーは開けて乾かそう
キレイに仕上げるポイントとして、乾かす時はファスナーを開けるようにしましょう。閉じたままで干すと風通しが悪くなり、臭いが発生する原因となってしまったり、乾きが遅くなってしまいます。
ダウンジャケットは乾燥機にかけても大丈夫?
自然乾燥だと時間がかかり、もっと手っ取り早く乾かしたい!と思う方もいるのではないでしょうか。素材によっては、乾燥機を利用した方がキレイに仕上がるケースもあります。コツをつかんで、最後の仕上げをしていきましょう。
乾燥機表示があればOK
乾燥機にかけて良いかは、洗濯表示で確認しましょう。四角のマークの中に、丸のマークが描かれているものが乾燥機についての表示です。こちらのマークがあれば、乾燥機が利用できますが、バツ印が付けられていると利用不可です。
ドラム式の乾燥機ならフワフワに
コインランドリーなどに必ずあるドラム式の乾燥機にかけると、フワフワに仕上げることが出来ます。また、長時間乾燥機にかけることに不安がある方も、ある程度自然乾燥させてから仕上げにドラム式の乾燥機に入れると、短時間で済ませることが出来ます。
乾燥機に衣類を詰め込まない
乾燥機に入れる衣類は、ダウンジャケットも含めて2〜3着以内にしましょう。乾燥中にある程度の隙間があった方が、中の羽毛もよく空気を含み、見た目がふっくら仕上がるだけでなく、保温性もしっかり蘇ります。
ダウンジャケット洗濯を失敗してしまったら
初めての洗濯では、思いがけず失敗をしてしまうこともあります。大切なダウンジャケットの洗濯が上手くいかなかったら、とてもショックですが対処法を把握しておけば、万が一の場合も安心です!
失敗の原因は羽毛の偏りと乾燥不足
最も多い失敗の原因は「羽毛の偏り」と「乾燥不足」です。ボリューム感が無くなってしまったり、羽毛が偏っていると、見た目が悪かったり保温効果が下がってしまいます。また、乾燥不足から異臭が発生することもあります。
固まった羽毛は濡れた状態でほぐす
羽毛が偏ってしまった場合は、再度水に濡らしてしっかり優しくほぐしましょう。乾いたまま作業すると羽毛が痛む原因となります。失敗してしまった時こそ焦らず、手順を戻ってやり直しましょう。
成功のカギはしっかり乾燥させること
羽毛の固まり、ダウンジャケットのボリューム不足、異臭などのほとんどは乾燥不足が原因です。もう一度、洗いやすすぎの手順に戻り、しっかり乾燥させることを念頭において作業をしてみましょう。仕上げにドラム式乾燥機にかけることも成功のポイントです。
ダウンジャケットの洗い方など、さらに知りたい方はこちらもご覧ください。
ダウンジャケットの上手な保管方法
せっかくキレイに洗濯したダウンジャケットも、保管を誤るとシワがついたり、型崩れやカビが発生してしまうこともあります。翌シーズンまで、長い期間保管しなければならないので、正しい保管方法をしっかり確認していきましょう。
太めのハンガーと不織布のカバーがおすすめ
ふんわり感をいじするためには、ほかの物で押しつぶされないようにハンガーに吊るして保管するのがベストです。ハンガーは太いものを使った方が羽毛の偏りを防ぐことができます。また、クリーニングに出した場合、かかっているビニール袋は必ず外しましょう。蒸れてカビが発生する原因となってしまいます。
圧縮袋でコンパクトに収納
かさばってしまい、十分なスペースが確保できない方は圧縮袋の利用も可能です。その場合、必ず「手で空気を抜くタイプ」の圧縮袋を利用しましょう。掃除機などで圧縮するものは強すぎで中の羽毛が折れてしまったり、生地を傷める原因となってしまいます。保管する際も優しく扱うことを心がけましょう!
預かりサービスの利用も便利
高級なダウンなど一生着用したいようなものは、保管に大変気を使うと思います。自宅での保管が心配な方や、あまり手をかけたくない方には、預かりサービスの利用はいかがでしょうか。クリーニングのとセットで、預かり料は1,000円前後からで最長9か月など、安価で良い環境で保管をしてもらえます。
応用してスキーウエアも洗濯可能!
ダウンジャケットの洗濯方法は、スキーウエアにも応用することができます。意外と汚れやすいウエアですが、スキーに行く度にクリーニングに出すのは予算も厳しいですよね。せっかくマスターした洗い方を応用して、自宅でサクッと洗濯にチャレンジしてみましょう。
洗い~すすぎは基本的にダウンジャケットと同じ!
洗濯表示を確認して、自宅での洗濯が可能か確認し、手洗いまたは洗濯機で洗います。気を付けるポイントはダウンジャケットと同様です!フードは外し、ファスナーは閉じて優しく洗いましょう。また、防水効果の劣化が気になる方は、撥水加工の出来る洗剤など、専用のものも販売していますので、そちらを利用しましょう。
脱水はタオルドライで
スキーウエアは防水・撥水加工がされているため、洗濯機を利用すると故障の原因となってしまいます。バスタオルなどで挟んで押し、水気を取っていきましょう。この際も、ダウンジャケット同様に絞ったりせず、タオルに水を吸い込ませて優しく扱うようにしましょう。
撥水効果を持続させるために
しっかり乾燥させた後は、室外に持っていき撥水スプレーをかけて、再度しっかり乾かしましょう。ポイントとしては、濡れた状態では利用しないということです。また、裏技としては、ウエアにあて布をして80~120度程度の低温でアイロンをかけると撥水性が上がります。
他にも自宅で洗濯できるものに興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
ダウンジャケット洗濯で衣類も気持ちも晴れやかに
ダウンジャケットの洗濯も、注意事項に気をつければ、ひとつひとつの作業は難しくありません。アウターは意外とすぐに汚れてしまいますし、放っておくと汚れが沈着して落としにくくなってしまいます。これを機会に、洗い方をマスターして、お気に入りのダウンジャケットも清潔にたくさん着ていきましょう!
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