やはりもっとも有名なところになると岩手県であり、東北地方には他にも山形県や福島県にも言い伝えのある旅館が存在しています。
また北関東だと群馬県、中部は岐阜県、北陸は新潟県、意外性なところだと愛媛県にもあります。さらに九州では大分や鹿児島でも出会える宿として存在しています。
目撃談がダンツで多いのは岩手県
岩手県は旅館数や目撃談が他県に比べてもっとも多いのが特徴です。この後、詳しく紹介する緑風荘のある金田一温泉には他にも出会える旅館があり、また民話や伝承で有名な遠野市にも2軒あります。
さらに盛岡市の割と中心部にも有名な宿が存在しており、こちらもこの後詳しく紹介します。
Contents
座敷わらしに会える旅館でも特に有名な宿①旅館 菅原別館
岩手県内でもっとも栄えている盛岡市。ここに出会えることで大変有名な旅館があります。ここの特徴はどの部屋に関係なく出会える可能性があると言われており、さらに部屋だけではなく食堂や浴場にも現れるとされています。一体どんな旅館なのか見ていきましょう。
テレビでも度々紹介される人気の旅館
菅原別館は「出世の宿」とも呼ばれています。中でも24番の客室はもっとも出会える確率が高いと度々テレビや雑誌などで取り上げられるため、一番予約が困難な部屋になっています。
基本的に予約は1年先までいっぱいのようですので、気になる方はまずは問い合わせてみることをおすすめします。
出世や火の守り神
不思議な体験だけではなく、その姿を目にすると出世をすると言われています。出現率の高い24番の客室は「出世の間」とも呼ばれ、所狭しと宿泊者が持参したぬいぐるみやおもちゃが置かれています。
また火事から家屋を守ったことや火事の前触れを報せれくれることから火の守り神としても崇められています。
ヒーリングも受けられる
この旅館では宿の方によるヒーリングの施術を受けることもできます。気を使って心体を癒すのと同時に、自然治癒力を高める効果のある療法です。
さらに骨格の調整もしてくれます。なお、事前予約が必要になるので興味がある人は宿泊の予約の際に伝えてみてください。
旅館 菅原別館での座敷わらし体験談
ここからは実際に宿泊した人の声をご紹介します。多くの人がオーブの撮影に成功しているほか、不思議な体験をしていることがよくわかります。
動画もありますので興味のある人はぜひご覧ください。ぜひ宿泊の際はおもちゃやぬいぐるみなどのお土産をお忘れなく!
26号室に入ってすぐにクラクラするくらい強いパワーを感じましたが、(中略)風も無いのに飾りがずっと回っていましたカメラで動画を撮影してびっくり!びゅんびゅん移動するオーブが写っていました。
(引用:トリップアドバイザー)
1時過ぎに凧が動き始めた後に、イビキをかいて寝ていた旦那さまが、急に起きて足を触られた!!と(笑)しかも2度も触られた!と(笑)しかも、左側の頭の中でゴニョゴニョ話し声が聞こえていたそうです。
(引用:4 travel.jp)
布団に入ってから真っ暗な中で
スマホのカメラで撮影してみたら
フラッシュの瞬間に吹雪のように
オーブがΣ(・ω・ノ)ノ!(引用:ameblo)
座敷わらしに会える旅館でも特に有名な宿②緑風荘
出会える宿として国内で一番有名な旅館です。岩手県北部にある二戸市金田一温泉にあります。二戸市は東北新幹線の駅もあるので都心からでも気軽に行くことが可能です。とろりとした感触の温泉や良質な食事など宿としての評価も非常に高い旅館です。
火事で全焼したが2016年に再建
残念なことに2010年に火事で建物のほとんどが全焼してしまいましたが祀ってある神社は奇跡的に残りました。その後、募金や寄付などもあり2016年に再建、営業を再開させました。
怪奇現象や目撃談も途切れることなく続き、現在も人気の宿として存在しています。
亀麿神社も残った奇跡
緑風荘の敷地内には祀ってある亀麿神社がありますが、火事の被害を受けることなく残されたことや、出火当時、見知らぬ子どもがその神社に逃げ込むのを見たという不思議な目撃談も残されています。
槐の間でよく目撃される
緑風荘の中に槐(えんじゅ)の間と呼ばれる部屋があり、ここでの目撃談が多いことから、もっとも高い確率で出会える部屋と言われています。
現在は客室としてではなく宿泊者全員に開放されているので見学することが可能です。置いてある宿泊者ノートには体験談などが書かれており生々しい声を聞くことができます。
緑風荘での座敷わらし体験談
多くの体験談がある中でも、営業再開をした現在の建物内での出来事をいくつかご紹介します。
やはり新しく建てても不思議な現象が続いることがよくわかります。こちらも予約が取れづらいので早めに計画を立てることをおすすめします。
槐の間の床の間に風船がたくさん置いてあり、娘が話しかけるとその中の赤い風船が反応して、上下左右に動いたんです。(中略)とても不思議な体験でした。
(引用:楽天トラベル)
たくさんオーブが写りました!亀麿ちゃんたちが、夜中頭の上で走り回って居ました!
(引用:楽天トラベル)
子供くらいの背丈の黒い影が、スーと移動して消えました。他にも、デジカメやタブレットに次々不具合。部屋で撮影したらたくさんオーブが写っていました。
(引用:トリップアドバイザー)
後ろの髪をツンツン引っ張っているのを感じ、不思議に…
夜は、写真も撮れ、気配を感じ、名前を呼んでみるとパチンと音がなっているし、夜中まで子供の笑い声等が聞こえていて、隣の部屋に子供がいて遊んでいるのかなっと思っていましたが、朝にスタッフの方に聞いたら、その日お子様の宿泊はなかったと知り、(以下略)(引用:じゃらん)
座敷わらしに会える旅館の予約はかなり先まで埋まってる?泊まるには?
ぜひともご利益をあやかりたい!不思議な体験をしてみたい!など宿泊をしてみたい時、すぐに予約が取れるものなのでしょうか。ここでは宿泊したい人のためにどの程度予約が埋まっているのかなどを解説します。
大人気で3年先まで予約が埋まってる所も
先ほど紹介した「緑風荘」や「菅原別館」は人気があるだけあって、すぐに予約が取れるわけではありません。どちらも1年〜3年先まで予約が入っています。
がしかし、平日は若干ながらも空室の日も中にはあるので、休みが取れる方は平日の方が狙い目とも言えます。
場所によっては比較的予約が取りやすい所も
やはり岩手県をはじめとする東北地方の旅館はこのような伝承との結びつきのイメージも強く、予約困難な宿もありますが、中には早めにスケジュールを立てれば予約が取れる場所も少なくありません。さらに他の地方の宿なども部屋を押さえやすい傾向があります。
急に空きが出ることも!こまめにチェックを
予約者の中には「電話で問い合わせたところタイミングよく直近で空きが出たとのことで無理矢理に有休を取って宿泊した」などの話もあり、急に空きが出ることも珍しくありません。
ただし、希望する日程にならないことの方が多いので、有休を取るなど柔軟に日程調整できる準備も必要といえます。
座敷わらしの他にも幸運をもたらす妖怪がいた!
妖怪といえばマイナスなイメージが強く、人に悪さをするように思われがちですが、実は他にも幸せを運んでくるいい妖怪がいます。そんな福をもたらす、会ってみたくなるような妖怪を紹介します。
世話好きなウマヅラ
ウマの顔を持ち、それ以外は人の形をしている妖怪です。昼寝をしていると開いているとから忍び込んできて、布団を直してくれたり、蚊取り線香を焚いてくれたり、陽の光が直接当たらないように庭に植物を植えて緑のカーテンを作ってくれます。
起きると姿を見せなくなるそうですが、作り置きしてくれた夕飯を食べると出世するそうです。
望むものはなんでも与えてくれる龍宮童子
座敷わらしと同じく子どもの妖怪です。土地やお金など望むものは何でも与えてくれる、なんとも太っ腹な妖怪なのですが、主人が望むものを得た分だけ、龍宮童子の姿はみすぼらしい姿に変化していってしまいます。
この時、その姿を不快に思い追い出してしまうと、みるみるうちに家は貧しくなっていってしまいます。
ご縁を運ぶ小豆洗い
背が低く、目の大きいのが特徴でもある小豆洗いは、にこにこと笑いながら小豆を洗っているだけの妖怪です。がしかし、小豆を持って川へ洗いにいった娘がその姿を目にすると、その娘は急に良縁に恵まれるといわれています。
2度と来れないの場所になる迷い家
この世ではない場所に建っている家のことを迷い家(まよいが)と言います。何らかの偶然が重なり迷い込んだとしても、その人は2度とその家には行き着くことはできません。
よって、もし迷い家に入るようなことがあれば、必ず食器などの調理器具を持ち帰るようにといわれており、そうすることでその家は繁栄すると伝えられています。
座敷わらしの旅館は幸運をもたらす不思議な宿
妖怪なのか聖霊なのか、それとも福の神なのか、それがなんであるかを定義するのはなかなか難しいですが、出世や玉の輿など幸運をもたらしてくれる座敷わらし。
その恩恵を授かるために泊まってみたい気持ちになったのではないでしょうか。しかし下心を持ってしても会えません。癒しを求める気分で気軽に出かけてみてみましょう。