ニシアフリカトカゲモドキの値段やモルフ|寿命や繁殖、飼育方法も

繁殖させてより多くの個体を飼育したいと考える場合もあります。そのためにここでは繁殖方法や注意点などを各観点にそって説明していきます。正しい知識をもってして繁殖させてあげるようにしましょう。

繁殖に使える個体

生後からすぐの個体は当然ながら繁殖はできません。がある程度成長した個体であれば問題なく繁殖に使えます。繁殖には当然ながら身体に負担がかかるため、生後から一年経過し成長した個体が望ましいです。

交尾行動

それぞれお互いのフィーリングが良ければ、すぐに交尾をしてくれます。求愛行動は個体によってさまざまですが、交尾の最中は、雄個体は尻尾を細かく震えさせて雌個体の頭部より下の場所を噛みます。

産卵と孵化

正常に交尾が行われたのなら、早ければ14日程度、遅くとも30日程度で産卵します。産卵された後は暖かい温度をヒーターや熱材を使って保つようにします。そして約50日から80日程度経過し、いよいよふ化することができます。

産卵後・孵化後のケア

産卵後の雌は人間同様、個体差はありますがひ弱しておりまた痩せています。そのため栄養のある餌をいつも以上に多く与えるようにしましょう。孵化した後は、卵の膜のようなものを付けたままの幼体が生まれてくることがありますが、これは大事な栄養分なのでそのままにしましょう。

また初めの脱皮が終わるまでは餌を与えないようにしましょう。脱皮の際に引っかかるような物が、ゲージ自体やその中にあるアイテムにあることを確認しましょう。ないのに脱皮をしてしまうと骨格などが歪んでしまう恐れがあります。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフや品種

爬虫類ペットには「モルフ」というような言葉が付きまといますが、これはどういった意味なのでしょうか?このコラムでは、ニシアフリカトカゲモドキのモルフや品種について、その概要を解説していきます。

モルフとは

人間の飼育下において繁殖させた場合、計画的に選別させて掛け合わせを行い、いい個々の特徴的部分を意図的に持たさせます。(例えば毛が黒色、足が長いなど)そのような特徴の表現の事をモルフと言います。

性別で値段が変わる

雄が生まれる条件として、卵が過ごす環境の温度が31℃~32℃の間のみなので、オスよりも雌のほうが圧倒的に多くなり、それゆえ雄個体のほうが珍しいため、必然的に雄のほうが高価で取引されています。

アルビノとの組み合わせ

アルビノという系統にほかのパターンにモルフを配合させてしまうと、健康的に弱くなってしまったり、死んでしまう可能性を高めてしまいます。そのためアルビノとのモルフコンボは大変珍しく、なかなかお目にかかれません。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフ①ノーマル

ノーマルというのはいわゆる、私たち人間の飼育下ではない、自然の中に生息している純粋なワイルド個体に表れる柄のパターンのことを指します。そのノーマルタイプの中には大きく二つの種類に分けることができるのです。

バンデッド

ほとんどワイルド個体がバンデッドです。ワイルド個体、ブリード個体に問わず一番メジャーで多い柄と言えばこのバンデッドです。温度が高くなるにつれ、比例するように自身のカラダの模様も濃い色になります。価格帯はおおよその相場ですが、5000円ほどでしょう。

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