「姫島村」が抱える闇に迫る|過去にはリンチ殺人事件も

リンチ事件を題材にした小説もあります。内田康夫著のものの内容は完全に創作の殺人事件ですが、事件の舞台は姫島で、作品の中には島の住人たちの閉鎖的な様子がよく描写されています。

島という孤立した環境での殺人事件はミステリの王道です。ミステリ界でも有名な作家の作品で王道ながらにこちらを飽きさせない引き込まれるような物語となっていますので、ぜひ読んでみてください。

成人式には着物を着ない姫島村民

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島には変わった風習が多く、その代表的な例がこちらの式典に纏わるものです。

全国どこの成人式を見ても振り袖姿の女性がひとりもいないなどというところはないでしょう。しかしこの島ではそれが当たり前の光景なのです。

経済格差がある島民を配慮

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こういった風習が誕生した理由は、ちょっと行き過ぎた横並び思想が島に根深くあったからです。貧困のために華やかな姿の女性陣の中にひとりだけ着物を着ることができなかった人がいたとすれば、たしかに居心地が悪いでしょう。

そういった存在に配慮したということですから、よい言い方をすれば、優しさから生まれた風習です。

抗議したある女性は成人式当日参加すらさせてもらえなかった

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しかしだからといって一生に一度の式典に振り袖を着たい人の自由が尊重されないこともまた、あってはならないことでしょう。この風習に抗議し振り袖を着用して式に参加しようとした女性も過去にいましたが、式への参加自体を拒否される事態になってしましました。

やはり閉鎖的な環境での同調圧力の強さには生半可なことでは太刀打ちできないようです。

恐怖の姫島村へはフェリーを使って簡単に行ける

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今まで様々な面をご紹介してきましたが、ここからはこの島への行き方についてご紹介します。

誰でも簡単に観光に行けますので、ぜひ一度観光してみてください。

フェリーは一日12便

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この村は大分県の島にあるので、行くためにはフェリーに乗る必要があります。

フェリーは伊美漁港から出ており、伊美発のフェリーは午前中は6時20分から12時10分まで、午後は13時35分から19時45分までそれぞれ1時間10分おきに出ています。

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