上位の霊は見破れない
もう一つの注意点として、この方法では上級霊が見られないということが挙げられます。お狐様などの上位霊は巧妙に正体を隠しており、このような誰にでもできる方法では姿を見ることができません。それどころか先ほど述べたようにこちらが覗いている事はわかってしまうため、憑りつかれる可能性だけが上がってしまい大変危険です。
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狐の窓の体験談は?本当に見えるの?
狐の窓の話題に関して一番気になるポイントは「本当に見えるのか?」ということですが、ここでは実際に狐の窓をやってみた人達の体験談などを挙げていきます。実際に心霊スポットへ出向いて実験した動画も紹介していきますので、閲覧するときは注意してください。
具体的な体験談は殆どない
狐の窓を試した人は沢山いますが、実は具体的に何かが見えたという報告は殆どありません。「見た」という報告も「人影が見えた気がする」など具体性に欠けるものばかりで信憑性が薄いというのが現状です。しかしながら、この体験談がない事については様々な考察がされています。
単にこのおまじないに効力がないという説もありますが、正体を見てしまった人は妖怪たちによって口封じをされて誰にも話すことが出来ない、効力はあるがたまたま周りに化けていた霊や妖怪がいなかった為に見えなかったという説もあります。また、狐の窓では上位の霊が見えないので本当は傍に強力な力を持つ何かがいたという可能性もあります。
指の組み方が困難で出来ないという説も
また、狐の窓は指の組み方が少し特殊です。指が短かったり関節が固い場合は難しく、そもそも狐の窓を指で組むことが出来なかったという人もいます。無理にやろうとすると指を痛めてしまいますので気を付けてください。
心霊スポットで行うことで怪奇現象が発生?
ここでは実際に心霊スポットへ行き、狐の窓を試してみたという動画を紹介します。2ヶ所の心霊スポットへ行き、内1ヶ所で怪奇現象が起きています。狐の窓を試した直後、男性の叫び声のようなものが入っていました。
狐の窓は人に化けた妖怪を見破る術です。この動画は誰もいないところで試している為に何も見えないのだと考えられますので、入っている声は無関係である可能性が高いです。ただ、可能性として近くにいた霊の注意を引いてしまった、あるいは警告として怪奇現象が引き起こされたとも考えられます。
狐の窓のやり方
ここで具体的なやり方について説明していきます。指の組み方が少し複雑ですが、そこさえクリアしてしまえばあとは簡単なおまじないです。普段はあまりやらないような指の組み方をしますので、指を傷めないよう無理のない範囲で行ってください。
手遊びの狐の形から指を組んでいく
1.まず、両手の人差し指と小指を立て、狐の形を作ります。2.それから手のひら側同士がくっつくよう右手の甲を内側にして、両手の狐の耳同士をくっつけます。3.最後に中指と薬指を伸ばし、その二本の指を親指で引っ掛けて完成です。この時にできた指の間の隙間が窓になります。
呪文を3回唱える
手を組んだら更に「けしやうのものか、ましやうのものか正体を現わせ」という呪文を3回唱えます。「けしやうのもの」は「化けているもの(妖怪)」、「ましやうのもの」は「魔障のもの」という意味です。