リンフォンは実在する?閉じ込められたパズルの恐ろしいパワーと意味を検証

5つしか存在しない正多面体

正多面体には5つしか存在しません。そのどれもが非常に美しい対称性を持ち神秘的に安定しています。正多面体は絶対的に完璧な形として神の存在を示唆する古典的な宗教の信仰の対象になりました。自然が生み出すにはその形はあまりに美しすぎ、万物の根幹をなす記号がここに隠されているのだと語られました。

5つの正多面体

  1. 正四面体
  2. 正六面体
  3. 正八面体
  4. 正十二面体
  5. 正二十面体

正20面体のリンフォンは「水」を示す

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それぞれの正面体が完璧な形を保持することで宗教的な意味を持つようになります。それぞれの形に充てられた意味を説明しましょう。これは歴史的な史実や数学的な正論ではありませんが宗教的に強い影響力を持った意味です。 正 2 0面体は水の意味を持っています。

正多面体と同じように重要な意味を持つ元素

古代のギリシャでは森羅万象の万物の根本になるものとして元素という考え方がありました。元素は火、空気、水、土の4種類です。これらはが全てのはじまりで神に与えられたものです。この4種類の元素と正多面体の絶対性を組み合わて次のようにシンボリック化していきました。

  • 正4面体    :火
  • 立方体      :土
  • 正 8 面体  :空気
  • 正 12 面体:宇宙
  • 正 2 0面体:水

リンフォンの最終形態は「魚」

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リンフォンのパズルは熊から鷹に変化し最終的には魚に変化していきます。魚で一応の完成を迎えるとされています。ここに登場する生き物にはそれぞれ意味があります。それぞれがある1点への帰結へ結びつく「象徴」として登場しているのです。

リンフォンが示す魚

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リンフォンのパズルを組み立てていくと熊、鷹と変化し最後に魚になります。リンフォンを構成する正20面体は古代ギリシャ元素では水を表すシンボルです。正20面体は最も簡素な正4面体から始まり最も複雑に進化した最後の形ともとれます。水と魚という象徴的な符号の意味が「最後」という点でおぼろげに一致します。

リンフォンの魚と正20面体の水

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リンフォンの魚と正20面体の水が意味するものは何なのか。地獄を極小化したというリンフォンは地獄への入り口と考えれば三途の川のようなもの。ヨーロッパにも「レテの川」の水を魂が飲むと生前の記憶を失うという言い伝えがあり、普遍的に川が境界をあらわす象徴に使われています。

レテの川とは

ギリシャ語でれーてーとは忘却や隠匿を意味します。古代ギリシャでは体は死んでも魂は転生しこの世に戻ってきます。ところがレテ川の水を飲まされるので記憶の一切が消えてなくなるというのです。レテ川には下記のような詩が残されています。

愛、悲しみ、人の営みのすべてに、時はその翼でレテの水を振りかける 出典:ウィキペディア

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