春の音「ホーホケキョ!」その正体はウグイスの鳴き声!下手な時期も?

「ホーホケキョ」以外にもウグイスは「チャッチャッチャ」というような鳴き方をします。これは時期や雌雄に関係なくコミュニケーションとして使用しているとされています。また警戒している事を伝える際にも用いるという点では谷渡りとも同じような使い方をしています。

ホーホケキョは日本三鳴鳥のひとつ

ウグイスは日本三鳴鳥の1つとして認定されています。日本三鳴鳥とは日本に生息する鳥の中でも鳴き声が美しく特徴的な鳥に与えられており、3つともがスズメ目に分類されている小さく可愛らしい鳥とされ親しまれています。

その他の日本三鳴鳥は?

他2羽についてもご紹介させていただきます。「ピリーリー」と鳴くオオルリ、そして「ヒンカララ」と鳴くコマドリが他の三鳴鳥として認定されていますが、ウグイス以外の2羽は山でしか聞くことが出来ないため、最も親しみがあるのは「ホーホケキョ」です。

間違えないで!ウグイスとメジロ

ウグイスはとてもよく間違われやすい鳥がいます。メジロと呼ばれる鳥です。ここではウグイスとメジロがどのように間違われやすいのか、またその見分け方なども踏まえてご紹介させていただきたいと思います。

ウグイスと勘違いされやすいメジロ

ウグイスとメジロがそこまで混同されやすいのには訳があります。花札の絵柄の中に「梅に鶯」という柄があります。それ故にウグイスと梅にはゆかりがあり、梅にとまっているのはウグイスだと思われがちです。しかし実際はウグイスは花の蜜を食しません。

逆にメジロは花の蜜を好んで食すため、実は「梅に鶯」ではなく「梅にメジロ」が正解なのです。街中で梅や椿にいる小さな緑色の鳥を見かけた場合は、ウグイスではなくメジロの可能性の方が高いという事です。

大きさも色もそっくり

ウグイスの色は「ウグイス色」としても登録されているような深い緑と茶色が混ざったような色をしています。一方でメジロという鳥も同じ色をしており、体の大きさも同じような大きさをしているため、鳥類にあまり詳しくない方はパッと見ただけで見分けが付きにくいです。

見た目での判断は両方の鳥をよく見ていないととても困難ですが、綺麗な深緑色のメジロに対して、ウグイスは茶色みががった暗めの緑色をしているため、その色の違いが見分けるポイントとしておすすめです。

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