数少ない目撃談の中で、一番多いのが岡山県です。その気候がトラツリアブにはぴったりなのかもしれません。それでも岡山県では、数少ない昆虫とされ今でも大切にされています。
貴重な存在になっていることが伺えるのではないでしょうか。岡山県ではレンゲやコスモス、ポピーなどが見られるシーズンです。ただもちろんその花に見られるとは限りません。おそらく気候が岡山県にマッチしているから、または馴染みやすい優しい地域なのでしょう。暖かい気候の地で優しい目で見られているかもしれません。
岡山県以外の目撃情報も
生息地は主に、大阪府や山口県、兵庫県など他にもバラつきがあり、または九州などにも生息しているとされています。あまり目撃談のない数少ない種類ですが、実はここという決まりはなく暖かい地域に生息されていると言えるでしょう。
かなり生息地域にバラつきがあるので、ここでしか見れないということはありません。生息数がかなり少ないため、見て撮影しようと考え殺到することを考慮し、どこで見たかを伏せている人は多いとされています。
目撃情報があっても口を閉ざす方が良いことが伺えるでしょう。それだけ大事にされている存在であることが言えますが、ここなら確実にいるとされていないこともトラツリアブの今です。
トラツリアブは絶滅寸前?
希少という旨を示唆しましたが、絶滅寸前なのでしょうか。目撃情報だけでなく、実際確認されただけでもかなり数少ない個数だということが分かります。
1991年に確認が途絶える
トラツリアブは1991年に一度確認が途絶え姿を消してしまいましたが、1915年に数少ない存在として紹介されましたがその後はどうでしょうか。
確認が途絶えてからしばらくの間は完全に姿を消したように思われ、愛くるしい姿は見られなくなったとされているので、見かけても黙っていたのかもしれません。または存在はないとされていたのか不思議な期間が空いていると言えるでしょう。
2005年のネット写真問題
可愛い姿が再び捉えられたのは、2005年にネット上に掲載されたことが発端です。希少とされたトラツリアブがネット上に載ったことで話題になり、見つけた場所が荒らされるなどに繋がるほど大問題になったと言えます。
ただでさえ希少なので数が激減し、まさに絶滅危惧種。現在に至って1シーズンに100個くらいしか見かける程度になったからです。見かけても、公開は避けた方が良いでしょう。連れて帰るなどや場所を教えることは絶対に控えなければいけません。ネットなごはすぐに広がるので、慎重にしないと誰もが困ってしまうでしょう。