以前に比べれば同性愛者に対する偏見は減ってきているものの、やはり奇異な視線を向けられる場面は少なくありません。社会的立場を守る為、人間関係を円滑にするためノンケである事を演じなければならい人は依然として多いのです。
親は子の同性愛を容認しがたい
カミングアウトを親が受け入れてくれるかというと、親子関係が円滑であっても容易ではありません。出来れば周りの子と同じように、異性と結婚して家庭をもって孫の顔でも見せてくれれば。そうでなくても「普通」であって欲しいと思ってしまうのは、仕方のない事かもしれません。
社会的信用を損なう可能性がある
同性愛者だから会社に損害を与えるかというと、決してそんなことはありません。しかし未だ一般社会における理解は低く、最悪カミングアウトしたことで社会的地位を損なうリスクもあります。個人の資質や能力よりも、対面の良し悪しの方が優先されてしまうのです。
ノンケを演じて偽装婚する場合も
世間体や先述のように親の為に、自身の性愛を偽って異性と偽装婚をする人もいます。同性愛者である事を隠しノンケを偽って結婚している人もいますが、互いが了解した上での婚姻もあるので一概に悪とは言えません。
ノンケではないことを告白して同性愛者に勇気を与えた芸能人
自分の性愛に悩みを抱える芸能人がメディアを通じてカミングアウトし、同じ悩みを抱える人々にエールや勇気を与えています。芸能人という、それこそ世間体が大切な職業である彼らのカミングアウトの影響力は大きいのです。
同性愛者に勇気を与えた芸能人①ゲイ
10代の若者に絶大な人気を得ているカリスマショップ店員ぺえさん、彼はTV番組の企画を通じて両親に直接同性愛を告白しました。同じ悩みを持つ人々に対して、告白する事で心の負担を軽くして欲しいとエールを送り、視聴者からも「自分と重なる事があって泣いた」と大きな反響を得たのです。
同性愛者に勇気を与えた芸能人②レズ
有名ダンスパフォーマーAyaBambiは、日本では異例の同性をパートナーとする結婚式を行った事でも話題となりました。有名アーティストとも共演するハイレベルなパフォーマーの二人の行動は、同性婚に踏み切れない悩みを抱える人々に多大な影響を与えました。
同性愛者に勇気を与えた芸能人③バイ
現在コメンテーターとしても活躍の場を広げるタレントの壇蜜さんは、2012年雑誌のインタビューでバイセクシャルである事を公言しています。交際する男女に関しては、好みはその時々で流動的なようで彼女らしいポジティブなスタイルで好感を得ています。
ノンケだけじゃない!隠語から生まれた言葉
いつの時代も流行りのワードというものはありますが、その大本が隠語だったという所まで知る人は少ないと思います。何気なく使っている言葉が実は隠語だった、そんな意外なものをいくつかご紹介します。
ゲイの隠語から生まれた言葉①
「イケメン」は元々ゲイ向け雑誌で、ゲイが好感を持つイケてるメンズとして1990年中頃から使われていました。その後女性ファッション誌のコーナーでイケメンと題して使われるようになり一般に定着していきました。魅力的な男性を指す意味合いは変わっていませんが、かなり意外です。
ゲイの隠語から生まれた言葉②
「オネエ」はその個性を売りにしたタレントが数多く活躍していますが、この名称は立ち振る舞いが女性的なゲイを指す言葉として使われていました。メディアで広がって以来オネエと呼ばれる人たちが増え、最近一般化した言葉になります。