椎名もたニコ動を中心に活動
2009年にはボーカロイドにデビューします。使用するボーカロイドは初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、GUMI。2010年には「そらのサカナ」で10万回の再生を記録し殿堂入り。その後も多数のヒット作品を作り上げます。
椎名もた16歳でCDデビュー
2012年3月には音楽レーベルのGINGAに所属しより初の商業アルバムをリリースし注目を集めます。16歳の若さでデビューした彼は「ボーカロイド世代」と揶揄されながらも、新しい表現方法を身に着けたアーティストとして期待されていました。
Contents
椎名もた「漫画みたいな人生でした」
椎名もたが最後に残したアルバムのタイトルは皮肉にも「生きる」でした。全13曲から構成されるアルバムでそれぞれの楽曲にサブコンセプトが盛り込まれ彼の20年人生観を凝縮した集大成のアルバムでした。このアルバムには過去と共に未来が強く描かれています。
椎名もた最後のCD「生きる」
13曲の楽曲の最初の楽曲に込められたコンセプトは誕生です。そして旅立ちや孤独や変化といった椎名もたの内面に潜む葛藤を通し、ラスト13曲目に収録された楽曲が「さよーならみなさん」です。この楽曲には人生というテーマが込められていました。
キャッチコピーは「漫画みたいな人生でした」
キャッチコピーは「漫画みたいな人生でした」これはアルバムに実際につけられた言葉です。この言葉に関して椎名もたは、自身の言葉で「後ろまっくら、お先まっしろだった」と解説しています。これが彼の20歳の人生観を凝縮した思いだったのでしょう。
CD発売に関して椎名もたのインタビューが意味深だった
CDの発売に先立って椎名もたのインテビューが公開されました。その中で彼は自身の20年間の人生を振り返り、輝きの中に見え隠れする自分の影を告白しています。その言葉の一つ一つに彼の20歳でエンディングを迎えた人生で見た「何か」が詰まっているようです。
椎名もた「ひきこもり」の10代
椎名もたがニコニコ動画を初め再生回数を10万回を超し殿堂入りした中学生時代。華やかな経歴の裏で心の中には「闇」を抱えていたことを、彼は自身の言葉で語っています。いじめ、ひきこもり、高校中退と定時制への編入。彼が語った言葉には等身大の10代の内気で悩める少年の姿が見え隠れします。
陰キャ「椎名もた」の中学時代
椎名もたが中学に入学して選んだ部活は吹奏楽部でした。「音楽が好き」彼は自分でそう語っています。しかし、吹奏楽部では上級生の女子生徒に、カバンの中身を全てひっくり返される、というイジメを経験し退部します。