クイズ形式で考えて、あなたはいくつ正解できたでしょうか?中には「地方名しか知らなかった」という魚もいるかもしれませんね。
チヌ
これは比較的有名ですね。主に関西エリアを中心とした黒鯛の別称です。
大阪湾は古い名前で”茅渟(ちぬ)の海”と呼ばれていたため、その海域に多く生息する黒鯛に名が当てられた、という説が有力です。ちなみに白鯛は「ヘダイ」と呼ばれています。
ひょこたん
なんだかひょうきんな名前ですが、その正体はベラの仲間であるササノハベラを指します。
広島県での呼び名であり、磯釣りなど浅瀬の岩場で簡単に釣ることのできる魚です。ちなみに雌がいないと雄が性転換するという珍しい特性を持ち合わせています。
ラクダ
実はフカよりずっと獰猛で、クジラなどの大型哺乳類や、人間の乗る船舶にも襲い掛かることがあります。なおカジキとは舵木、その鋭い上あごが船の舵を突き刺すという意味です。
お医者はん
もはや人に対する呼び方では?!と驚きますが、徳島県でいうギバチのことです。これはナマズの仲間であり河川に生息しています。
以前は農業用の水路管理でも利用されていましたが、近年その個体数を減らし、現在は絶滅危惧種として環境省のレッドリストに名を連ねている希少生物です。
サメにまつわるトリビア
私たちはサメについて意外なほどに無知なものです。ここからはサメにまつわるちょっとした雑学を勉強していきましょう。
日常生活の役に立つことはあまりないでしょうが、会話のネタとして有益ですし、何よりフカへの愛着がなんだか深くなってきます。
おっぱいで子供を育てるサメがいる
前記に紹介したホホジロザメは、サメの中では唯一母乳で子供を育てます。
おっぱいと言っても哺乳類のような位置についているわけでなく、なんと子宮の中にあるとのこと。この特徴はマンタなどのアカエイ類にも見られます。
サメの歯は人気アイテム
サメの歯は人間と違い、一度だけでなく定期的に生え変わっていきます。その抜けた古い歯がビーチに流れ着き、サンゴや貝殻と同じようにおみやげとして販売されるのです。
ペンダント、キーホルダー、または魔除けのお土産などその用途は実に多様です。
光るサメがいる
深海域に生息するダルマザメというサメがいるのですが、驚くことにおなかの部分に発光器官を持ち合わせています。
これは深海魚に多く見られる、身体を淡い緑色に光らせる事によって、周囲の光度と自らを同化させ、目立ちにくくするというカウンターイルミネーションと呼ばれる機能になります。
シュモクザメの頭は機能的、かつ非機能的
ハンマーヘッドとも呼ばれるこの個性的な外見のサメは、目が離れているがゆえに人間と同じく対象を立体的に捉えることができます。
そのため、獲物の位置を正確に判別できるのですが、何せこういった平たい形の頭なので、正面側は死角にならざるをえないという欠点があります。利点と欠点は表裏一体ということでしょうね。
トンデモ設定?!度肝を抜かれるサメ映画
サメといえば米国では特にパニック&モンスター映画として人気かつ代表的なジャンルになります。
サメ映画だけを収集しているマニアもいるほどですが、次からはその中でも特に設定がとんでもない映画をピックアップしていきましょう。奇抜であればあるほど面白い?!と喜ぶ人もいるのではないでしょうか。