短い怖い話13選!子供にもおすすめのゾクッとする怖い話

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けれどD子さんは彼女に悪い気がして、適当に返事をしてやり過ごしました。気まずいので後ろの方をなるべく見ないようにしつつ、バスは目的地に到着しました。降りるとき、D子さんはちらりと後部座席を盗み見ました。

すると、そこにいたはずの彼女がいなくなっているのです。バスは途中で止まったりしていなかったので、考えられる事はひとつだけ。最初から女の子などおらず、ずっとD子さんだけだったという事です。

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わざわざD子さんが一人でいる所を狙って現れた事から、彼女に気付いて欲しかったのでしょう。同じくらいの歳の彼女に何か訴えたいことがあったのかもしれません。だからこそ、D子さんも後ろを振り返ってみたりしたのではないでしょうか。

短い怖い話おすすめ13選⑥

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こちらは謎解き要素のある怪談です。最後に解説を付けていますが、まずは短い文章からこの話が隠し持っている事実を予想してみてください。文章をじっくり読んで、セリフなどにも注目してみてください。

雪山

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吹雪の中、食料は尽き、助けが来るかどうかもわからない…。そんな極限状態の中で人間はどのような判断を下すのか。こんな時、あなたならどうするでしょうか。文章を読んで一緒に考えてみてください。

最後の1人はどこに…

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大学の登山サークルに所属している5人の学生が、冬の雪山で吹雪に遭い、行方不明となってしまいました。結局レスキュー隊によって2週間後に救出されましたが、見つかったのは4人だけでした。警察が行方のわからない1人について彼らに事情聴取をすると、ただ1人を除いては「途中ではぐれたのでわからない」としか言いませんでした。

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最後の1人は長い間遭難していたショックからか精神に異常をきたしてしまったようで、会話が出来ずただ「ベタベタベタベタベタ…」と意味のわからない言葉を繰り返しているだけでした。レスキュー隊は何の手がかりもないまま、未だいなくなった1名の捜索を続けています。

解説

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冬の雪山で食糧もないのに、2週間も経ってから4人が生還できたのは奇跡だと思いますが、実はそうではありません。ヒントは最後の1人が話していたベタベタ…という言葉にあります。「ベタベタベタベタ」というのは「タベタ」。つまり残りの1人を4人で食べて生き長らえていたということです。

短い怖い話おすすめ13選⑦

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続けてこちらも謎解きになります。消えてしまった子供たちを探しに山へ入った男性。そこで出会ったものとは、そして男性がとった驚きの行動とは。最後に解説がついていますが、比較的わかりやすい話です。

山小屋

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大人でも迷ってしまうような奥深い山の中、見つからない子供たち。そんな中ぽつんと建っている山小屋。そこで暮らしていたのは…。時期や状況に着目して、この文章が隠し持った謎を解いてみてください。

遭難した男が出会ったのは…

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ここ数年の間に子供が山中で何人もいなくなっており、ある男性が捜索に向かいました。しかし、捜索を続けるうちにその男性も遭難してしまいました。途方に暮れながら歩いていると、運良く一件の山小屋を見付けました。男性はその山小屋を訪ね、泊めてくれるよう頼みました。小屋には老婆が1人で住んでいるようで、快く中へ入れてくれました。

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老婆が言うには「もう年なので、何年も外に出ず暮らしている」とのことでした。そう言いながら、老婆は手作りの肉入りスープを振る舞ってくれましたが、男性はそれには手を付けずに隠していたナイフで老婆を刺し殺しました。そして後に、男性が取った行動は正しかったのだと判明しました。

解説

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いなくなった子供達は、スープの材料にされていました。老婆が子供達を捕まえて殺し、食糧にしていたのです。老婆が外に出なくなったのも、子供が行方不明になり始めたのも数年前であり時期も一致します。また、遭難するような奥深い山の中で食糧を得るのは困難のはずなのに、なぜ何年も暮らしていけたのか…と考えると答えは明らかです。

短い怖い話おすすめ13選⑧

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謎解きはこちらで最後です。ほとんどのトイレにはドアの下に小さな空間があると思いますが、普段あまり意識するものではありません。ですが、この話を知った後はつい足元を気にしてしまうかもしれません。

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