オウムの寿命は100歳以上?ギネスや長寿の理由、寿命の延ばし方も!

頭と体の境目にくびれがあるオーソドックスな姿に反し、シロピタイムジオウムは少しフクロウに近いくびれのない姿で佇んでいるのが特徴的です。またモコモコとした柔らかそうな白い羽は見ているだけで一度は触ってみたくなるような魅力を持ちます。

シロビタイムジオウムの平均寿命

真っ白い羽根に覆われた身体に赤みがかった頬のシロビタイムジオウムの平均寿命は30年前後野生でも生きると推定されています。飼育環境下では30~50年程生きるとされていますが、輸入数が少ないため入手が難しく、販売価格もとても高額です。

生態

体長は30cm、体重が300~350gのシロビタイムジオウムはインドネシアに棲息しています。とても大きな群れで生活を行い、個体同士の中に順位をつけるといった特徴を持ちます。比較的穏やかな性格ですが、神経質な点もあり順位が下のオウムを仲間外れにしてしまう事もあります。

種類別オウムの平均寿命⑬ソロモンオウム

混ざり毛のない純白の羽根に特徴的な冠羽を持ちます。まるで正面から見ると立ち上がった冠羽は玉ねぎのような頭の形を形成し、横から見るとちぎった綿菓子のような冠羽はソロモンオウム独特な特徴といっても過言ではないでしょう。

ソロモンオウムの平均寿命

30~40年野生でも生きる事が可能とされているソロモンオウムですが、飼育環境によってはそれ以上長生きする個体もいると言われています。しかし、まだ解明されていない事が多い種のため、平均寿命も謎に包まれています。

生態

体長30cm、体重が290~400g程の少し大柄なオウムです。体のほとんどが白い羽根で覆われており、目の周りだけ青っぽくなっています。野生ではソロモン諸島に棲息している固有種となっていますが、日本で飼育されている個体も多く存在しています。

種類別オウムの平均寿命⑭モモイロインコ

女性に人気のあるモモイロインコはインスタグラムでも写真の投稿数が多く、様々なポージングでその可愛らしい写真が納められています。オウムの中でも珍しいピンク色のボディに、白い翼とファンタジーな色合いが人気の秘訣となっています。

モモイロインコの平均寿命

家庭でも多くの方が飼われており、多い美しく綺麗な羽根色を持ち見た目が特徴的なモモイロインコは名前に反し、「オウム」科の鳥類です。寿命は平均して40年、飼育する際には長いお付き合いになる事を視野にいれてお迎えする必要があります。

生態

体長35~40cm、体重350gのモモイロインコの特徴はその美しい見た目です。首から腹部にかけて鮮やかなピンク色をしており、頭のてっぺんと体から尾にかけてはホワイトグレーの羽根を持ちます。オスでは茶色の虹彩、メスでは赤色の虹彩と雌雄で虹彩の色が違う事も特徴の1つです。

さらにはオウムの中で飛べないという独特な特徴をもつ種がいます。そんなユニークなキャラクターを持つオウムに関してはこちらの記事で詳しくご紹介させていただいています。ご興味ある方はこちらの記事も併せて読んでみてください。

なぜオウムの寿命は長いのか?

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一般的な鳥類に比べてどうしてオウムはこんなにも長生きするのでしょうか。同じ鳥類や分類が近いインコと比較してもその生命力は格段に長い時間を生きています。ここではオウムが長寿である理由をご紹介させていただきます。

オウム自体はまだまだ研究が進んでおらず、その生態は謎に包まれた部分が大半です。これからご紹介させていただく長寿の理由も有力説として最も可能性が高いという説をご紹介させていただきたいと思います。

身体が大きいためとされる説

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生きものの寿命は、その身体の大きさに比例すると言われています。分類の近いインコと比較してもオウムは大型の個体が多く、それ故に長寿であると考えられています。しかし、インコや他の鳥類の中にも大型のものはオウムと同サイズの個体が存在しているため、一概に身体の大きさが理由であるとは言えないでしょう。

人間と共に暮らしているため説

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現在では多くのオウムが家庭で飼育されていたり、保護下にあったりと人と深い間柄にあります。また、人による開拓が安全な住処や豊富な資源を共有し、そういった人の手が入り恵まれた環境での生活はオウムの種の生存を助けているとされています。

しかし、実際のところはオウムの長寿の理由は解明されていません。生物学的な結論が出ていないため、上記の2説が最も有力とされていますが、真実は未だ謎に包まれており、他の動物の理論に当てはめた見解でしか語られていないのです。

オウムの寿命が100歳を超えた?

一部ニュースでも取り上げられた「チャーリー」という一躍有名となったオウムのお話をご存知でしょうか。平均的に見ても40~60年の長い命とされているオウムですが、そのはるか斜め上を行く長老のお話はニュースにも取り上げられ、人々の興味を引きました。

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