ここではショップで取り扱われているオウムの相場を取り上げてご紹介させていただきたいと思います。中々日本では棲息していないオウムだからこそ、入手が厳しく高額になる事もあるオウムですが、実際に購入を考えている方はご参考にしてみてください。
高額のオウムだと何百万円にも
比較的飼いやすく手に入りやすいオカメインコでは1~5万円ほどで購入することができます。しかし、手に入りにくい種類であると、200万円を超えるオウムも。寿命の長さや希少価値によりお値段も上乗せされて付けられているのです。
日本では販売されていなかったり、入手が非常に困難だったりと飼育が出来ない種類のオウムがたくさんいます。現在高額で飼育されているオウム達も、その数を減らして行く行くは日本での販売ルートが途絶えてしまう可能性が大いにあるのです。
保護団体からの譲渡という手
オウムは寿命が長いため、飼い主に先立たれてしまうオウムも少なくはありません。そういったオウムの次なる引き取り手を探している団体も多く、譲渡という方法も可能です。インターネットでも譲渡の情報は沢山載せられているため、一度調べる事をおすすめします。
また、譲渡を行っているセンターにいるオウム達の多くは飼い主に先立たれてしまったり、長寿であるが故に人の環境の変化で飼えなくなったという理由で放棄されたオウム達です。自身が引き取る前には今一度、同じつらい思いをオウム達にさせない自信があるか、胸に手を当てて自身に聞いてみてください。
オウムの飼育情報
こちらでは長く共に過ごせるオウムと楽しく快適な生活を送れるような飼育に関する情報をご紹介させていただきたいともいます。オウムをこれからお迎えするという方は、自身と同じ、もしくは自身よりも長く生きる可能性がある事を忘れず、お迎えしてあげてください。
飼育の必要グッズ
オウムは自然界でも固い木の実を食すために丈夫なくちばしと、噛む力がとても強くなっています。そのためケージは頑丈なものを使用しないと、捻じ曲げてしまったりといったトラブルの原因です。また、ケージに止まり木や餌水容器などがついている事が多いですが、壊されてしまった際の予備も常備しておきましょう。
飼育の注意事項
前述させていただきましたが、オウムは飼い主さんよりも長く生きる可能性があります。譲渡を待つオウム達の多くは飼い主に先立たれてしまったオウム達です。長寿に関する問題は必ず頭にとどめておく必要があります。
また、飼育中のトラブルとしてはおもちゃや用具をかみ砕き、誤飲事故が多いため注意が必要です。おもちゃを買う際には丈夫なものや、口にしても大丈夫な固い木製のおもちゃが最適です。間違ってもプラスチックや柔らかいおもちゃは購入しないよう気を付けておきましょう。
オウムとインコの違いは?
オウムとインコは分類的にもとても近く、よく混同されがちです。しかし根本的な分類学上の「科」が違っています。ここではオウムとインコの違い見分け方、その特徴を詳しくご紹介させていただきたいと思います。
オウム目オウム科
21種類の鳥がオウム科に属しており、その多くは未だ色々な観点において未解明の状態です。野生では大きな群れで生活する事が多く、ペットとして人気のあるオウムですが、飼育は容易ではありません。人の開拓による開けた土地や作物などでオウムは利益を得ていると考えられています。
オウム目インコ科
インコ科には約330種類もの鳥が属しており、人の言葉や音声を真似して発生するようになります。多くのインコは一夫一妻のつがいで木のウロに巣を作り生活を営んでいます。オウムと違い、雌雄の区別が見た目ではわからない種類が多く存在します。
オウムとインコの画像を比べると?
混同されがちなオウムとインコの区別に役立つのが「トサカ」だと言われています。正式には「冠羽(かんう)」と呼ばれる頭頂部の羽根の事で、インコにはこの冠羽がありません。他にも体のサイズも違いがあり、身体の色もインコはカラフル、オウムは単色な傾向にあります。
キュウカンチョウは別!
日本ではペットとしてインコやオウムと共に広く飼育されているキュウカンチョウですが、実はスズメ目ムクドリ科に属している鳥です。インコのように言葉や音を真似することができるため間違われやすいですが、発生の方法がインコとは違っているのです。
ワシントン条約によりオウムは保護されている
愛玩動物としても人気の高いオウムですが、密輸や乱獲問題により野生での数を減らし絶滅の危機に瀕しています。そのため「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」により、輸出入が規制されているのです。
厳しい規制の中でも密輸や隠れて捕獲したりしてしまう人もまだまだ多く、オウム自体が繁殖力に優れていない事もあり、その数は減少の道を辿っているのも事実です。このままでは日本でオウムの飼育が困難となってしまう日も遠くはないかもしれません。
オウムの長寿の秘訣はコミュニケーション!
長寿とされるオウムは飼っている人と共に長い時間を過ごします。家族のような存在だからこそ、長生きして欲しい、という方は是非オウムとコミュニケーションの大事さを実感し、楽しいオウムライフを送ってみてください。