こちらはオスがメスにホバリングしているところの写真ですが、丸くずんぐりした楕円形の体に小さい羽で必死に飛んでいる後ろ姿はなんとも可愛いです。
クマンバチのかわいい画像②
こちらは前から撮影したものです。黒い顔に大きいメガネをかけているようで、口ばしも黄色です。なんだかペンギンに似ているようでとてもキュートですね。
クマンバチのかわいい画像③
大好きなフジの花にとまっているところです。フジの花の鮮やかさに、ハチの黄色と黒のコントラストが綺麗です。背中の黄色い毛がもふもふで触りたくなりますね。
クマンバチはずんぐり体型なのになぜ飛行できるのか?
他のハチと比べて大きく丸々とした体型なのに翼は小さく、強烈な羽音をたてて飛んでいます。なぜこの小さい羽で飛べるのかがなかなか解明されていませんでした。なぜ飛行できているのかご紹介します。
クマンバチは航空力学上飛べない
羽がとても体格とは合わないため、科学者でも頭を抱えるほど、どうやって飛ぶのかわからないとされていました。
航空力学上飛べないとされているものの、自由に飛び回るその姿はなんとも不思議です。あまりにも解明できなかったため、自分が飛べると信じているから飛べるんだ!なんて言われていたようです。
理論的には証明されたが…
結局のところなぜ飛べるかは、空気と水の抵抗力の違いなどを考えたレイノルズ数を用いて理論的に証明できるとされました。
簡単に説明とすると、空気の粘性を利用して、落下する前に次の空気の層を羽でつかまえているように飛んでいるようです。空中を泳ぐように飛ぶ姿は、とてもキュートですね。
クマンバチは不可能を可能にする象徴
どう考えても不可能なのに、飛べてしまう様子から、不可能を可能にする動物とされ、それらをモチーフにスポーツチームなどのマスコットなどに用いられたりしています。
飛べると信じているから飛べる、とおぼつかない感じに飛んでいる姿は応援したくなります。
クマンバチに似ている!マルハナバチとは?
見た目が良く似ているマルハナバチですが、どのようなところが違うのでしょうか。特徴などを交えてご紹介します。
似ているだけあって攻撃性が低い
同じミツバチ科の蜂で、まるまるとして大きいことから外見も似ています。こちらは毒針を持っていますが、人間に対して使用することはほとんどないとされています。
集団で行動する
クマバチとは異なり、1つの育房に数卵が産み込まれ、小さい頃から集団で育てられます。また、冬が来る前に地面の中に潜り、冬眠をして春に備えます。
大きく成長してからも、集団で行動することが多いため、花の周りに集まっている姿も見られることでしょう。
農業に利用されることも
マルハナバチは、長時間かなり広い範囲を飛び回って花粉を運び、植物の受粉をサポートしてくれるため、農作物の受粉で使われる場合があります。働き蜂とも言われ、とても役に立つ重要なハチです。
クマンバチとスズメバチの違いは?
同じように大きく、鋭い音を立てて飛び、人々に恐れられているスズメバチとどのように違うのか、見分け方などについてご紹介します。