清水宏次朗の現在は?結婚して息子もいる?逮捕失踪の噂の真相も

変形学ランや「なめ猫」などに象徴されるように、80年代は日本中で空前のツッパリブームが巻き起こりました。そんな流行の波に乗った「ビーバップハイスクール」は連載直後に大人気となり、連載からまだ間もない1985年に映画化されて好評だったため、その後続編も出ました。

清水宏次朗は実写映画化のヒロシ役

ヒロシとトオル、2人の主人公のうち清水はヒロシ役に抜擢されます。硬派で真正面のケンカスタイルをモットーとするトオルとは対照的にひょうきんなナンパ野郎で口がうまく、時には卑怯な手も辞さないのがヒロシのスタイルです。

こうして、まるで真逆な二人の主人公はたちまち人気となりました。また初代ヒロイン今日子役は中山美穂であり「ヤンキーに愛される清純派ヒロイン」という立ち位置を不動のものにし、それは以降の不良漫画にも取り入れられました。

 

清水宏次朗はビーバップを知らなかった!

大人気漫画が初の映画化されその主人公という大役を任されるわけですが、彼自身はこの作品自体をどうとらえていたのでしょうか。主演の役者がもともと作品の大ファンだったというケースも多いですが、彼の場合はどうやら違ったようです。

清水宏次朗「ビーバップ」を学園ドラマだと勘違い

本人が漫画に疎いうえに「ハイスクール」という言葉がタイトルにあるため、まさか不良漫画とは思いもせず学園ドラマだと思い込んでいたのだとか。「ビバリーヒルズ高校白書」といった海外ドラマのイメージを抱いていたのでしょうか、先生役だと思っていたそうでオーディション当日にヒロシ役だと知ったそうです。

乱闘シーンはガチ喧嘩!

「ビーバップ」のオーディションでは一般の募集も行われたため、全国から現役の「不良」たちが集結したそうです。他校との乱闘シーンでは本気でやり合うガチ喧嘩であったため、ケガ人が続出するなど壮絶な撮影現場だったことが伺えます。

清水宏次朗ヤンキーに狙われる日々

ヤンキー役で一躍有名人になった清水ですが、現場以外でも思わぬ苦労が待ち受けていました。信じられない話ですが、飲みに行けばちまたの不良から「ケンカの強いヒロシ役を倒して名を上げよう」と狙われるので、ついにはボディーガード10人を付けるはめになったのです。

またクセの強い本物の不良ばかりの共演者たちとは、食事に連れて行っておごってやるなどしてうまくやっていたようです。こういった面倒見の良さのおかげで現場もうまくいき、映画がシリーズ化できたのかもしれません。

ビーバップ後の清水宏次朗は?

映画がヒットし「ビーバップハイスクールのヒロシ役」として定着してしまった清水宏次朗のその後は、けして順調とは言えなかったようです。作品にも恵まれず役者としての方向性など悩みが多かった波乱万丈な人生を見ていきましょう。

ヤンキーイメージが払拭できずVシネマへ

役が当たり過ぎるのを嫌う俳優が多いように、ヤンキー役が強烈にハマり過ぎてそのイメージを払拭することができず、その後の出演作品にも影響を及ぼしてしまいます。年齢とともに不良から極道の役へと変えてVシネマ中心に活躍の場を広げていきます。

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