もちろんこのラミレジィも様々な品種がおりますが、ひとえに熱帯魚ということは変わりません。当然ながらその熱帯魚という漢字からもわかる通り、温暖な気候での海でもともと生息しており、大変寒さには弱い魚なのです。そのため暖かい水温を保つことは非常に大切になってきます。
飼育環境②水合わせも重要
水合わせというのはなんのことかといいますと、購入してすぐに水槽内に投入しては、魚たちも衝撃を受けてストレスを感じてしまったり、驚いてしまいます。それを徐々に新しい水槽になじませ、ショックを与えないようにするための方法を水合わせと言います。
具体的に水合わせはどういったことかと言いますと、まず購入した水を含む袋ごと魚を、立ち上げた水槽内に入れて、水温を合わせておきます。そうして小一時間ほど経ちましたら袋から水槽に放ってあげればよいのです。
Contents
ラミレジィの飼育方法④注意点
全ての飼育するペットや観賞魚に共通することですが、その生き物の生体や性格に合わせて、我々飼い主である人間は、きちんとその点に注意して飼育しなくてはなりません。それはラミレジィも同様であるのです。そんな注意すべきポイントをこちらの見出しで紹介していきます。
注意点①ストレスがかかると体色に影響
先ほど説明した、水合わせをきちんと行わず水槽内に投入したり、餌が不満だったり、水質内が汚れてしまったりとストレスを感じる様々な要因をなくさなくてはなりません。もしストレスを感じてしまうと、その輝く体色に悪影響を及ぼす可能性があります。
注意点②弱酸性の水質を好む
餌の残りやふんなどの影響で水質内が汚れてももちろんストレスを感じてしまいます。汚染だけではなくその水質そのものが、適応していないとまた同じようにストレス感じ影響を与えるのです。この魚は弱酸性の水質を好むので、常に弱酸性の水質を維持するようにしましょう。
ラミレジィを色揚げするなら
そもそも色揚げとは、その観賞魚や熱帯魚の体色をより色鮮やかにしたり濃くすることです。その方法や手段は様々なものがありますが、今回はラミレジィを色揚げする際に、お勧めの手段であったり心掛けたりできることを紹介します。
色揚げフードを与える
色揚げの効果を持たせる成分を含んでいる餌が市販でも販売されており、入手するのも容易にできるためお勧めな色揚げ方法となります。鯉用のものも売られていますが、熱帯魚向けの餌を与えることをお勧めします。
できるだけストレスをかけない
先ほどの見出しでも少しお話しさせていただきましたが、ストレスをかけてしまうと体色が落ちてしまったり発光しなくなってしまいます。つまり常日頃からストレスを与えないように、魚にとって快適な環境を作ってあげることが、根本的に色揚げにつながるのです。
水は弱酸性をキープする
またストレスを与えないためにも、水は好みである弱酸性の水をキープしましょう。そうすることによって体色を落とさず、常に色鮮やかに輝いてくれるのです。色揚げだけではなく健康的にもストレスは良くないものなので、必ず心がけてください。
ラミレジィを色揚げしたらどれくらい綺麗になるの?
実際に購入、飼育する前にその魚がどれだけ綺麗で魅力的かも知っておきたいはずです。そこでこちらの見出しではどのくらいきれいに発光するかを、動画ともにご紹介していきます。見ていただけたのならきっと飼育したくなるはずです。
コバルトブルーラミレジィの様子(動画付き)
動画を見ていただければわかる通り、こちらのラミレジィはコバルトブルーとなっています。実際に遊泳しながら、その体色である綺麗なブルーをギラギラと輝かせているのです。何とも魅力的で思わず見とれてしまいます。是非皆さんも飼育してみてはいかがでしょうか?
ラミレジィは混泳できる?他の熱帯魚との相性は?
色鮮やかで光り輝く熱帯魚のみを観賞して、その美しさに酔いしれるのも良いですが、どうせならたくさんの綺麗な魚たちを一つの水槽に同時に入れて、一緒に合わせて飼育してみたいと考えることもあるはずです。ほかの魚たちとは混泳できるのでしょうか?またほかの熱帯魚との相性はどうなのでしょうか?
混泳可能な熱帯魚
基本的はあまり攻撃的ではない熱帯魚のため、同じようにおとなしいような熱帯魚で大きさも同等程度のものでしたら、混泳可能であります。具体的にはカラシン類やメダカ類やグラミーなどがおすすめの混泳可能な観賞魚です。
基本的にはおとなしいけどたまに凶暴かも?
この熱帯魚は基本的にはおとなしいといわれていますが、中にはほかの魚にちょっかいを出したり、攻撃的に体当たりするなど、個体によっては狂暴なものもいるということを理解してください。一概におとなしいとして安心して、混泳をさせてはいけないのです。
おとなしいですが、はるかに体が大きい巨大な観賞魚がいます。その名はポリプテルスエンドケリーといいエラではなく肺で呼吸する古代魚としても知られています。そんなポリプテルスエンドケリーについて気になりましたらぜひこちらの記事をご覧になってください。
狂暴なラミレジィの攻撃と対策
先ほどの見出しでは、基本的にはおとなしい子が多いというように説明しましたが、実際に稀に狂暴な個体は生まれてくるのでしょうか?また狂暴だと混泳しているほかの魚に、どのようにして攻撃するのでしょうか?
早い時期から混泳させると狂暴になる傾向がある?
基本的には熱帯魚ショップで販売されているような個体は、ブリーダーの下で育成されているため、基本的にはおとなしいようですが、飼い主が生まれた稚魚の状態から育て、ほかの種類の魚と混泳させた場合、まれにほかの魚を追い掛け回すなどの、攻撃的な個体が生まれることがあるようです。
そういう場合は別の水槽で一度隔離を
もしそのようにほかの魚を追い掛け回すような個体が生まれてきた場合は、他の観賞魚のストレスにならないようにするため、一度性格を落ち着かせるためにも、別の水槽に一度隔離してください。その際もできたら水合わせを怠らないようにしましょう。
ラミレジィの寿命は?
実際に飼育するとなれば、気になってくるのがこの寿命なのですが、具体的にはどのくらい生きて元気に泳いでくれるのでしょうか?また長生きしてもらうためにも、気を付けなくてはならないことも合わせて記述していきます。
2~3年
普通の飼い方をして、一般的な寿命は約2~3年の間とされています。またこの場合は病気も患うことなく、健康的に過ごした場合です。そのため病気などを患ってしまうなど、その魚の健康を害してしまうのであれば、短命になる可能性もあります。
ストレスが多いと短命に
ストレスを感じさせてしまうとその分短命になってしまいます。水質や水温などの環境も勿論のことですが、多頭飼いなどをして喧嘩するなどしてしまうと、より一層ストレスを感じさせてしまうことになるのです。
一頭飼いでストレスを感じさせなければ寿命を延ばすことも可能
先ほど説明したように、上記に記載しているような状況になってしまえば当然ストレスを感じてしまうわけですが、逆に言えば一頭飼いでしたら、のびのびと快適に過ごせるので、寿命を延ばせることも可能になるのです。
ラミレジィの繁殖はできる?
水槽が30センチメートルサイズのものでしたら、2頭飼えるわけですので、当然繁殖も視野に入ってくるはずですが、はたして繁殖はできるのか?また産卵の時期などについても合わせて、こちらのコラムで紹介していきます。
つがいで飼育すると簡単
30センチメートルサイズの水槽の中に雄雌それぞれ異性の個体を入れて飼育しておけば、比較的簡単に繁殖することができるのです。当然頭数が増えると適合する水槽のサイズも変わっていきますので、そのこともきちんと頭に入れておきましょう。
2~3週間周期で産卵
もし雄と雌を同じ水槽内で飼育すると、自動的に繁殖してくれますが、その周期が2~3週間の周期と大変短い間隔で産卵を繰り返しますので、卵や稚魚の増えすぎには十分注意して下さい。もし水槽や地震のキャパシティが追いつかない場合などは、雄と雌それぞれ違う水槽で飼育することも考えましょう。
ラミレジィがかかる病気とその対処法
熱帯魚も当然生き物であり、環境悪化や餌の与えすぎなど適切な飼育を行えていないと病気を患ってしまう可能性もあります。そんな場合の対象法やどんな病気にかかる危険性があるかをここでは話していきます。
白点病、エロモナス病など
まず白点病とは、まさしく字のごとくなのですがウロコに不自然に、白の点々模様ができてしまうという病気なのです。これが出てきてしまったら、ただの模様ではなく病気であることを把握しておきましょう。また鱗がざらざらしたりするなど、目玉が不自然に飛び出してしまう、エロモナス病などにかかる恐れがあります。
水質の調整剤や魚病薬が有効
先ほどの二つの病気にかからないように対策するには、水質を常に清潔にしておくことが大切です。つまり水質の調整剤や水替えの頻度を上げることが、病気の対策につながるのです。また病気になってしまった場合は魚病薬が有効ですのでお使いください。
綺麗なラミレジィを飼ってみよう!
今回はその見た目が、鮮やかな色と輝くように発光する体色をもつ熱帯魚ラミレジィの事をご紹介していきました。いろいろな品種がいるということを紹介したり、その生態や特徴なども紹介していきました。海外や日本でも熱帯魚ペットとして、人気であることもわかっていただけたはずです。
初心者の方でも簡単に飼育できるような生態であり、すぐにでも飼育できるように必要な飼育アイテムや餌、注意点などをまとめて記述していきました。みなさんも今回の記事を参考にしていただき、是非綺麗で見栄えするラミレジィを飼育してみてください!