「動かない鳥」ハシビロコウはなぜ動かない?魅力いっぱいのその特徴をご紹介!

チラッと見るのではなく、最低でも15分以上は観察して見るとその魅力が徐々に伝わり、いつの間にか虜になっているでしょう。諦めずにいると、意外に動くシーンを見ることができるかもしれません。また見つめている間、知らない間に魅了されていることもあり得ます。

「動かない鳥」ハシビロコウの生態・特徴

動かない鳥として有名になっていますが、たまに羽を広げたり飛んだりだけではありません。魚を捕まえるのが1番の目的で動きませんが、肺を持つ魚がターゲット。

「ハイギョ」とも呼ばれる魚なので、呼吸をするために水面に顔を出します。そこが狙い目なのでその間ジッと我慢している、まさに狩をする達人です。

群れを作らず単独で活動する

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狩をするときは、群れで黙っていると想像してしまうかもしれません。でもその光景を想像することはなく、ハシビロコウは単独で静かに行動しています。

それからタイミングを計ってハイギョが呼吸のため現れたら一気に狙う、というのがハシビロコウの活動です。食べるためには単独の方が狙いやすい、とも言えるかもしれません。

あまり鳴かないハシビロコウはクチバシを鳴らす

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羽を鳴らしたり、飛んだり、または食べたりしますが、あまり鳴かないハシビロコウの表現方法はそれだけにとどまりません。方法はクチバシを鳴らすというシンプルな行動ですが、実は大切な行為です。理由は求愛でもありますが、威嚇でもあるクラッタリングという、コウノトリが良くする行動と言えます。

ただハシビロコウの場合は、挨拶も兼ねているので意外な一面でしょう。挨拶とはお辞儀をしたりなど信頼を表している行為ですがその行動をします。

口に入るものなら何でも食べてしまう

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魚だけ食べているわけではなく、自然にかは不明ですが水際にあるものは何でも口に入るものなら食べてしまいます。栄養にはなっているか定かではありませんが、ヘビやカエルなども食べるということもあるからです。

1日に食べる量が、25cmほどの大きさの魚で3匹程度だからですが、違った小動物も食べます。体に合わないほど少食ですが、下手に水辺の近くに何かを置くと食べてしまうのです。

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