みのむしが絶滅危惧種?その理由や面白い生態と一生、中身まで解説!

30年ほど前には日本の各地でかなりの確率で発見していた蓑虫も、最近ではその姿をぱたりと消してしまいました。実は現在では絶滅危惧種のリストに載ってしまっているのです。なぜそのように絶滅の危機に瀕してしまっているかをこれからお話ししていきます。

この地球上にはほんとに数多くの生物が、私たちと同じように命をもってその大地のもと暮らしています。そんななか2万種以上の生物体が現在、絶滅危惧種となってしまっているのが現状なのです。もしそんな絶滅危惧種である生物たちに興味がある方は、是非こちらの記事をご覧になってみてください。

減少の原因は外来生物

都市開発が急激に進んで彼らの環境である自然が損なわれてしまった。これも一説として考えられますが、減少の一番の原因は外来生物と言われています。具体的にはどんな外来生物と言いますと、中国からやってきた「ハエ」と言われております。

悲惨なみのむしの襲われ方

その蓑虫という幼虫がどのようにして襲われて捕食されるかを説明します。なんとも無残でショッキングなのですが、分かりやすく言えば「エイリアン」の様な感じなのです。中国からやってきたハエの生体がまず、蓑の部分に卵を植え付けるのです。

その卵ごと蓑虫は何の迷いもなしに食べてしまうのです。そしてその蓑虫の体内でそのハエの幼体が孵化して、蓑虫のカラダを体内からむしとるように喰らうのです。そのような事実を知ってしまうと、少しかわいそうになるものです。

みのむしは雄と雌で生態や特徴が全然違う!

実はこの生物は雄と雌で生態や特徴が全然違うのです。具体的にどんな生態や特徴を持っているかを、雄と雌それぞれに分けて解説していきます。体のつくりそのものが異なったり、その生態が全く異なるので一見別の生物とも思えるのです。

雄の特徴

雄はサナギの状態をえて、いよいよ成体になり立派な蛾として空を飛ぶようになるころには、口がなくなってしまうのです。口がなくなってしまうということは、生きていくために必要な養分を蓄えられません。実は成体となったらすぐに空を飛び雌を探して、生殖することだけがその命の目的となるのです。

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