怒ってる人に対して自分が落ち着いた状態でなければ、さらに火に油を注ぐ結果にもなりかねません。なので、悪化する恐れがある場合は、その場を離れてしまうのも一つの手です。そして、再度冷静な話し合いの場を設けるようにするという形で対応します。もしくは、話し合いが必要ないものもあるので、ただ放置して流してしまうというも良いです。
対応②:否定せず相手の話を聞く
怒り心頭になってしまってる相手には、何を言っても聞く耳を持たないケースもあります。なので、その場は相手の言い分が間違っていると思ってもすぐには否定せず、溜飲が下がるまで話を聞いてあげてから意見するか、その場では最期まで聞くのに徹するというも一つです。交渉上手な人は、まず相手の話を聞いてから意見する人もとても多いです。
対応③:放置する
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子どもの癇癪持ちとは?
先ほどは、大人の癇癪持ちの接し方についてご紹介しましたが、ここでは子供の場合について述べていきます。まずは、行動のパターンを把握する上で、3つのことに注目するのが望ましいです。また、生理的な反応も考慮する必要があります。子供の場合は、人格形成されてしまっている大人とは少し違う点を考える必要が出てきます。
癇癪持ちの子どもの行動パターン
基本的には、騒いだり、ものや周りの人へ攻撃をする形が多いです。例えば、床に仰向けになって泣き出したり、周りのものを叩いたり、投げたりします。また、周りの人を蹴ったり殴ったりもします。さらに、自分自身さえ傷つけてしまう行為に走る場合もあります。子供の場合は、言葉を使うのが不得手な分からだで表現してしまう傾向があります。
注目・要求・拒否の3つの気持ち
1歳位から始まる(注目、要求、拒否)の3つの欲求から怒る癇癪は「癇癪を起すといいことがある・嫌なことを回避できる」というコミュニケーションの手段として習慣づけてしまわないように、意識して接することはとても大事です。その場凌ぎで、毎度そのような対応していると、後々取り返しのつかないような回路ができてしまう恐れがあります。
赤ちゃんの癇癪は生理的反応とコミュニケーション
ただし、赤ちゃんの生理的なコミュニケーションにおける癇癪は愛着形成のために必要なものでもあります。なので、子供の目的がそちらを意図しての癇癪の場合は、きちっと対処してあげる必要があります。生理的なものと明確にわかる場合は、対応してもなんら問題はありません。具体的にどのようなものがあるから見ていきます。
生理的欲求に答えることは重要
空腹になったり、上手く眠れなかったり、おむつが濡れていたり、痛みを感じたりと生理的な場合は答えてあげることが必要です。しかし、生理的な目的でない場合、例えば癇癪を起してコミュニケーションを図る場合は注意が必要です。最終的に、構ってほしくてアピールの手段として用いる癖が子供ついてしまうと、将来とても厄介なことになります。
子どもの癇癪持ちの原因とは?
より深く掘り下げて、子供の場合の癇癪を起す原因について追及していきます。ごく一般的な原因から、何かの障害がある可能性についてまで言及していきます。いろんな要因を推測していけば、よりお子さんへの対処もしやすくなります。また、お子さんにあった適切な対処を施すうえでも原因を把握することはかなり重要です。
原因①:思い通りにならないイライラ
大人の場合と一緒で子供でも自分の思い通りにことが運ばないことにないして、ストレスを受けて暴れだすという場合があります。たとえば、おもちゃなどがなくなってしまったり、他者によって取り上げられたりしまったりした時に癇癪を起したりします。しかし、だからと言っておもちゃを返してあげたりすることを毎度しているのはとても危険です。
原因②:不快なことがる
生理的なことでもありますが、おむつが湿っていて気持ち悪かったり、眠りたいのに眠れないなども代表的な不快な要因です。ただし、このようなことが原因で泣き叫んだり、暴れたりすることは正常な赤ちゃんの行動でもあります。こちらの場合、都度適切に対処してあげる必要があります。衛生面をしっかりすることは当然とても大事なことです。
原因③:自閉症やADHDなど発達障害の可能性も
自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ子どもは、ストレスや興奮を減らす自己調整が苦手なために、感情のコントールができず、癇癪を起しやすいです。こちらの場合は、家族のみで解決するのはとても難しいです。況から見たリアクションに、異常を感じたり違和感を感じるようなら専門家に躊躇せずに相談することをおすすめします。
発達障害の子どもは自己調整が難しい
自閉症とは、先天的に脳に障害がある疾患です。子供の行動は不可思議なものが多いので、判別が難しいです。言葉に極端な遅れなどがある場合は、専門機関に相談することをおすすめします。ADHDの疑いがあると思われる場合も、躊躇せず専門の機関を訪ねるのが望ましいです。どちらのケースも、自己解決がとても困難です。
子どものが癇癪持ちにならないための対処法
子供の癇癪持ちの傾向や原因について前述していきましたが、ここではどのように接していくことが望ましいか述べていきます。さまざまな具体的な対処法をご紹介していきますので、是非悩んでいる方はご覧ください。適切な対処をすることは人格を形成するにあたってとても大事なことであるので、改めてご家族が頭で整理することをおすすめします。
対処法①:抱っこして優しく声をかける
親が子供にする正攻法の対処法と言えば、抱っこをしたり、優しい声色、優しい言葉などで声をかけることがあげられます。まっさきに、このような対処方法を思い浮かぶ対処方とも言えます。子供の五感にうったいかけて、気を静めてあげるにはとても有効な方法と言えます。まずは、こちらで様子をみてみるのをおすすめします。
対処法②:気をそらす
大人でもそうですが、子供ならなおさらで一つのことに注目してそれが頭から離れないうちはなかなか癇癪がおさまらないことはおおいにあります。なので、赤ちゃんが気になっている事象とはまったく別のものをちらつかせたり、アクションをすることで注目をそちらにむけて解消するという方法もあります。いないいないばぁなどもそれにあたります。
対処法③:気持ちを代弁してあげる
大人でももめ事があった場合などは、当事者の気持ちを代弁してあげことは、その場をまるく収めるのにとても有効な手法と言えます。もちろん、小さな子供にも効果を発揮する手段であります。癇癪を起し始めたら、「寒いのね。」「気持ち悪いのね。」「お腹すいちゃったね。」など気持ちを代弁してあげることで、衝動を抑える効果があります。
対処法④:見通しの立てやすい声がけをしておく
子供は特に、夢中になってることから気持ちを切り替えて別のことをすることは大変で、とてもストレスを受けてしまう恐れがあります。なので、「~したら、ご飯を食べましょうね。」などの事前に次の行動が子供に予測できるような言い回しをすることで、計算をさせて気持ちのコントロールを促すようにすることも大切です。
対処法⑤:怒っている理由を説明させる
なぜストレスを受けたのか、なぜ怒ってしまったのかを、問い自身の気持ちを認識させるというのも有効な手段の一つです。原因を紐解いていき解決につながるだけでなく、怒ってる気持ちをいったん冷却させて落ち着かせる効果があります。子供だけに限らず、怒りやすい人は自己の気持ちの認識ができていないケースも往々にしてあります。
対処法⑥:親が癇癪を起さないようにする
やはり、始終一緒にいますし、親も人間ですからイライラもします。なので、お子様だけでなく自身のアンガーマネジメントもしっかりしておく必要がります。親がイライラしている様子は、子どもにも敏感に伝わります。例えば、泣き叫んでいる時に傍にいなければならない時などは、耳栓をするなどの工夫をして自身の心の管理をする必要もあります。
癇癪持ちのための治療はあるの?
序盤の方で、アンガーマネジメントについて少し触れましたが、ここでは癇癪持ちにおいての専門の機関やセラピーについてご紹介していきます。人によっては、とても深刻な問題ですので、そのような場所を頼ってみるのも一つの在り方と言えます。専門家へ耳を傾けないで、自己流で治療する場合は、かえって悪化させるケースもあります。
専門機関は精神科やセラピーがある
知人に悩みを打ち明けて、解消に向かうケースもあるかもしれません。しかし、周りとの兼ね合いもあって言いづらい方も少なくないです。不安な方は、すぐに心のスペシャリストであるセラピーや精神科を訪ねるのをおすすめします。治療の仕方は、専門家にそうだするので、カウセリングから薬の投与など人それぞれの適切な対応を行ってもらえます。
癇癪持ちで有名だった著名人
偉人と称された大人物でも、癇癪持ちだった人は何人かいます。もし、自分の性格が怒りっぽくって困っている方は、素晴らしい人物ですら癇癪持ちだったりもするので、一人で抱え込まないで自身としっかり向き合うことをおすすめします。また、現代は心の治療も進歩しているので、昔の人々よりは困難から救われる可能性は高いとも言えます。
夏目漱石
日本の千円札の肖像にもなった有名な文豪である夏目漱石は、「坊っちゃん」や「吾輩は猫である」など数々の名作を残し、学校の教科書によく取り上げられている作品を数多く書きました。画像からもわかる通りとても穏やかそうで紳士的な男性に見えます。しかし、ルックスやイメージとは違い、癇癪持ちとしてもとても有名な人物でもありました。
芥川龍之介が語ったエピソード
銭湯に行ったとき、隣で激しくお湯を浴びているとても屈強な男性がいました。そのお湯が、漱石の顔にかかってしまいました。その時、後先は考えず「バカヤロウ!」っと、叫んでしまいました。幸いその時、怒鳴られた男性は謝罪してその場は収まりました。しかし、漱石自身も叫んでしまった後に、内心は落ち着かなかったそうです。
自分の娘に対して
ある日、漱石の書斎に自身の娘を呼び出しました。そして、床に正座をさせて恐ろしい形相で睨みました。彼女は恐ろしさのあまり、泣いてしまいました。すると、漱石は怒りに任せて娘をぶってしまいました。時代というものもあるのかもしれませんが、現代の社会からすると、なおさらとても常軌を逸した行動に写ってしまいます。
イヴァン雷帝
とても怒りやすい人物としても有名な16世紀のロシアの皇帝でした。苛烈な専制的な支配を行ったことや、残虐な行いから雷帝と呼ばれていたと言われますが、真相はどうなのでしょうか。彼は、歴史の資料からも癇癪持ちのような行動を行っていたことでも有名です。その呼び名のように激しい性格をしていた人物です。
雷帝の異名は
確かに癇癪持ちであったとは言われていますが、実はロシア語では雷帝のことをGroznyiと言うのですが、実はこの言葉から受ける印象は必ずしも悪い意味ではありません。なので恐ろしさを表す単語でもありますが、どちらかというと、さまざまな勢力を制圧していった力強さからそう呼ばれていると言われています。
怒りに任せて息子を殺してしまった?
息子の嫁にあたる人物の服装が気にいらなくて、嫁を叩きました。その結果、嫁は流産してしまいそれに怒った息子は父イヴァンに抗議にいきました。しかし、イヴァンは狂ったように怒り息子を何度もこん棒で叩きました。最終的には息子は死んでしまったと言われています。この話を聞く限り、イヴァンの性格は狂気に満ちた癇癪持ちとも言えます。
真相は
息子はそもそも病気で亡くなったという説もあります。また、当時のロシアでは息子を折檻するのは特別変わったことでもなく、通常の習慣だったとも言われてます。そして、その時不幸にも打ちどころが悪く息子が死んでしまったという説もあります。息子殺しは、雷帝の性格を強調するための作り話なのか真相は定かではありません。
人をまとめ上げる人物について
芸術分野などの人物を除いて、政治や軍事に関わる大人物の中で癇癪持ちは少ないのではないでしょうか。なぜなら後先考えず怒るような人物に人々をまとめるのは難しく、バランスを測ってない恐怖での統治は長続きしない可能性が高いです。仮に短気として有名な人物だとしても、見せしめのパフォーマンスとして意図的に行ってる可能性も高いです。
癇癪持ちの他の言語での捉え方
果たして他の言語では、癇癪持ちはどのような表現で使われているでしょうか。また、英語の場合は、状況によって癇癪を起すという意味に近い言葉を細かく使い分けています。特に、子供に関する癇癪についてはどこの国でも共通の話題とも言えます。とても興味深くもあるので、是非詳細をご覧ください。
英語では
一例ではa short temper.と言い、気が短いに近いような意味もあります。ちなみに、子供が癇癪を起した時などは、meltdownやtantrumsを用います。ただ厳密には、用い方が違いがあるので、具体的な使い方について紹介していきます。
tantrumsとmeltdownの違い
tantrumsについては、そのまま癇癪と日本語では訳す場合が多いです。しかし、meltdownという言葉も子供が癇癪を起す時によく使われます。tantrumsは自分の思い通りになればおさまるのに対して、meltdownは思い通り云々で止まるようなものなどでなく、神経回路がショートしてしまってるような状態を表します。
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