病気が原因のことも?大人の癇癪持ちと子どもの癇癪持ちの特徴・原因と対処法

前述のうつ病とは、逆の病になります。気分が高揚して、頭の回転も良くなる傾向があります。そのため、周りの人々が自分よりうまく物事を遂行できないことに、いら立ちをおぼえたり、はがゆいおもいをしてしまい、怒りやすくなってしまう場合もあります。周りが無能だと自己完結せずに、自分を見つめなおす機会を作ることをおすすめします。

原因④:セロトニン不足

俗にいう幸せホルモンといわれるものです。こちらが、不足していることによって癇癪を起しやすくなってしまうというケースもあります。不足しているからといって食物などから摂取できるものではありませんが、材料であるトリプトファンなどを摂ることはできます。生活リズムが乱れることによって、セロトニンが不足してしまう場合もあります。

原因⑤:子供の頃の辛い経験

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さまざまなネガティブな経験があったり、心に焼き付いている場合、成長してから無意識に怒りがこみあげてきやすい傾向があります。また、逆に幼少期なんでも思い通りになっていたものが、実社会ではままならないという苛立ちが根っこにある場合もあります。いろんな過去に蓋をして、人生を歩んでしまってる場合はなかなか気づきにくいです。

原因⑥:脳に報酬系の回路がある

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報酬系回路とは、褒めたりすることでドーパミンの分泌を促し、集中力を高めてくれるものです。しかし、怒ってばかりいる人物に関しては、それが習慣かしてしまうことによって、意のままに行かない時は怒れという回路が出来上がってしまう危険があります。また、そのような回路が出来てしまうと生涯をかけても修復することが容易でないです。

原因⑦:間欠性爆発性障害

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文字通り急激に感情を爆発させてしまい、激しい言葉などで対象を攻撃してしまう障害です。このような症状のある人は、前頭辺縁領域の灰白質が少なくて、感情に関わる脳の部分が小さいという可能性があります。なので、感情を抑制するのが難しいです。こちらの場合で、自身で解決することは極めて困難なので、医師などに相談する必要があります。

原因⑧:女性の場合は生理前症候群の可能性も

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女性の場合は、生理が関係してくるので、男性よりは情緒不安定になる傾向があります。個人差もありますが、ストレスもとても受けやすく、怒りやすくなる場合も少なくないです。エストロゲンやプロゲステロンの濃度が急激に変化してしまうのも要因の一つです。基本的には、自然なことではあるのですが、あまりにも習慣化してしまうと危険です。

大人になって癇癪持ちになりやすい人の特徴とは?

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先ほどは、原因について言及していきましたが、ここでは癇癪持ちになる傾向のある人の特徴について述べていきます。実は、意外な事実が隠されています。特徴にあたるものは、いくつかは一般的には人として素晴らしいと思われる要素も多くあります。しかし、過度というものは何事も禁物で、適度にそのような性格を有しているのが望ましいです。

特徴①:真面目で几帳面

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一見、素晴らしいと性格とも言えますが、実は怒りやすい原因にもなりえます。なぜなら、規則正しく生活しているゆえに、日々の生活でちょっとでもイレギュラーなことがおこると、ストレスを受けやすく、怒りとなって爆発してしまう傾向があります。生真面目な人がついかっとなって、大惨事を起こしてしまうというのは珍しいことではないです。

特徴②:我慢強い人

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何かで受けたストレスを解消できず、ただ溜め込んでる場合は、一気に怒りを爆発させてしまう場合もあります。そうなると、よくある癇癪持ちの行動や言動に陥ってしまってるケースもあります。頻度は少ないかもしれませんが、ストレスが蓄積されると、ささいなことで怒る可能性も秘めています。人は、適度なガス抜きを行う必要があります。

特徴③:完璧主義者

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完璧を求めるということは、他人に対しても同じように厳しい可能性があります。その場合、やはり対象者がうまくできないと怒りが込み上げてきてしまいがちです。自身の描く完璧さを他人に押し付けることにならないように努めましょう。性格と言えば、自己を知る方法の一つに六星占術があります。興味のある方はこちらもご覧ください。

大人が癇癪持ちにならないための対処法とは?

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昨今、アンガーマネジメントという言葉を耳にします。怒りの感情に対し、管理していくことを言います。また、心の治療をする専門家にはどのような人々がいるでしょうか。さらに専門家を通さなくても、普段ご自分でできる対処法についてもご紹介していきます。単純で気軽にできるものでも、とても効果的なものもたくさんあります。

心の専門家

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作業療法士、精神衛生カウンセラー、薬物カウンセラー、アルコールカウンセラー、ソーシャルワーカー、心理学者、精神科医などになります。自身でアンガーマネジメントができない場合、個人のそれぞれに適した、これらの専門家を頼ってみるのも一理あります。もちろん、なんとなく不安な人も早期発見という点でも良いです。

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