メンダコがかわいい!その不思議な生態や見ることができる水族館も!

深海で生活をしている生き物は人目につくこともなく、生態に関しては謎の多いものばかりです。最近では、水族館などの大型施設で飼育されるところもあり、メンダコの生態も少しづつ明らかになってきました。現在までに明らかになっている生態をご説明します。

ゆらゆらと泳ぐ

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メンダコは泳ぐ姿もかわいいと人気の生き物です。そのパラシュートのような足を使ってふわふわと水中を上昇します。クラゲが泳いでいる姿をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。ゆらゆらと漂いながら、また海底へと沈んでいきます。

主に小型甲殻類を食べる

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タコはエビやカニなどの甲殻類や二枚貝を主食としますが、メンダコも同じように海底に住むヨコエビなど小型の甲殻類を食べて生活をしています。タコの口は表面上ではなく、裏側の足の付け根あたりにあります。

タコが墨を吐く部分が口だと勘違いされやすいのですが、あれは漏斗と呼ばれる器官で、主に呼吸や排泄をする部分なんだそうです。メンダコも同じく口は裏側にあり、捕食時にはエサに覆いかぶさるようにして食べるようです。

海上にあがるとスライムの様ぺちゃんこに

タコはどちらかといえば捕食者側の生き物です。その体はほとんどが筋肉で構成されており、ときには小型のサメも絞め殺すほどの力があります。タコを食べたことのある方は、その弾力でなんとなく想像がつくのではないでしょうか?

しかしメンダコに関しては全く別で、水中でこそふっくらとした形状をしていますが、水から上げられると、スライムのようにぺちゃんこになってしまいます。外に出てしまうと自分で体を支えられないほどやわらかい体をしています。その他、海の不思議な生き物に興味のある方はこちらもどうぞ。

メンダコはかわいい見た目で人気!

ファインディング・ニモに登場したお友達のパール、愛らしい姿が人気のキャラクターですが、モデルはメンダコだそうです。メンダコはそのべちゃっとした体と、宇宙人のような外観だということから”グロかわいい”と人気が出てきました。

その見た目から水族館でも人気になった

グロかわいいというキャッチコピーで多くの人々を惹きつけるメンダコ。水槽の底でじっとしている姿は、まるでUFOを連想させられます。そして時々見せる耳をパタパタと動かす仕草が人気の一つでもあります。

泳ぐ姿も可愛い

パラシュートのような足を使って、フワフワと水中を泳ぐ姿も見られることがあります。そして、同時に耳を羽ばたかせて泳ぐ姿を見ることができたときには、かわいさ倍増となること間違いありません!ぜひ動画でご覧ください。

ちなみに、耳のように見えている部分は、ヒレなんだそうです。このヒレは深海に生息するタコに見られる特徴で、メンダコの場合は他の種と比べて小さいので、遊泳というよりも方向転換や姿勢制御に役立っていると考えてられています。

様々なグッズが出る程人気

グロいとかわいいのギャップから「深海のアイドル」とまで呼ばれるようになったメンダコ。現在ではぬいぐるみをはじめ、Tシャツ、キーホルダー、ステッカーなど様々なグッズが販売されるほどの人気ぶりです。そんな幅広いジャンルで取り揃えられた深海のアイドルグッズは、後ほど詳しくご紹介しましょう。

画像の商品は「カップラーメンダコ」というカップ麺のフタをおさえてくれるアイテムです。耳のところはフタの取っ手になっていて、正面の2本の手は割り箸を持ってくれるのだとか。3分の待ち時間も、メンダコと一緒ならあっという間に過ぎてしまいそうですね。

メンダコは食べられるの?

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日本の食文化においてタコは刺身や寿司、たこ焼きなどの食材として馴染みの深い食材ですが、深海で生活しているメンダコに関してはどうでしょう?スーパーなどでは販売されていませんが、実際に食べたという方もいらっしゃるようです。どのような食感で、どのような味がするのかをご紹介します。

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