「コーナーで差をつけろ」ってどういう意味?
普通の人なら普段使うことも無さそうなこのフレーズ。これだけ聞くと何も知らない人なら何かの競争?競馬とか?とピンと来ないと思います。実はこの言葉、ネット上で使われるこの決まり文句なのですが、ここではその使い方や生まれた経緯などをご紹介します。
オタク構文の1つ
世の中には様々なスラング(卑語、俗語、隠語の意味)がありますが、オタク感を出したいときに使うネットスラングがオタク構文です。自分たちしかわからない構文を使うことで仲間意識を感じているわけです。
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定型は「(コーナーで差をつけろ)(俊足)」
では、この定型文はどのような場面で使うのでしょうか。ツイッターでの実際の使われ方をご紹介しましょう。具体的に言うと、()内に他のオタク構文を入れたものと合わせて羅列するのが一般的です。
(コーナーで差をつけろ)の元ネタは小学生向け運動靴!
どこから出て来たワードなのか元をたどっていくと、子供向け運動靴のCMに行き当たります。なんとなく由来が見えてきましたが、この元になった運動靴についてを詳しくご説明します。
子供用の運動靴「俊足」
俊足は2003年以降、アキレスが発売している主に小学生をターゲットにした運動靴です。大きな特徴は、左右非対称ソール。左まわりで走るトラックを転ばずに力いっぱい走ることをコンセプトとしています。速く走りたい!という子供達の思いを応援するのが「俊足」なのです。
「コーナーで差がつく」靴として小学生に大人気
運動会のリレーなどで、左右非対称のスパイクがあることによってトラックの左まわりを攻略できる!と小学生や保護者の間ですぐに話題となりました。また、日常生活でも快適に履けるという点も相まって俊足は一気に大人気となりました。
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