「コーナーで差をつけろ」が生まれたCM
持っていない小学生はいないほどの人気を誇る俊足。テレビCMでもこのフレーズがフューチャーされ、左右対象のスニーカーが一般的だった当時、多くの人の印象に残るキャッチフレーズとなりました。
(コーナーで差をつけろ)は自虐ネタ
元々は子供向け運動靴のキャッチコピーだったこのセリフ。オタクはこれを自虐の意味で使うことがほとんどです。自分がオタクであることを揶揄することで、それを楽しんでいるのがオタク構文の面白いところです。
小学生グッズを使い続けるオタクたちへの揶揄
オタクといえばチェックシャツが定番のイメージです。オタクはファッションに興味がないから小学生から身につけるものが変わっていないのでは?という発想から、大人になっても俊足を愛用していると面白ろおかしく皮肉っているのです。
(コーナーで差をつけろ)(俊足)が生まれた経緯①
それではネットでこのフレーズが使われるようになった経緯を、順を追って詳しく見ていきましょう。そこにはツイッターなどSNSを通して拡散された、オタク構文の先駆け的存在がありました。
オタク構文「文章(オタク特有の早口)」
2011年頃から「文章(オタク特有の早口)」という形でツイートすることが自然に流行りはじめます。これをアニメ・アイドル・k-popなど様々ななジャンルのオタク達が使い出しました。
オタクの早口ネタの自虐
人は自分が熱を注いでいる事について語りたくなるものです。次から次に伝えたい情報が出てきて止まらなくなり早口になる、というオタクによく見られる習性を客観的に見て自虐しているものです。
(コーナーで差をつけろ)(俊足)が生まれた経緯②
(オタク特有の早口)が浸透したのはわかりましたが、そこからどのようにして(コーナーで差をつけろ)に発展していったのでしょうか。オタク構文と言われるまでになった経緯を考察してみましょう。
(オタクの特徴)ネタへ発展
(オタク特有の早口)が浸透すると()内に別のオタクの特徴を入れたツイートが出現してきます。()内の言葉を入れ変えれば簡単に使い回せるのでツイッターと相性が良く、ネタへと発展していきました。