キャンベルハムスターは水浴びをしません。代わりに砂浴びをして、毛皮に付着した汚れや虫などを取るため、人間で言うところのお風呂場になります。また、砂場はハムスターにとってトイレにもなります。
ただケージ内にそのまま砂を入れるのではなく、専用のケースが販売されていますので、そのケースに砂を入れて砂場を作ってあげましょう。そうすることで砂がケージ内に広く飛び散ることもなく、掃除が楽になりますよ。
その他必要なもの
ハムスターは齧歯類(げっしるい)と呼ばれる分類がされていて、前歯が生きている間伸び続ける生き物です。そのため、歯を削るために齧り木を入れてあげるとよいでしょう。ストレス発散にもなります。
また、ハムスターが身を隠せる場所も必要です。寝床としても使われるので、通気性のよい木製か洗いやすい陶器製がよいでしょう。季節に合わせて、アルミのひんやりプレートを入れてあげたり、ケージ下に保温マットを敷いたりするのもいいですね。
キャンベルハムスターの飼育方法②注意点
キャンベルハムスターの飼育で必要な道具についてはご説明してきたとおりですが、実際に飼育する上で気をつけておきたいことがいくつかあります。少しでも愛する子と長く一緒にいられるように、ぜひ読んでくださいね。
繁殖力や縄張り意識が強いので1ケージに1匹
前述したとおり、キャンベルハムスターは気が強い個体が多いです。そしてハムスター自体縄張り意識が強く、繁殖時以外は個々で過ごす生き物ですから、ハムスター1匹に対してケージを1つ用意するようにしましょう。
またハムスターは繁殖力が非常に高い生き物ですから、雌雄を同じケージに入れてしまうと一気に増えてしまいます。そのことからも、ハムスターごと個別にケージを用意してあげる必要があるでしょう。
キャンベルハムスターにおすすめのエサ
ハムスターといえば、ひまわりの種が主食だというイメージがあるかもしれませんが、その知識はすでに古いものです。ひまわりの種だけでは必要な栄養が足りないばかりか、脂質の取りすぎになってしまいます。
ペレットと呼ばれる、ハムスター用の餌が売っています。購入に迷う場合は、「キャンベルハムスター用」や、「シベリアンハムスター用」と銘打たれているペレットを、購入するのがよいでしょう。
キャンベルハムスターは綺麗好きこまめに掃除を
人間が長期間、体を綺麗にしないままでいたり、部屋が汚いままだったりすると病気になるように、キャンベルハムスターも汚い状態が続くと病気になってしまいます。そのため、掃除はこまめにしましょう。
毎日ケージ内のチェックをして、汚れていればその都度綺麗にしてあげましょう。それでもケージ自体に汚れが溜まっていってしまうので、月に1回は大掃除をします。ケージや道具類を綺麗に洗ってあげましょう。
キャンベルハムスターの食事事情
飼育に必要な最低限の知識はご紹介してきましたが、キャンベルハムスターを飼う上でもっとも大事な食事について、少し掘り下げてお話していきますね。体に一番影響のあるものですから、しっかり管理してあげてください。