日焼け止めスプレーと他の日焼け止めの違いは?
シュッと吹き付けるだけでUVカットしてくれるスプレータイプは、手軽に使えて便利です。
シミやシワを作る原因となる紫外線を防いでくれるアイテムですが、他のタイプとはどのように違うのか、大まかな違いをご紹介しましょう。
スプレータイプは手軽で簡単シュッとひと吹き
最近多くのメーカーから販売されるようになったタイプで、シュッとひと吹きするだけの手軽で簡単な使い方が人気です。
小型化され、持ち運びにも便利でどこでもサッと取り出して使う事が出来ます。
塗るタイプは持続力有り
直接肌に塗るタイプのアイテムは、スプレータイプよりも持続力があると言われています。
強く擦ってしまった場合は塗りなおす必要がありますが、メイクの下に塗っていると塗りなおすのはなかなか簡単な事ではありません。
日焼け止めで避けられる紫外線
太陽の光の中には様々な波長の光が含まれている事をご存知でしょうか。
目には見えませんが、この様な波長が人間の体に様々な影響をもたらしています。日焼け止めによって避ける事が出来る紫外線についてご紹介します。
紫外線とは
紫外線(UltraViolet)は頭文字を取って「UV」という名前で呼ばれており、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
太陽の光に含まれている光の中でも波長が短く、長時間浴び続ける事で人体に影響を及ぼすと言われています。
紫外線にも種類がある
ultravioletには「UV-A波」「UV-B波」「UV-C波」に分かれていますが、地球上で自分達が浴びている紫外線の中には「UV-C波」は届いていません。
皮膚癌の原因になったり、シワやたるみ、シミなどのお肌トラブルの原因になります。
日焼け止めスプレーのメリットとデメリット
持ち運びにも便利で、バッグから取り出してシューっとひと吹きで簡単に使う事が出来るスプレータイプには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
またデメリットはどのような事になるのかをご紹介します。
メリット
スプレータイプのアイテムは、他のタイプにはない様々なメリットがあります。
手軽にできるUV対策として活用出来る他、塗り直しがひと吹きで簡単です。片手にすっぽりとおさまり、手も汚れにくくなっています。
塗りにくい場所も簡単にスプレーできる
手が届かないような塗りにくい場所にも、UV対策をする事が出来る点もメリットの一つと言えるでしょう。
肌だけではなく髪の毛にも紫外線は影響を与えますので、髪の毛の対策としてもひと吹きしておくと良いでしょう。
忙しい時でも手軽に使える
クリームタイプやジェルタイプのアイテムはどうしても手で塗らなくてはいけませんが、スプレータイプであれば時間がなくて忙しい朝でも、サッと取り出して手軽にUVを防ぐ事が出来る様になります。
じっとしていない子供でもシュッと簡単
ひとつの場所にじっとしていてくれないお子さまにも簡単にシュッとひと吹きで紫外線から肌を守る事が出来るのではないでしょうか。
口や鼻に入らない様に気をつけてからスプレーする事がおすすめです。
デメリット
シュッとして簡単便利なスプレーですが、メリットだけではなく、デメリットもありますので、気をつけなければいけません。
この様なタイプにはどんなデメリットがあるのか、いくつかご紹介しますので参考にしてみてください。
ムラになりやすい
きちんとチェックしながら行えば、問題ありませんが、広範囲にスプレーする場合、塗られている部分と塗られていない部分との差が出てきてしまいがちです。
しっかりと表面全体に吹き付けましょう。
持続性に欠ける
クリームやジェルタイプと、表示の数値が一緒であっても持続的に効果を発揮する事が出来るかどうかは使い方に寄ります。
液体を吹き付けている為、クリームなどに比べると落ちやすくなってしまいますので、こまめに塗り直しましょう。
汗や水に弱い
持続性に欠けるという部分でも少し触れましたが、汗や水に弱いというデメリットも考えられるでしょう。
きっちりと肌になじむように塗り付けるタイプのアイテムとは違い、霧状に噴射された液体タイプになりますので、流れやすいという特徴があります。
日焼け止めスプレーは髪やメイクの上から使っていいの?
スプレータイプもクリームタイプも、こまめに塗布しなおさなければきちんとUVケア対策が出来ているとはいえません。
クリームタイプの場合はメイクした後にもう一度塗布するのは難しいのですが、スプレータイプであれば即座に塗り直しが可能です。
メイクの上から直接使えるものもある!
メイクをしている顔であっても、その上から直接使う事が出来るアイテムもあります、スプレーをしてしまってメイクが崩れてしまう事が嫌だという方は、メイクの崩れを防止してくれるタイプを選びましょう。
髪も紫外線から守ろう
髪の毛もUVケアが必要な部分です。太陽の下にいるだけなのに、髪の毛もダメージを受けてしまいますので、髪にもしっかりと吹き付けて対策をきちんとしましょう。
髪の毛に噴射した後はなじませるように櫛で梳かして下さい。
髪用UVカット
髪の毛用のUVカットは商品としては多くはありませんが、しっかりと髪の毛のUVケア対策をしたいという方はクリームタイプのアイテムを選ぶ事で、髪の毛自体に塗布しやすく、全体的にムラなく伸ばせます。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
メイク前に日焼け止めを塗る場合の手順
どんな順番で塗布すれば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
洗顔後すぐに塗っても良いのか、化粧を施した後なのか、化粧水と乳液の間なのか、など様々な塗り方があるでしょう。正しい順序を知って適切に使いましょう。
化粧水・乳液の後
塗布する順番としては、「朝起きて太陽の光を浴びる前にすぐ」が望ましいのですが、そういう訳にもいかないでしょう。
正しい塗布方法は顔を洗った後、化粧水や乳液をつけてからに馴染ませるように塗りましょう。
出かける30分前
肌にきちんと薬剤が馴染むまでに、30分程度かかると言われていますので、出かける直前にサッと塗るのでは効果がありません。
外に出る30分前には肌に馴染ませるように塗布する必要がありますので注意しましょう。
絶対に焼きたくない人のための日焼け止めの使用方法
絶対に肌を焼きたくないという方の為に、効果的な塗り方についてご紹介します。
日焼け止めの使用方法を知っていれば、正しい効果が得られますので覚えておきましょう。持続時間にも気をつければより高い効果を得る事が出来ます。
効果的な塗り方
効果的な塗り方には2つポイントがあります。顔を塗る時は「指のハラ」で塗る事、身体を塗る時には「手のひら」を使いましょう。
塗り付けるのではなくペタペタと押し込むようにして塗ってください。
日焼け止めスプレーは子供に使っていいの?
「ultraviolet(UV)」は大人にだけ影響がある訳ではありませんので、お子さまにもUV対策をおこなう必要があるでしょう。
皮膚病などを大切なお子さまが患ったりしない様に、事前の準備をきちんとしておく事が大切です。
子供に使う場合は低刺激のものを選ぼう
大人用と子ども用では成分が違います。大人用のモノにはメイク用だったり、水にも強い強すぎる薬剤のアイテムもある為、気をつけなければいけません。
刺激の強すぎる成分のモノはかえってお子さまの肌に負担となりますので避けた方が良いでしょう。
目や口に入らないように注意して!
顔全体に塗布する場合、目や口に入ってしまう危険性もあります。自分で判断出来ない小さなお子さまに塗ってあげる場合、スプレータイプでは目や口に入ってしまう恐れがありますので気をつけて下さい。
お子さまでも使える日焼け止め
お子さまに塗布する場合に気をつけなければいけない事は、薬剤に含まれている「成分」です。
強すぎる成分はお子さまの弱い皮膚を痛めてしまう事に繋がりますので、出来るだけ無添加のアイテムを選ぶようにして下さい。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込める?
噴霧タイプの日焼け止めは飛行機内に持ち込む事が出来るのか、飛行機での国内旅行や海外旅行の計画をしている方は気になるのではないでしょうか。
タイプによっては持ち込む事も可能となっていますので、どのように持ち込んだらよいのかご紹介します。
容量を守れば持込み可能
長期休暇などがあると旅行の計画を立てたりする事もあるでしょう。UV対策もして行きたいモノですが、国際線は100ミリリットル、国内線は0.5リットル以下となっていますので気をつけて下さい。
容量を守っていても容器が大きい場合持ち込めない可能性があります。
ジッパー付きの透明袋に入れよう
基本的には、そのままバッグに入れて持ち込む事は出来ませんので気をつけましょう。
ジッパー付きの透明袋に入れてスーツケースの中に入れる必要がありますので注意してください。行き先によっては国のルールで取り上げられる可能性もあるでしょう。
日焼け止めスプレーの選び方を教えて!
様々な英数字や記号が表記されている為、自分でどの様なアイテムを選んだら良いのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではわかりやすい表示の見方やアイテムの選び方についてご紹介します。
SPF・PA値を確認して用途にあったものを選ぼう
まず確認しなければいけない言葉が「SPF」や「PA」と書かれている数値、そして「+」の記号の数です。
紫外線による影響を最小限に抑えるために、おさえておきたい基礎知識として頭に入れておき、使用方法に適したモノを選んでください。
SPF値って何?
紫外線にはA波とB派があり、肌が黒っぽくなったり炎症を起こして赤くなってしまうのはB波によるモノです。
サンプロテクションファクター(SPA)とは、B派からの炎症を防止できる時間の長さを表しており、数値が大きくなるとより強く防ぐという事になるでしょう。
PA値って何?
A波は肌の深い部分にまで届いてしまう為、肌の老化を招いてしまいます。
プロテクショングレイドオブUVAの略で、数値ではなく「+」の数によって効果の高さを表す目安としてチェックしてみるといいでしょう。
ウォータープルーフかどうか確認しよう
旅行先でマリンスポーツを楽しむ場合に欠かせないのが「ウォータープルーフ」かどうかです。
汗や水にも強いタイプの方がマリンスポーツを楽しむにしても、炎天下の中で活動するにしてもオススメです。
お肌に合ったものを選ぼう
身体の部位によって塗り分ける種類が違う場合があります。
肌トラブルを防ぐ為ですが、肌が弱い赤ちゃん用のアイテムもありますので、敏感肌の方は薬剤に刺激を与える様な成分が入っていないモノを選ぶと良いでしょう。
クレンジングが必要か否か
「ウォータープルーフ」の様に、通常の洗顔では落とす事が出来ないアイテムもあります。
薬剤によっては専用のクレンジングをしなければいけない可能性も考えておきましょう。購入の際には確認しておく事が大切です。
日焼け止めスプレーの効果的な使い方は?
効果的な使い方について考えてみた事があるでしょうか。今までの使い方が間違っている可能性もありますのでぜひチェックしてみましょう。
間違っている使い方をしても、正しい防御効果を得られませんので気をつけて下さい。
塗るタイプでガード!スプレーは補助的な役割で
広範囲に噴射して身体全体的に塗布できたつもりでも、ムラになりやすいというデメリットがありますので、まずは直接肌に塗布するタイプを使ってしっかりとUVガードをして、効果が落ちてきているのではないかと気になった時に、サポート的な役割としてスプレータイプを使ってみてはいかがでしょうか。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
日焼け止めの持続時間は?
効果が持続する時間の目安はどのくらいなのかわかっていれば、こまめな塗り直しが可能になります。
正しい持続時間を把握するためには、塗布するアイテムに表示されている数値や「+」の数が決め手となります。
SPFの数値で判断できる効果の時間
容器に表示されている数値には、1から50+までの数字があります。