スナネズミはかわいい!その生態や特徴、飼育方法をご紹介!人にもなつく?

「スナネズミ」は、見た目が可愛らしく飼育しやすいことからペットとして人気のあるネズミです。「動物のお医者さん」にも取り上げられたことから、一般の人にも可愛らしさが広まっています。ここでは、スナネズミの生態、飼育方法などについて詳しく紹介していきます。

この記事をかいた人

オカルト・ホラー・フォークロア・生き物全般に興味と情熱を注いでいます。

スナネズミとは

auenleben / Pixabay

ご覧ください。手のひらにすっぽり収まってしまうほど、あまりに小さく、そこがなんともかわいらしい生き物です。これが今回の主役であるスナネズミ、英名でジャービルとも呼ばれています。

ハムスターとはまた違う魅力に溢れた、ペットとしても近年人気の高いミニマムアニマルです。まずはこの子たちの基本的なプロフィールを学びましょう。

「動物のお医者さん」でも話題になった可愛いネズミ

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

Amazonで見る

体長は最小で9.5センチ、体重はたったの50グラムという極小サイズ!それまではハムスターのほうが目立った存在で、スナネズミはよほどの動物好きもなければ知られていない存在でした。

ですが大ヒット獣医漫画「動物のお医者さん」に登場したことにより、飛躍的にその知名度が向上したのです。

実験用として繁殖

jarmoluk / Pixabay

もとはペットとして繁殖されてきたわけではなく、100年近く前から実験動物として利用されてきました。現在もてんかん、アルツハイマーなどの治療のために役立てられています。

また意外にも、性質に適正があるとして宇宙開発分野でも活用されているというから驚きです。いつか人類とスナネズミが一緒に宇宙で暮らす日が来るかもしれませんね。

スナネズミの生態

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

次に、彼らがどこからやって来て、どういう暮らしをしてきた生き物かという点に注目します。

…名前を見ればおおまかなこと、少なくとも海を泳いだり、森の木々の上で暮らしているわけでないという察しはつきますね。そう、彼らはたくさんの砂があるところから海を渡って日本にやって来たのでした。

砂地環境原産

jpeter2 / Pixabay

分布地帯は中国、ロシア、そしてモンゴルなどアジア域になります。あまりイメージが湧かないかもしれませんが、これらの国は広い砂漠地帯を有していて、スナネズミはそこに生息していました。

厳密にいえば砂地と草原地帯の中間エリア、まばらに草の生えた土地です。

スナネズミは気温の変化に敏感

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

真夏と真冬の極端な時期を除けば、スナネズミの暮らす土地は20℃~26℃の間と温暖な気候です。

これが彼らの身体機能にとっての最適範囲であり、たった数度でも気温が高まると死んでしまうことすらある、とても敏感な体質の持ち主です。砂漠の生き物だからといって暑いのが得意というわけではありません。

スナネズミの性格

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

ところで気になるのはその性格です。やはり気になるのは、人間に慣れるのか?撫でたり、名前を覚えたり、コミュニケーションを取りあうことができるのだろうか?という点です。

いざペットとして飼ってみて、威嚇されてばかりだと悲しいし…。と不安に思う方もいるでしょうが、ご心配なく。次からは彼らの一般的な気質を解説していきます。

スナネズミは人間にもなついて手乗りにもできる

個体差はもちろんありますが、スナネズミは基本的に人に慣れやすい友好的な動物です。前記にあるように天敵の少ない環境で暮らしてきたためか、警戒心があまりなく、比較的簡単になついてくれます。

上手に仕込めば手乗りを覚えることもあるので、ペットとして扱いやすい気質であると言えます。

スナネズミは臆病で気絶しやすい

Robert-Owen-Wahl / Pixabay

怖いもの知らずであるものの、臆病で驚きやすいという面も持っています。大きな音や動きで驚かせてしまうと、あまりに驚いて気絶、いわゆる仮死状態になってしまうほどです。

人間から見ればちょっと滑稽にも感じますが、スナネズミの寿命を縮める危険性があるので、おもしろがって驚かせるような真似は絶対にやめましょう。

スナネズミはストレスを感じやすい

RobinHiggins / Pixabay

環境の変化に敏感な体質と、衝撃に敏感な性質もあって、小動物の大半がそうであるようにスナネズミもストレスに弱い動物です。

適正でない環境に置くと異常行動や病気が頻発するため、扱う際には細心の注意を払ってあげましょう。私たち人間という大型動物より、彼らはずっとデリケートでか弱いのです。

スナネズミの飼育方法①必要な道具

AnnaliseArt / Pixabay

NEXT スナネズミの飼育方法①必要な道具