いけず石とは?京都人の意地悪すぎる悪習?法律違反になることも?

京都人のモットーは「触らぬ神に祟りなし」

出典:PhotoAC

下手くそが家や塀にぶつかっても、そのまま逃げられれば気分が悪いが、一々ドライバーと揉めるのは煩わしいことである。京都人は「触らぬ神に祟りなし」を基本原則として生きている。そこで京都人は、いけず石を置いた。(引用:いけず石-通信用語の基礎知識)

ぶつけられるのは嫌だけど、でも争うのも煩わしい。なので、問題を未然に防ぐ手立てとしていけず石を置き、「これ以上関わるな」と静かに警告するのです。

コミケでも大活躍のいけず石!?

京文化であるいけず石は、日本を代表する同人誌即売会であるコミックマーケット、通称「コミケ」でも大活躍しています。実際に石を置かなくても、ペットボトルが1本あればOKです。画期的なアイデアに注目が集まっています。

大勢の人で賑わうコミケでもいけず石効果!

無遠慮に机の角にぶつかって来ていた人たちも、ペットボトルが隅にあることで、当たってこなくなったどころか、よけて通っていきます。驚きのいけず石効果です。

隅に置くだけではなく、中には「ペットボトルの口を開けていたら良いのでは」という、まさに「いけず」な意見もありました。自分の領地を守りたいという古の工夫は、このような場所でも生きています。

他にもあるよ!京都らしい対処法「犬矢来」

京都にはいけず石の他にも、迷惑な行為を粋に乗り切る対策法があります。竹を曲げて作られた「犬矢来(いぬやらい)」という垣根もそのひとつです。いけず石同様、とても実用的な犬矢来の使い方をご紹介します。

犬の放尿を防ぐ「犬矢来」

木造建築に馴染むなめらかな曲線のデザインが美しい犬矢来。街並みに趣を添えています。犬矢来は江戸時代の中期頃誕生したと言われ、「犬をやらう(追い払う)」という意味から、犬などの小動物が家におしっこをするのを防ぐ目的があります。

その他の効果も

犬のマーキング防止の他にも、カーブを描くことで泥棒の侵入を防いだり、車馬の水はねや飛び散る雨からの腐食を抑えたりと犬矢来の効果は様々あります。

最近は竹だけでなく金属やプラスチックなどの素材で作られたものや、可動式でしまえるものなど、様々なニーズに適応しています。

「本音と建前」京都のいけず文化とは!

danad94d / Pixabay

誰しも一度は、「京都人の言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけない」と耳にしたことがあるのではないでしょうか。本音を隠して建前を重んじる、京都人ならではの言い回しから、「いけず」な文化に触れてみましょう。

NEXT 「お茶はいかがですか?」