ご自身のTwitterでは、「#いけず石観察手帖」 のハッシュタグで、魅力的ないけず石の画像も投稿されています。全国の同人誌即売会やネット通販で購入ができます。
個性が光る!いけず石コレクション
古き良き景観を損なわないため、同系色の建物でまとめている京都の中で、異彩を放ついけず石も数多く存在します。旅の目的のひとつに、珍しいいけず石探しはいかがでしょうか。
インスタ映えスポット風いけず石
黄色に黒が鮮やかなドット柄のいけず石です。香川県直島のシンボル、草間彌生さんの「黄かぼちゃ」を彷彿とさせるデザインです。インスタ映えも狙えそうですが、あくまで私有地なので撮影にはご注意ください。
古代文明と古都の文化が融合いけず石
こちらは所在地不明ですが、古代エジプトのツタンカーメンの如き配色で、一際目立ついけず石です。古代文明と京都の文化が見事に融合しました。ファラオの呪いを恐れ、ドライバーもハンドルを握る手に力が入りそうです。
見つけたらラッキー?宝船いけず石
関東にはデザイン性に富んだいけず石があります。龍のまわりに小判が散り、「宝」とまで書かれていては、ぶつかった方が縁起が良い気がしてきます。
もはや石じゃない!こんなものまで?珍いけず石
ごつごつした石の時代は終わり。敷地内に入ってくるのを邪魔できれば、もはや石でなくても良いのです。最後に、時代とともに変化を遂げた?変わり種の「いけず石」をご紹介します。一家にひとつ、インテリア感覚で置いてみるのはいかがでしょうか。
アート感覚な「いけず棒」
こちらはスティックタイプで登場です。丸みを帯びた造形が、まさに現代アートのようです。お洒落な美術館の一角に置かれていても遜色ありません。しかしいけず石としての仕事はしっかりとこなしています。つい車を降りて観賞したくなる一品です。
ちょうど良い?「いけず電子レンジ」
こちらは都内に設置されたという、二度見必至「電子レンジいけず石」です。四角く無駄のない形は未来のいけず石の理想像と言えるかもしれません。モダンという表現を超えた前衛的な発想に、いけず石とは気付かず持ち帰ってしまう人も出てきそうです。
京都らしい風習「いけず石」
京都発祥のいけず石は私有地であれば違法でなく、長い歴史から生まれた暮らしの知恵でした。いけずな性格と言われている京都人は京都愛が強く、他との棲み分けをしながら伝統を守り続けています。京都を旅する際は、ひっそりと街に溶け込んだ、いけず石を探してみてください。