カーバ神殿とは?内部にある聖体・黒石の歴史やハッジの方法もご紹介

装飾のない空洞

他の有名な仏教やキリスト教のカトリックのように、神の仏像や彫刻を礼拝するのは禁止されているのです。そのためこのかつてはたくさんの神の像が置いてあったこの神殿の、現在では草食のない空洞となっているのです。

神を宿しているものとして礼拝するのを禁止されているのは、神の彫刻や像だけではなく、もちろん神々が描かれた絵画、すわなち宗教画も対象になります。そんなキリストを象徴するような宗教画について気になる方や興味のある方は是非こちらの記事を合わせてご覧ください。

内部には黒石があるのみ

神が宿ると考えられているものは、その教祖や教えによってさまざまなのですが、イスラームでは黒石のみに宿ると信じられているのです。そのため内部にあるのは黒石のみです。それがいったいどういう石なのかは後程解説します。

カーバ神殿自体を礼拝するのは偶像崇拝にならないのか?

神が描かれている絵画や教会等においてある神の像などを礼拝したりすることは一切禁じられているのですが、そもそもカーバ神殿自体を巡礼したり、礼拝したりするのはよいのでしょうか?こちらの見出しではその疑問について解説していきます。

宇宙や森羅万象すべてを神なみなす

この宗教の特徴は、何かの対象物を神として存在を示し、それを礼拝するのではなく、ありとあらゆるこの世のすべてをつかさどるのが神という考えが元となっています。それゆえにモノに神が宿っているとしてそれを礼拝することはできないのです。

ではなぜカーバ神殿に向かって礼拝するのか?

そのような経典であるのになぜカーバ神殿に向かって礼拝するのでしょうか?それはその宗教の始まりには、まだこの考えを一般の民衆が理解するのには困難であったので、分かりやすくするためにもせめて、広い範囲である方角や位置だけでも、対象物として崇めるようにする、仕組みができたのです。

カーバ神殿内部にある黒石とは?

その教えそして古来より神聖な神殿とともに、神がつかさどるといわれる黒い石。その正体は一体何なのでしょうか?その正体や概要について皆さんにご紹介します。歴史を知るうえで大事なキーアイテムとなるので、是非読んで理解してみてください。

隕石と言われている聖体

この石の主な素材は火山によって生成されるさまざまな岩であったり、また天然のガラス、そして隕石ともいわれています。この世のすべてのものには霊魂が宿ると伝えられた、今から200年以上も前のアニミズム時代は「月からの隕石」と信じられているのです。

東側の角の壁にはめ込まれている

現在この黒石は神殿の東南角に一つ一つ丁寧ににはめ込まれており、イスラームの巡礼である「ハッジ」においてこの石を触る事によって、幸せやおおきな福がもたらされると、イスラーム世界では信じられているのです。

アラブや中東と人口が多い広い地域でその教えが広がっているので、古来よりずっと多くの人たちが触っているのです。そのためか少しずつ表面がすり減ってへこんでしまっているのです。まるで通天閣のビリケンの足の裏のようです。(ビリケンに例えたらイスラム教徒に怒られそうですが。)

NEXT カーバ神殿に入るにはどうしたらいい?異教徒でも入れる?