ギリシャ神話での蛇は「生命力の象徴」
1匹の蛇が巻き付いている杖は、「アスクレピオスの杖」と呼ばれ、「医療や医学の象徴」として世界保健機関のシンボルにもなっています。この杖を救急車に描いている国も多く、軍医や衛生兵などの兵科記章にしている軍隊もあります。
1匹の蛇が巻き付いた杯は、「ヒュギエイアの杯」と呼ばれ、「薬学の象徴」とされています。このように、ギリシャ神話に登場する「生命力の象徴」としての蛇を含んだシンボルが、欧米では多く存在しています。
インド神話に登場する「ナーガ」と呼ばれる蛇神
インド神話には、「ナーガ」と呼ばれる蛇神が登場し、宇宙の創造や世界の構成において重要な役割を果たしています。このような蛇神の形象が中国に伝わり、竜のデザインに反映されたとも考えられています。
日本でも蛇は信仰の対象となっている
日本でも、蛇は「豊穣の神」「天候の神」として信仰の対象となっています。また、閉じることのない目や光を反射する鱗が鏡を連想させるため、太陽信仰における対象にもなっています。また、弁才天では「神の象徴」や「神の使い」として蛇が置かれていることもあります。日本に生息する蛇について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
書物では、「古事記」に「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」が登場します。「日本書記」には、百襲姫の三輪山伝説や箸墓伝説が記載されており、百襲姫は「大物主(三輪山の蛇神)」の妻となります。「平家物語」では、「緒方維義の祖先は明神の化身たる大蛇」と、「祖蛇信仰(蛇を先祖とした信仰)」を、権威として利用したことが記されています。
意味が分かると怖い『魚』に『右』の話
主人公の男性は、「偶然1番悪い部屋に住んでしまった」「偶然女の子と波長が合っていた」ただそれだけで、幼少の頃から狙われ続けていました。そして、霊感がないにもかかわらず、霊障によって「死の世界」へ引っ張られてしまいます。これは、だれにでも起こりえる厄災だと言えます。
女の子も蛇に引っ張られてしまった可能性があり、主人公の男性も危ういところでした。幼少の頃に出会っていたはずの、女の子の記憶が男性にはなく、狙われ続けているという自覚が全くない状態で、人間にしか見えない女の子に『戒名』と『真名』を聞かれます。もしも、何かを答えていたら、男性は女の子と同じ状況になっていたかもしれません。
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