お礼参りをしよう!正しい作法やマナー、必要な物をご紹介!行けない時の対応も

しかし中には、「家族の健康をこれから見守ってください」といった継続的に良い状態を維持したいと願うケースもあり、必ずしも1年以内に結果が出るとは言えません。その場合は1年の時点での状況を伝えましょう。

お礼参りは強制ではない

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もしあなたがお願い事だけして感謝を伝えに行かなかったとしても、呪われたり祟られることはないので安心してください。神様もそこまで意地悪ではありません。逆に得や恩恵がある訳でもないのですが。

ただ、日本人の礼儀として「何かしてもらった後はお礼を伝える」のは当然の行いと言えます。損得が狙いではなく感謝を伝えるかどうかなので、普段大切な人に必ず「ありがとう」の気持ちを示す方は、ぜひ神様にもお礼も伝えてみてください。

六曜は気にする必要はない

仏滅や赤口は六曜的に縁起が悪いとされていますが、この日は行かないほうが良いという日は存在しません。六曜は一切気にせずに行って構わないのです。大安や仏滅といった「六曜」は中国がルーツになっているため、日本の神様とは何の因果関係もないため、ご自身のスケジュールだけを重視していただいて構いません。

天候も気にされているかもしれませんが、雨であろうと雪であろうと行くと決めた日に決行する気持ちが重要です。小雨や風は歓迎されているサインという説もありますし、厳しい天候であっても試練を与えられていると思えば、乗り越えた先には普段より大きな達成感を得られるはずです。

年始は混雑する

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大きな神社は初詣に多くの参拝客が訪れます。また太宰府天満宮のように学問で有名だと、年始から春にかけて合格祈願の人が押し寄せることが予想されます。こういった神社は混雑する時期が予測できるため、もしあなたが混雑に慌ててしまうようであれば、あらかじめ混雑しない時期を見計らって参拝しましょう。

お礼参りに行けない!そんな時どうしたらいいの?

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転勤や長期出張などの理由で住居が変わってしまい、これまでとは別の神社しか近くに存在しないケースがあります。罰が当たらないからといって、礼儀を欠くような行為はしたくない。そんな人は、別の手段について知っておくことも重要です。

お守りなどを郵送する

人には様々な事情があって、祈願の際に訪れた神社から離れて暮らす場合もあります。その場合、郵送を受け付けてくれるかを確認しましょう。電話連絡だけでなくホームページを設けているかもしれませんので、ぜひ確認してみてください。郵送物を受け付けてくれるのならば、本来出向いて返納する予定だったお守りを送りましょう。

お守りのお焚き上げを依頼する

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お守りには強い魂が宿っていると考えられ、その魂を天に返すために住職が炎で供養する行為を「お焚き上げ」と呼びます。郵送の場合は「お焚き上げ」を希望する旨を書き添えましょう。また、料金がかかる可能性がありますので、併せてあらかじめ確認しておきましょう。

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お守りに限らず、お札や絵馬をお焚き上げしてもらいましょう。強い願いが込められている大切な品物を炎に入れ、その強い思いが浄火され煙となって天に昇り供養されます。なので人形や飾りをお焚き上げする人も多いようです。お守り以外でも供養してくれるのか事前に確認しておきましょう。

総本山や系統が同じ神社に行く

送ることも困難な状況であれば、近所に同じ神様を祀っている神社がないか探してみましょう。総本山が理想的ではありますが、見つからなければ強くこだわる必要もありません。どうしても見つからない場合は、違った系統だとしても近所や地元にある神社であれば有効ではあります。

代理人にお参りしてもらう

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近所で神社が見つからない場合は、お礼参り自体を代理の方に頼む方法も良い手段と言えます。一見失礼な気もしますが、代わりの人がお礼に来ることよりも、誰もお礼に来ないほうが遥かに失礼だと感じませんか?最終手段しかなくなった時には代わりに行ってくれる方を探してみましょう。

海外にも神社が存在する

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実はハワイやヨーロッパにも神社が建てられているのです。海外に渡った日本人や、神道に感銘した外国人が海の向こうで建てたそうです。海外在住が長期の方は頻繁に参拝に行けませんが、案外近くに建てられている可能性も否定できません。海外に行った時にぜひ探してみてください。

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