マツバガイは身近なアワビ?美味しさと実は大切な存在の理由を紹介!

マツバガイは隠れた美味として食通では知られています。身近に生息し簡単に遊び感覚で採取できる存在でありながらも見逃されている貝でした。

マツバガイの食べ方を紹介

大変美味な貝ですが、より美味しくするために下処理が大切です。まずは食べ方についてご紹介します。美味しい調理法に関しては後ほどご紹介していきます。

マツバガイの下ごしらえ方法

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基本的には他の貝と同じように、良く洗って藻や砂を落とします。塩ゆでして、気になる方は、内臓部分を取り除きます。吸着力が強いため小石などを噛んでいる場合があるためしっかりと洗いましょう。

マツバガイの生臭さ対策

どんな野生生物でも同じですが、どうしても生臭さが気になる方は内臓を潰さないようにきれいに取り除くことがポイントです。ある程度気にならなくなります。

マツバガイを食べる時に気になること

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野生生物を自ら調理して食べる際に気になるのが、寄生虫や毒です。知らずに食べてしまって大変なことになってしまったと後からならないためにも、しっかりと覚えておきましょう。

マツバガイに寄生虫はいる?

寄生虫がいたという報告は今まで聞いたことがないようです。しかし自然界で採取している生物には、どんな可能性があるかわからないことがあるため、ゼロではないことを念において加熱調理を進めましょう。

マツバガイは貝毒大丈夫?

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貝毒という言葉を耳にしたことありますか?その貝の生息地によって大きく関係しますが、寄生虫と同じく可能性はゼロではありません。貝毒についてご紹介しますので、その情報を踏まえて注意しましょう。

貝毒について詳しく紹介

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原因は貝が食べるエサによります。主にプランクトンを食べる貝類はときに有害なプランクトンを食べてしまい、それを蓄積した貝を食べることで人間が食中毒を起こします。貝にあたった時は、この有害プランクトンの仕業だったのです。

貝自体には毒素を作り出す機能はない

よく加熱すれば毒素が消えるというものではなく、有害プランクトンを食べていない貝を食べることが必要です。でも見えない毒はどのようにして見分けたらいいでしょうか?

水産部が有害プランクトンの調査をしている

都道府県に水産関係部署が配属されており、有害プランクトンが発生しやすい4月~5月に水質を調査し毒性がないかチェックして安全性をキープしています。

マツバガイの料理方法を紹介

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料理方法は沢山ありますが、その中でも代表的な料理を3点ご紹介します。また美味しくするためのワンポイントアドバイスもご紹介します。ではそれぞれ順番にご説明します。

基本はやっぱり塩ゆで

沸騰したお湯に塩を適量入れて茹でていきます。一番シンプルな方法ですが、最も旨味を感じることができる調理法です。塩だけでも十分美味しいですが、七味マヨネーズをつけながら食べるとお酒のお供に相性抜群です。

ワンポイントアドバイス

茹で過ぎると硬くなるので、茹で過ぎに注意しましょう。火が通ってくると身が縮み始め、貝殻から外れかかってきます。これが中まで火が通った合図です。そうなったら鍋から取り出しましょう。

絶品バター炒めを楽しもう

実は貝とバターは相性抜群な組み合わせなのです。下茹でしたものをバターで軽く炒めていきます。炒める時に少し醤油を入れても美味しいです。

美味しく食べるためのワンポイント

下茹でした後に再度フライパンで火を通すため、下茹では早めに取り出しで固くなりすぎないように注意をしましょう。身が貝から外れたらすぐ取り出します。

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