規制が入って変わったのはアダルトゲームが避難の的になっただけでしょうか。実際のところは第三者機関の誕生に伴いメーカーの自主規制の強化と共に青少年の育成への配慮へと繋がっていきました。詳しく内容に触れていきます。
ゲーム制作会社の倫理観
規制前は規制が、ほとんどないようなものだったので規制によりメーカーの自主規制が強化されました。アダルトゲームは児童ポルノであるというような誤解も防ぐようなタイトルの付け方やパッケージの作り方を工夫するようになりました。
コンピュータソフトウェア倫理機構が設立された
誰かが第三者的に製品を審査して規制をかける必要があります。そのためにコンピュータゲーム倫理機構という機関が出来ました。基本的に、この期間の審査を通らないと製品を発売することが出来なくなったので青少年を守ると共にメーカーも倒産から守ることになり監視役になっています。
沙織事件から考える「アダルト」「エロ」の必要性と注意
アダルトやエロは有害なもののようなイメージがありますが本当にそうでしょうか。エロやアダルトは決して卑猥なものではないのです。アダルトなものやエロがこの世から消えてしまったら本当に犯罪が減るのでしょうか。決してそうではないことを理解してもらうためにエロやアダルトについて纏めました。
「エロ」は文化のひとつ?
実は昔から芸術の世界ではエロが表現されています。例えばルネサンス期のダビデ像は男性の裸体の大理石像があります。日本は「奥ゆかしさ」が良いところではありますが、その分エロに対して消極的な部分があります。エロを文化ととらえるとイヤらしく感じにくいはずです。
「アダルト」作品が性犯罪を防ぐ?
アダルトな作品は性犯罪を防ぐとも言われています。なぜならば、性的欲求を解消できるものだからです。この世からアダルト作品がなくなれば今よりも多くの性犯罪が増える可能性があるからです。おそらく、すべてを取り締まらない理由も、そういうところもあるのではないでしょうか。
沙織事件から18歳以下にアダルトが不適切な意味を今一度考える
そうは言ってもやはり18歳以下の青少年にアダルトなものを簡単に与えたり、手に入れたりできる環境を作るべきではありません。理由は18歳以下は子供で多感な時期なので善悪の判断が大人よりも出来ないはずです。アダルトな作品は、刺激が強い分精神的な面に影響を及ぼすので規制が必要なのです。
近年起こった性犯罪
残念ながら近年でも性犯罪は起こっています。過去5年の傾向を見ると減少傾向ではあるのですが 無くなってはいません。性犯罪には家庭環境、犯罪者の人格などが関係しているそうですが親の育て方が大きく影響しているケースが多いようです。ここでは近年起こった事件で特に衝撃的だった事件を紹介していきます。
尼崎児童暴行事件
2006年に小学生4年生が、なんと同級生に性的暴行を受けるという事件です。尼崎市立若葉小学校で男子児童数名からズボンとパンツを脱ぐように脅迫され、仕方なく脱いだところ女の子の性器を触ったり舐めたしたというのです。しかも女の子は親に言わないように口止めまでされていたようで、小学生が犯人というところも非常に痛ましいです。
どうして起こったのか
普通に考えると小学校4年生(10歳)で、ここまでの性的な欲求が起こるというのが理解できませんが起こったのには訳がありました。なんと親のアダルトビデオを見て真似をしたかったので犯行に及んだというのです。この発言により犯人の男児の家庭環境にたいして痛烈なバッシングあり世間の注目を浴びました。