ネイルノットはネイルノットパイプという専用の道具を必要とし、道具を使用すると非常に簡単に結ぶことが可能なノットです。メインラインとリーダー以外にも針とラインを結ぶ時にも使用が出来るノットなので、オリジナルの仕掛けを作る際などに役立ちます。
フライラインを使うならコレ!ネイルノット
- お勧め度(5段階):★★
- 難易度(5段階):★★
- 結束強度(5段階):★★★★
フライフィッシングでよく使用されるフライラインはライン自体に特殊なコーティングが施されており、リーダーと結束する場合強度を保つのが大変です。ネイルノットはそんなフライラインとリーダーを簡単に且つ強固に結束することのできるノットです。ネイルノットパイプの使用をしない場合は難易度が上がるので注意が必要です。
ネイルノットはどんな時に使うの?
ネイルノットは渓流河川でのフライフィッシングに使われます。ネイルノットは他の結び方に比べ用途が若干限られていますが、フライフィッシングでフライラインを使用する場合は特におすすめの結び方になります。
フライフィッシングについて詳しく知りたい方や、フライフィッシングに興味が湧いたけど何から始めて良いかわからない。道具はなにを揃えたらいいの?といった方はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。
ネイルノットの結び方をご紹介!
動画ではネイルノットの基本的な結び方をご紹介しています。動画内ではネイルノットパイプは使用しておりませんので、ネイルノットパイプをまだ持っていない方でもトライすることが出来るのでお勧めです。
Contents
ショックリーダーの結び方⑧PRノット
パックラックノットを略してPRノットの通称で親しまれており、PEラインとリーダーの結束によく使用されています。太いリーダー(30号:100ポンド以上)を使用する際には特にお勧めの結束方法になります。
大物を狙うならPRノット!
- お勧め度(5段階):★★
- 難易度(5段階):★★★★★
- 結束強度(5段階):★★★★★
PRノットはボビンやノッターといった専用器具を使用することによりその結束強度を最大限まで高めることのできる結び方です。道具が無くても結ぶことは可能ですが、手順も多く覚えるのが大変なため中上級者の方向きの結び方になります。結束強度は非常に高いため、覚えておいて損はありません。
PRノットはどんな時に使うの?
PRノットはその結束強度を最大限に活かすことのできる、遠征でのジギングやマグロなどの大物を狙う際に非常におすすめです。釣れる魚の大きさに比例してノットの重要性も上がっていきますので、大物が掛かっても安心してファイトできるPRノットでチャンスを掴み取りましょう。
PRノットの結び方をご紹介!
動画ではPRノットの基本的な結び方をご紹介しています。専用の道具があったほうがやはり強度が安定し、結び易さも格段に向上しますので多少コストはかかってしまいますが、道具の購入を視野に入れ検討してみるのも良いでしょう。
ショックリーダーの結び方⑨オルブライトノット
細めのメインラインと太めのリーダーを結束する際にお勧めの結び方です。慣れると非常に強固に結ぶことが可能ですが、練度による差が発生しやすい結び方になりますので、事前に何度か練習をしておくと良いでしょう。
ナイロンラインとリーダーの結束はオルブライトノット!
- お勧め度(5段階):★
- 難易度(5段階):★★★
- 結束強度(5段階):★★★
オルブライトノットは太さの異なるライン同士の結束に向いています。特にナイロンラインとリーダーとの結束強度は高いので、ナイロンラインでコストを抑えたいといった方にお勧めの結び方です。
オルブライトノットはどんな時に使うの?
以前はメインラインの主流がナイロンラインであったため、リーダーと結束する際はオルブライトノットを使用するケースがほとんどでした。現在はフライフィッシングのバッキングラインとフライラインといった太さの違うライン同士の結束が主な活躍の場となっています。
オルブライトノットの結び方をご紹介!
動画ではオルブライトノットの基本的な結び方をご紹介しています。最後の締め込みの引っ張り方で結束力に大きく差が出ます。手順が少ない分締め込みは特に大事になってきますので、実際に使用する際には少し注意が必要です。
ショックリーダーの結び方⑩トリプルサージャンスノット
トリプルサージャンスノットはアジングやメバリングなどので使用する細いラインとリーダーの結束にお勧めの結び方です。太いラインでは強度を出すのが難しいノットになりますので、用途に応じて使い分けるようにしましょう。
エステルラインとリーダーの結束はトリプルサージャンスノット!
- お勧め度(5段階):★★★
- 難易度(5段階):★★
- 結束強度(5段階):★★★
アジングなどのライトゲームでよく使用されるエステルラインは非常に細く柔らかいため、あまり固く結んでしまうと力が一点に集中してしまうと切れやすくなってしまいます。エステルラインを使用する場合は結び目への負荷が少なく、しっかりと結べるトリプルサージャンスノットがお勧めです。
トリプルサージャンスノットはどんな時に使うの?
トリプルサージャンスノットはライトゲームで使用される細いPEラインやエステルラインをリーダーと結ぶ際に使用されることが多いです。エステルラインを使用していて結び目から切れてしまうことが多い方は、一度試してみると良いでしょう。
トリプルサージャンスノットの結び方をご紹介!
動画ではトリプルサージャンスノットの基本的な結び方をご紹介しています。トリプルサージャンスノットは手順も少なく覚えるのが簡単で、慣れると釣り場でも数分で結ぶことが可能になります。ライトゲームに挑戦する方はぜひ覚えておきましょう。
結び方で困った方にお勧めのアイテムをご紹介!
FGノットの項目で「ノットアシスト」についてご紹介しましたが、ほかにもショックリーダーを結ぶ補助をしてくれるアイテムは多数あります。釣りは好きだけどノットが苦手という方はぜひ活用してみましょう。
第一精工 ノットアシスト 2.0
FGノットは慣れると非常に使い勝手の良いノットですが、慣れない間は結ぶのに手間取ったり、結びが緩くなることもあります。それが原因で強い衝撃に耐えきれず結び目が解けてしまうこともあります。そういった方のために発売しているこちらの「ノットアシスト」は初心者の方でも簡単にFGノットが結べる優れものです。ぜひお試しください。
第一精工 ノットアシスト 32104
こちらの商品は最初に紹介した「ノットアシスト」と同メーカーの商品で、非常にコンパクトで携帯に優れています。風が強い時などラインが風に煽られても、安定してノットを作ることが出来ます。価格もお手軽な金額となっておりお勧めです。
シマノ ボビンワインダーライトタイプ TH-201M
こちらの商品は少々高価ですが、極細のPEライン(0.3~3.0号)とリーダーを結束する際に非常に重宝します。ノットの結束力も非常に高くお勧めです。同商品のヘビータイプは対応のラインが1.5~8.0号ですので、ご購入の際は自分のラインに合わせて購入するように気を付けましょう。
ハピソン ラインツイスター YH-716P
こちらの商品は電池式で、新太郎ノットやミッドノットのようなリーダーにPEラインを巻き付けるような結束方法の際に重宝します。巻き付けの目が均一で非常にきれいになりやすく、素早く結ぶことが出来るのでお勧めです。
ショックリーダーの長さや太さについて
ショックリーダーでよく使われるナイロンやフロロカーボンは太さの種類がたくさんあり、購入の際に非常に悩む方が多いです。そんな方に場面に応じた太さや実際に使用する長さの目安をご説明します。
ショックリーダーの太さの目安
- アジング、メバリング:0.8号(2ポンド)~2.0号(8ポンド)
- エギング、シーバス、チニング:2.0号(8ポンド)~4.0号(16ポンド)
- ライトショアジギング、ショアジギング:4.0号(16ポンド)~12.0号(40ポンド)
上記が一般的によく使われるショックリーダーの太さになります。釣れる魚の大きさや、釣り場に岩場が多い場合は表記よりも太めのリーダーを使用する必要もありますので、釣り場の情報は事前にしっかり調べておきましょう。
ショックリーダーの長さの目安
ショックリーダーの長さは75cm~150cmくらいの長さがよく使われています。しかし、岩場の少ないアジングなどは30cm~50cmでも良かったり、岩場の多いショアジギングだと2mを超えて必要な場合もありますので、状況に応じて使い分けましょう。
まだまだ奥の深いショックリーダー
こちらの記事ではショックリーダーの種類や結び方などをご紹介してきました。当記事で紹介している内容は全体から見るとごく一部の内容かもしれませんが、これから釣りを始める方の手助けになれば幸いです。ショックリーダーの結び方ひとつとっても覚えるのが大変ですが、その大変があるからこそ釣りの楽しさや充実につながるのかもしれません。
ショックリーダーの選び方や種類に関する記事はこちら