「試し腹」は朝鮮半島の悪しき風習?本当に実在したのか検証!ソースも!

このようにこうして生まれてきた人々は悲惨な人生をたどっていくのですが、さらに悲惨なのはこの行為がいかに危険かという事です。次からはどれだけひどい扱いを受け、そしてその後どれくらいまで生きることが出来たのかについて見ていきたいと思います。

大人まで生き延びる確率は少ない

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彼らはあまりにもひどい労働を母親が嫁いだ先の家で受ける為、前述したように彼らのほとんどが成人する前に亡くなってしまいます。さらに近い血の者同士で生まれてきたことから体も貧弱な事が多く、これも成人まで生きられない理由として考えられます。

こうしたことも含めて、一生地位の上がることのない状況で酷い環境の中労働を強いられるという事を聞くだけでもこの行為の詳細がいかに異常な事だったかが分かるのではないかと思います。絶対に後世に残してはならない忌むべきものだとひしひしと感じるばかりです。

試し腹の問題点

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ここまでこの行為について見ていきましたが、これだけでもひどい事を行っていたことが分かるかと思います。ではここからはこの行為のそもそもの問題点について、それがどのような点なのか、その詳細について見ていきたいと思います。

モラル的にタブー

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そもそもの問題点として、血の繋がった者同士でのまぐわいと言うものは、現代社会に生きている私たちの観点という事以前に、モラルという意味でタブーだとされてきました。昔では国によっては高貴な血を保つために行われてきたこともありますが、それでも忌むべき行為として昔から言われてきています。

遥か昔の日本で見ても、血の繋がった者同士での行為と言うものは確かに存在した痕跡があり、それは神話の中に登場した水蛭子の生まれ方などからも見て取れます。しかしながらだからと言ってこの行為が肯定されたわけではなく、人間的な観点から見て行ってよい行為では決してありません。

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血の繋がった者同士でこのような行為をするというのはどの国のどの文化の立場から見ても許される行為ではありません。ましてやその後道具のように扱うなどもってのほかです。女性を、そして人間を侮辱して他ならないものだといえます。

遺伝学的にも自然の摂理に背く行為

また、この行為には生物学的な観点からも危険な行為であることが指摘されています。そもそも生物というのは全く違う者同士で遺伝子を混ぜ合わせることによって多様な情報を獲得し、免疫などを獲得していくのですが、近しい者同士ではこれが行えないため病気などに対して弱い子供が生まれてしまうのです。

さらにこれ以外にも障害を持ち合わせて生まれてくる確率も非常に高くなり、脳の一部分が収縮してしまったり、機能しないなどといった日常生活に異常をきたし、場合によっては生命にかかわるような状態で生まれてくる場合も多いのです。

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このように生物学的に見ても非常に危険なものであることが分かったかと思います。そしてこの行為はこの時代、半島を統括していた日本国によって現在まで禁止されることとなったそうです。次からはこの点についても詳細を見ていきたいと思います。

試し腹は現在は禁止されている

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ここまで生物的観点と人間の倫理観の面からこの行為について見ていきました。そしてこの忌むべき行為については当たり前ですが現在では禁止されています。ではここからは一体どのようにしてこの行為が禁止されることとなったのかについて見ていきたいと思います。

日韓併合時代に禁じられたとされる

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この身震いするほどの行為については、戦時中に日本によって半島が統治下に置かれた際、政府によって禁止されることとなりました。やはり国の観点から見て、この行為は行ってはならないものであるといった判断だったと考えられます。

また、これ以外にも統治下で行われていたとされる差別的な慣習や病人を模して行った病人を馬鹿にしたような踊りについても禁止しており、これに関しても現代の価値観では決して許されるべきではない行為であり、禁止をして正解だといえるでしょう。

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