謝謝茄子ってなに?元ネタは?
謝謝茄子という言葉は実際には存在しません。
では、なぜそういった言葉が生まれたのでしょうか?またどういった意味で使われているのか紹介していきます。
元ネタは淫夢語録の「ありがとナス」
謝謝茄子の元ネタは日本の2chなどで人気の「淫夢語録」と呼ばれる、言葉の1つの「ありがとナス」です。
淫夢語録とはホモビデオ内での面白い発言をまとめたものです。その他の淫夢語録に関する記事はこちらからどうぞ
ありがとうの意味で使われる偽中国語
謝謝茄子は中国での元々のありがとうの「謝謝」の意味と同じ用途で使用されている偽中国語です。
ネット上の掲示板などでも、質問等の感謝に気軽に使用されています。
中国語のありがとうにナスをつけて作られた
謝謝茄子は「ありがとナス」を中国語としても伝わる様に日本人が漢字に変換しました。
ありがとうの意味の「謝謝」と、ナスを漢字表記にして合わせた事で生まれました。
謝謝茄子が流行ったキッカケ
元々日本で流行していた言葉が、中国に渡りなぜ流行したのでしょうか?
流行した理由は様々な要因がありますので、その代表的なものをご紹介します。
bilibili動画経由で淫夢語録が輸出された
最初の要因として、元ネタで有名な 「真夏の夜の淫夢」を中国でも、bilibili動画というサイトを経由することで閲覧する事が出来た事です。
実際の動画を視聴する事が出来たので、淫夢語録も少なからず中国に浸透していた事が一因となっています。
中国発のシューティングゲーム『アズールレーン』
『アズールレーン』は中国の艦船擬人化シューティングゲームです。そのゲーム性や魅力的なキャラクターで瞬く間にオタク層に人気になりました。
このゲームは中国で先行配信されていた為、いち早く情報を得ようとした日本人が中国の掲示板に行き、その中の誰かが「謝謝茄子」といったとされています。
謝謝茄子は笑顔でお礼の意味として流行した
どうして「謝謝茄子」は中国でも受け入れられ、流行したのでしょうか?茄子の部分は初めは疑問を持たれていました。
しかし、中国では写真を撮る時に「1,2,3,茄子」と日本で言う「チーズ」にあたり、笑顔のイメージがあった事から笑顔で感謝すると言った意味で使われます。
絵師「もみおさん」の功績も大きい
別の要因として絵師のもみおさんの功績があると言われています。もみおさんはネット上で絵の公開などをしていて、その中で中国の人とも数多く交流しています。
その中でもみおさんはよく偽中国語を使用していくことから、中国のネットに浸透したとも言われています。
謝謝茄子が『アズールレーン』の公式スタンプとして販売されてしまう
謝謝茄子が『アズールレーン』の公式のラインスタンプとして発売されてしますと言う珍事件がありました。
では、どうしてそんなことが起こってしまったのでしょうか?
謝謝茄子が公式スタンプとして販売されてしまう
一番の大きな要因としては、謝謝茄子がゲーム内で頻繁に使用されていて、かなりのユーザーに浸透していた事が理由です。
公式が元ネタを知っているかは不明ですが、ホモビデオが元ネタの言葉が公式スタンプとして販売されてしましました。
淫夢語録が公式になったと日本で話題になる
公式スタンプの発売騒動は日本でも話題になりました。
ホモビデオが元ネタのスタンプは、引いてしまう人やネタにする人など反応は様々でしが、かなりの反響がありました。
「汚い日中貿易が成立してしまった」と話題になる
ネットの普及で海外の人と気軽に交流が出来るようになりました、日本の言葉が他の国に浸透したり、逆に海外のネット用語が日本に入ってくることがあります。
それを、貿易に見立てて生まれたのが「汚い日中貿易」ですが、なぜそう呼ばれるのか説明していきます。
射爆了(しゃーばおら)が日本のネット住民に伝わる
日本から中国に渡った言葉がある様に、中国のネット用語も日本に入ってきています。その中でも有名なのが「射爆了」で、「しゃーばおら」と読みます。
「sbr」とも略され「爆発的に射精した」という意味で、主に性的な画像などを見た時に使用されます。
日本の「即夜戦」と同じ意味で使われている
日本にも射爆了と同じ意味で使われている「即夜戦」があります。主に日本のゲーム「艦コレ」のプレイヤーの間で使用されています。
意味は「(性的な意味で)我、即時夜戦に突入せん」とする言葉で、エロい艦コレ画像に使用されます。突入するという意味なので事前・最中・事後には使用するのは不適当です。
「謝謝茄子」と「射爆了」で「日宋貿易」と言われる
このネット上での「謝謝茄子」と「射爆了」の言葉の各国への出入りを受けて、ネット上では「日宋貿易」と呼ばれています。
また、交換した言葉が下ネタで下品な事から「汚い日中貿易」としてネタにされています。
意外に通じる偽中国語
近年気軽に外国の人と交流できる機会が増えた事で、本当の中国人に対して偽中国語で交流しようとする日本人が増えた事が話題になっています。