尼崎脱線事故の本当の原因は?運転士を追い詰めたJR西日本の体勢と日勤教育

史上最悪の国内脱線事故となった尼崎脱線事故はなぜ起きたのか?事故から10年以上たった今もう一度尼崎脱線事故の原因を探ります。なぜ運転士高見隆二郎は狂気的な列車走行をしたのかJR西日本の過失とはなんだったのか改めて検証します。

この記事をかいた人

テニス・旅行が趣味です。 共感できる内容や魅力のある記事を紹介したいと思います。

「尼崎脱線事故」2005年の悲劇

GoranH / Pixabay

通勤通学だけでなく買い物客等で多くの乗客が利用する時間帯に起きてしまった大事故です。大勢の死傷者数をだしてしまったことから日本の歴史上最悪の大事故とも言われている悲劇の事故になります。他、悲劇の事故に関心がある方はこちらを御覧ください。

史上最悪の脱線事故「尼崎脱線事故」

niekverlaan / Pixabay

過去をさかのぼっても、脱線事故が一度もなかったわけではないですが、多くの死傷者を出すことになってしまったこの事故は最も悲惨な事故として人々の記憶にも残っています。4月25日の朝、福知山線の路線で規定の速さを超過した状態で走行し横転をした事故になります。

尼崎脱線事故の犠牲者数

meineresterampe / Pixabay

この事故の犠牲者の数は669名にも及びました。亡くなられた方は運転手を含め100名以上の107名となります。負傷者は562名にも及びました。犠牲者は先頭車両付近の乗客が大半を占めており、脱線した際に車体や車内の部材などに押しつぶされたことや胸部圧迫による窒息死が大半の死因とされています。

尼崎脱線事故の発生現場

朝の早い時間帯ということもあり大勢の乗客が乗車していました。発生現場は、駅と駅のちょうど中間付近にある右カーブの場所です。規定の速さを超えた状態でカーブに進入したことから曲がりきることができずマンションの1階部分衝突しました。

「尼崎脱線事故」事故前の車内の様子

Santa3 / Pixabay

事故当日の、事故列車の車内は特に変わったようすもなく穏やかな時間が流れていました。音楽を聴いている人・おしゃべりをしている人・本を読んでいる人など各々がいつも通りの自分の時間を過ごしていました。

いつもの通勤風景

Free-Photos / Pixabay

1日の利用者数はおよそ6万人と言われており、大勢の人が使用する路線です。事故当日も特に変わった様子もなく9時ごろだっため大学生や専門学生の通学の時間や通勤の時間帯・買い物へ行くために利用する人などがおり、いつもと変わらない朝の様子でした。

尼崎脱線事故直前「早すぎる」という乗客の声

fotolehrling / Pixabay

朝の9時台という通勤や通学の時間帯だったこともありいつも利用している人の中には事故が起きる直前の速度がいつもより速すぎるのではと違和感を感じている乗客も数名いたそうです。その乗客の違和感は最悪の事故となる惨劇を引き起こしてしまうことになります。

尼崎脱線事故の原因を検証①電車遅延

NEXT 尼崎脱線事故の原因を検証①電車遅延