新幹線殺傷事件|犯人小島一郎の生い立ちや動機、現在と被害者梅田さんの勇姿

この障害は近年になってカミングアウトした有名人もおり、しっかりと社会に出て生活をしている人もいます。ですのでこの障害だからと言って社会に溶け込めないといった事は決してなく、周りの者たちの理解を持ったフォローによっていかようにもケアができるます。

メディアの過剰ともいえる反応に疑問

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そして今回の事件について、問題とされているのは犯人が障害を持っていたことに対して過敏に反応をしていたという点です。様々な番組内などでこの点について何度も指摘をしており、視聴している者たちが偏見を持ってしまう程のものでした。

このようにある一点だけを指摘し、それだけを指摘するのはあまりにも稚拙で正直なところ市長に耐えうるほどの情報ではありませんでした。前述したように犯人の持つ障害は必ず危険な人物であると言う物ではありません。まずはそこを説明しなければ、ただの偏見に満ちた偏向報道で終わってしまいます。

日本の障害に関係する事件に関してもっと知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

新幹線殺傷事件の犯人小島一郎とその家族の現在

ここまで犯人の持っている障害について見ていきましたが、ではその後の犯人たちとその家族たちは一体どうなったのでしょうか。ここからは犯人の事件後について、家族との関係や両親が犯人に対して思う事について見ていきたいと思います。

小島一郎は面会拒否

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逮捕後の犯人についてですが、両親が面会に来たこともあったようですが、これを即座に拒否し、すぐにドアを閉めてしまいます。やはり親子の関係性は当たり前ですがいまだに凍り付いたままの様で、どちらも歩み寄るということはありませんでした。

また、この際に差し入れとして持ってきた衣類やお金、内容に関しては不明ですが手紙に関しても受け取ることを拒否しています。しかしながらこの親子間の問題に関してだけは、一概にすべて犯人が悪いようには思えません。環境が違っていれば、もしかすればこのような事件は起きなかった事でしょう。

小島一郎に反省の様子は無しか

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犯人はこの事件に対して反省をしているという様子はなく、刑期を迎える際にもまるで修学旅行に来た学生のようだったとその時その場に居合わせた人物は語っています。時折笑みを見せることもあり、罪悪感などは一切感じられなかったようです。

また、それ以外にも出された夕食を普通に平らげ、畳で寝るのは久しぶりだといった事を話すなど、どうにも楽しんでいるとさえ思ってしまうような犯人のこの態度に、反省している様子はみじんも感じられません。この点は純粋に彼が悪であると断定できるでしょう。

父親は「私達夫婦が加害者みたいになります」と発言

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また、犯人の親に関しても、まるで他人事かのように今回の事件について話しており、まるで自分たちも被害を受けた一人であるかのようなふるまいをしています。これに関しては疑問ばかりが残り、この親にも責任はあるように推察してしまいます。

前述した親子間の問題や、教育の面であまりにも関心を向けなかったこと、そして障害についてもなにも関わろうとせずにフォローも行わないといった点だけを見ても、この犯人を作り出したのはこの親の無責任さもあります。犯人が悪いのは周知のことですが、両親も今回の事件の要因の一体んを握っていた事でしょう。

高速の密室!新幹線には安全対策が必須

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ここまでこの事件に詳細を見ていきましたが、これをきっかけに新幹線内の安全という面が見直され始めることとなります。ここでは安全の面で一体どのような対策を始めるようになったのか、比較をしながら見ていきたいと思います。

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