無脳症とは?エコーで見る特徴や発症の原因、予防法をご紹介

現代の医学をもってしても、母体にいる状態で胎児を治療できるわけでなく、自然治癒したという症例もないです。仮に生んだとしても寿命はおそろしく短いです。なので、苦しい決断ですが、中絶を選択する方々もいます。実際どのくらいの割合の人が中絶を選択していくのでしょうか。

中絶の割合

実際、はっきりとしたデータはないのですが、妊婦やご家族によって中絶という決断をするケースは、割合でいうと少なくはありません。実際、自然に流産や死産するよりも圧倒的に中絶と言う形で胎児が亡くなるのが多いです。

無脳症の赤ちゃんの中絶に対する意見

やはり、大多数の方がやむをえないのではという意見が多いようです。天国へうまく飛んでいけるようにと翼と言う名前をつけたという投稿からは、とても愛情を感じます。人それぞれの想いの中、向き合って決断してるように見受けられます。

実際に生んでいる人もいる!

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多くの方が中絶を選ぶ中、中には中絶をせず生むことを決意した人々もいます。無脳症はどちらの決断をしても、とても強い覚悟が必要になります。今の社会は、どちらが正しいということは基本的になく、最終的にご家族で考えて悔いの残らない決断をしなくてはなりません。

無脳症の実例!実際に赤ちゃんを産んだ人たち

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ここでは、実際に生むことを決意し実行した人々を紹介していきます。なかには、とても希望のもてるケースもありますので、是非ご覧ください。具体的に生まれることを決断され、世に出でた赤ちゃんたちの情報をお届けします。

無脳症の赤ちゃん①ジャクソン・ブエルくん

アメリカの有名な無脳症の子です。当時の担当された医師からは生きて2~3日だろうと言われていました。しかし、1年生きるだけでも奇跡と言われいる中、2018年の時点でもうすぐ3歳の誕生日を迎えるところまで来ています。ジャクソン君の目には、生きる力が溢れていて、一瞬無脳症の子供だとは気づかないぐらいです。

無脳症の赤ちゃん②ニコラス・コークくん

ニコラス君の場合は、生まれた時から、目も見えなければ、食べる事もできず、話すこともできませんでした。しかし、特殊な医療機器には頼らず、いくつかの薬を投与して、素晴らしいことに誕生日まで生きのびました。祖母は、憐れむ人もいるかもしれないけど、彼は生きる糧を与えてくれたヒーローだと言ったそうです。

無脳症の赤ちゃん③ビトリア・デ・クリストちゃん

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こちらも2年半という、無脳症にもかかわらず驚異的な時間を生きました。母親は、ビクトリアちゃんと過ごしたのは生まれて2年半で、一緒に過ごしたのはさらにお腹のなかでのことも含めると9か月あって、素敵な時間だったと語っています。

無脳症児に関する倫理観

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実は、無脳症の子供を授かった人々は、人としての倫理観について考えさせられる場面に直面するケースもあります。それは、いったいどのような状況でしょうか。また、脳死と無脳症は似てるような印象がありますが、そのことについても賛否両論があります。

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