【ルーマニア事件】益野友利香さんはなぜ殺害された?事件概要とその後

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眼球は水晶体が破損するほどの状態、更には大腿骨や胸骨、助骨など多くの部分の損傷があったため、縛られていただけでなく圧迫の跡、屍姦にも無理やり強姦していた可能性があることが分かります。

遺体の損傷から生前とは考えにくく、残虐性が尚更浮き彫りにされたと言って過言ではありません。右側の乳首からはDNAが検出されないほど、欠損していたのです。供述では動物が食べたのではないかとありますが、真実は不明なままとされているのでした。

財布などの貴重品も取られていた

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ルーマニア事件の残虐性はそれだに収まりません。犯人の目的は、ありとあらゆる方向へと向けられていたことが分かります。非道な行為に及んだ後に、奪われたものは命だけではありません。心と身体だけでもこれ以上ない苦しみを味わったにも関わらず、更に財布類までなかったのです。

全てを奪ってからその場を立ち去った犯人。被害者のことを全く無視した行動は言葉で言い表せないほど「惨さ」を感じるものです。金品や携帯電話もですが、デジタルカメラなどの貴重品取られていたのでした。

ルーマニア事件後アイセック・ジャパンには非難が殺到

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ルーマニア事件では、犯人のみならずNPO法人のあり方も問いただされたのです。NPO法人のアイセック・ジャパンは、1人で渡航させるなど国際的認識が浅い団体とされています。学生のみでの団体とは言え当然問われるのは責任問題です。

アイセック・ジャパンという団体にも責任の目は向けられますが、一切関わりを持たない姿勢を取り拒否の体制でした。ところがメディアの問い合わせにも関わらず、一切の関与は無視される結果になりました。

アイセック・ジャパンに送られた非難の声

アイセック・ジャパンに寄せられた多くの声は、学生が運営しているとは言えNPO団体を名乗っている以上責任があるはずとの意見が見受けられたのです。自己責任で全て行わなければならない、知らない土地でも1人で行かされるのはおかしいと非難は集中します。

無責任な対応に非難の声が響く中、方針のあり方が問われたのです。無責任な対応に日本でも、方法のあり方が問われ激怒される結果になだけでのは明らかでしょう。今では運営方法も様変わりし、1500人を超える学生が所属しています。

ルーマニア事件を現地メディアは自己責任と報道

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ルーマニア事件では悲しみの中、更なる追い打ちがかかったのです。それは現地メディアの報道にあります。初めての地に1人で訪れ、夜間にポーターを名乗っていたとは言え知らない人についていく方が悪いというのです。確認を怠っていたことに全くの落ち度がなかったとは言えません。

とは言え、ボランティアで訪れた地でガイドがあったことは不安を覚えている彼女にはどれだけ心強いかを考えると決して益野友利香さんだけが悪いわけではなく、犯人が悪いことは当然です。事件では責任問題が問われますが、彼女だけがバッシングの対象になることはないことは確かでしょう。

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犯人が犯した行動が、どれだけの行為で残虐極まりないことを踏まえると、犯人に最も責任はある言えるのです。治安の問題もまた浮き彫りにされたと言って過言ではありません。

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