【パラコート連続毒殺事件】1985年に発生した犯人不明の悲惨な未解決事件

疑問ばかりが募る一方です。

パラコート連続毒殺事件の他にも数多くの被害が!農薬混入事件は78件

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今回の連続不可解騒動で毒殺が世にあらわれ残酷なものだと認識されるようになりましたが、実はもっと前から発生していたのです。知られざる毒について探ってみましょう。

1985年に飲み物に農薬が混入された事件は78件ほど発生していた?

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ドリンクに農薬を混ぜられたトラブルは約78件発生しています。農作業をする人にとって大切な商売道具でもあります。店舗に並んで気軽に変えるよう品ぞろえが豊富です。

農作物に使うのではなく人を傷つける凶器として使っていたのは悍ましいことです。

触っただけでも中毒を起こす

飲まなくとも中毒になってしまう強さがあります。直接触ってしまったり、知らない間に触れていただけでも皮膚から浸透していき、内部を侵していく怖い薬品です。

実際にも除草作業をしていた農家が、農薬の入ったタンクを背中に背負い撒いていたところ気づかないうちに漏れ出し背中を濡らしました。背中から体内に浸透してしまい死に至ってしまたのです。

1都2府22県で発生!そのうち17人が死亡していた?

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他殺自殺含めて17人もの命を失っています。日本全国に渡って発生していたのです。逮捕され解決済みの案件もありますが、今回のような未解決のままお蔵入りとなっているトラブルも多数あります。

なぜ発見されにくいのでしょうか?混入していても気づかないものなのでしょうか?

パラコート入りの飲み物を飲んでも臭いや味で気がつかない?

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土にびっしりと根を張り水を与えなくても成長していく雑草は、強い生命力を持っています。根強い草を急速に枯らすわけですから、体に良い物でないことは安易に想像できますよね。

害を与える猛毒は臭いや味はないのでしょうか?

飲む前の臭いは?

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多くの命を奪ったパラコートは臭いのない性質を持っています。謎の犯人は無臭だと知っていて悪用しているのです。サスペンスドラマでも度々登場する青酸カリは、臭いがあります。

薬のような臭いはなく柑橘系の臭いを発しているので、ジュースや味のするものに混ぜてしまうと気づかないようです。よくドラマでもウイスキーやジュースに混ぜています。味が濃いものでは感じにくいのでしょう。

青酸カリより強い毒について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

飲んだ味は?

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異変を感じて亡くなっている人がいるほどです。特に腐ったような味がしたと証言が残っていることから、味がすることは確かです。

混入されていたオロナミンCやコーラ、リアルゴールドは清涼飲料水に比べると味が濃く糖分も多いのが特徴です。一口飲んだだけでは異変に感じにくい種類を選んでいると思われます。

強い毒性で一口でも死に至る

ゴクっと一口飲んだところで何かいつもと違う味や臭いを感じたとしても、実は手遅れなのです。猛毒は一口体内に入っただけで死に至らせる怖いものなのです。

約40mlで致死量とされており、一気に飲んでしまうと24時間以内に死に至ります。その一口が危険なのです。

被害者は異変に気付いた?

多くの被害者が2~3日後に息絶えています。一気に飲み干したとしたら翌日には亡骸となっていたはずです。一口飲んでおかしいと感じ飲むことを止めたのでしょう。

ストップしても徐々に体の中を蝕んでいく化学物質には勝てませんでした。

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