【パラコート連続毒殺事件】1985年に発生した犯人不明の悲惨な未解決事件

今のところ解毒できる特効薬は開発されていません。誤って体に害のある薬品を飲んでしまった場合は胃洗浄が施されます。農薬は浸透率が早く洗浄するときには全身に巡っており手遅れの場合が多く、助けられないのです。

農作物にとっては優しい薬だった

多くの除草剤は撒いた部分全体が枯れてしまいます。育てたい作物まで全滅になってしまうのですが、パラコートは雑草だけに効果を発揮し作物に効率よく養分を与えるのを助け、丈夫に育てるのです。

農家の人たちにとっては安価で手に入り作物も育つことから救世主だったのです。

人の心理をうまく考慮した事件

TeroVesalainen / Pixabay

大きな問題となっていたのですが防ぐことができず被害が広まってしまいました。なぜ未然に防ぐことができなかったのでしょうか?これには人間のこんな心理があったからなのです。

余分に貰えるお得感

JillWellington / Pixabay

欲しいものを買ったら、一緒の商品がもう一つ置いてあったとしたらどんな気持ちになるでしょうか?ラッキー!好きなものが余分にある!とお得な気持ちになります。

買い手の心理を巧みに利用した犯行と言えます。

間違えたかな?と思わせる

ijmaki / Pixabay

買う時に取り出し口を覗いてから購入する人はあまりいないではないでしょうか?硬貨を入れてボタンを押して、やっと下の口を覗く人がほとんどです。

その時にもう一本入っていたら、もしかしたら間違えちゃったかなと思ってしまいます。特にお釣りを要する際や複数本買ったときは、勘違いをしてしまうことを想定して実行しているのです。

ターゲットを定めている

470906 / Pixabay

自動販売機に近づく人は、喉が渇いて何か水分が欲しい人、ストック用に買っておこうと思った人です。むやみに意味もなく近づく人はまずいないでしょう。

喉が渇いていて買った人がもう一本サービスのように置いてあったとしたら、嬉しくて持ち帰ってしまうのも避けられないのかもしれません。

自分は大丈夫!

TeroVesalainen / Pixabay

新聞やニュースで連日報道されていたにも関わらず防ぐことが出来なかったのは、どこか他人事で自分は大丈夫という思いがあったことで防げなかったのではないでしょうか?

どこで起こりうるかわからない恐怖は、自分に襲い掛かってきても予防できるように気を引き締めていたいものです。

怪しいものは触らないことが大切

少しでもおかしいなと感じたものには触れないことが自分の身を守るためには大切なことなのではないでしょうか。

「タダより怖いものはない」この言葉を忘れずに、甘い罠には必ず裏があることを忘れないようにしましょう。

ある種のテロ事件!未解決事件のパラコート連続毒殺事件

freestocks-photos / Pixabay

罪ない人々を襲った恐怖ははかり知ることもできないものです。日本中で起こった不可思議な騒動、そして便乗した悪質トラブルは世間を賑わせました。

年月が流れ騒動は鎮静しましたが、もしかしたら今もどこかで罪人はのうのうと生きているかもしれません。明日は我が身と肝に銘じ、自分の身は自分で守り切る意識を持つことも大事なことなのです。

メアリー・ベルに関する記事はこちら

鈴蘭毒に関する記事はこちら