ハンミョウの生態や種類、毒性の有無まとめ!捕まえ方と飼育方法も!

ハンミョウは世界に2500もの種類が存在し、日本にも20種類程のハンミョウが生息しています。その中でも良く目にすることが出来るハンミョウ8種類をこちらではご紹介させていただきます。同じハンミョウでも様々な違いがあるため見かけたハンミョウがどのハンミョウなのかを見分ける参考にしてみてください。

トウキョウヒメハンミョウ

大きさは9~10㎜ととても小さく、本州や四国、九州で目にすることが出来ます。体はカラフルなイメージとは打って変わって、茶色の体をしており、6~8月頃になると近くの草むらなどで見かけることが可能です。しかし、とても小さい昆虫なので注意して探さないと見つからないかもしれません。

ニワハンミョウ

15~19㎜と少し大きめな昆虫です。体は銅のような色をしており、光沢がありません。北海道、本州、四国、九州にいるハンミョウです。個体数も多きため様々な草むらに生息していますが、保護色の体を持っているため見つけるには注意が必要です。

コニハハンミョウ

暗銅色に白い模様が入った体を持っており、見た目はニワハンミョウとよく似ているため混同されがちです。しかし、大きさが10~13㎜と少し小柄で、草むらにも生息していますが、河原の砂などでよくみられる種類となっています。

エリザハンミョウ

9~11㎜程の暗銅色の体を持ち、背中に白い模様が入っています。他のハンミョウとも見た目が似ており、見分けにくいのですが生息地が草むらよりも、湿り気の多い河原や海岸、池の周りの砂地を好んで生息しているのが特徴です。

コハンミョウ

茶色で11~13㎜程の大きさの体を持ちます。ほかのハンミョウと違い乾いた土地を好み、河原や丘陵地といった場所の乾いている地面に生息しています。北海道、本州、九州、四国の他にも沖縄で見ることのできるハンミョウの仲間です。

ミヤマハンミョウ

暗めの緑色で15~20㎜ととても大型のハンミョウです。北海道や本州、四国に分布しており、6~9月になると、山地や高山体の土砂が露出した場所で見かけることが出来ます。草むらよりも土砂に好んで生息する特徴を持っています。

ホソハンミョウ

10~12㎜で黒い体を持つ小さな昆虫です。丘陵地や山地の疎林や草原に多く生息しています。特徴として体の上部はほかのハンミョウよりも細長くなっています。動きがとてもすばしっこいため捕まえるには苦労する昆虫です。

カワラハンミョウ

14~17㎜で光沢のない黒色に白い模様が入っている体です。海岸の砂地や河原を好んで生息する種類ですが、残念なことに最近では生息地が減少しており、個体数を減らしている種類です。個体によって白い模様が違いますが、白の部分がしっかりと広めの模様であることも特徴の1つです。

ハンミョウに毒性はあるの?

ハンミョウは強力な顎を持ち、他の昆虫も食べてしまうという攻撃的なイメージですが、ハンミョウ自体に毒はあるのでしょうか。飼育を考えている方も毒を持っているかどうかで自身の心構えが変わってくる大切なポイントのため、毒を持つハンミョウの種類も踏まえてこちらでご紹介させていただきます。

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