ハンミョウの生態や種類、毒性の有無まとめ!捕まえ方と飼育方法も!

ハンミョウの中でもツチハンミョウ科の種類は毒性を持っており、その毒性は驚くほど強力です。成虫の体液にはたったの30㎎で致死量に達する猛毒であるタリジンという種類の毒を有しています。日本で生息するツチハンミョウが生息しているため、接触の際には気を付けましょう。

ツチハンミョウは漢方薬にもなる?

量を間違えると毒性を発してしまいますが、ツチハンミョウは古くから中国において漢方薬としても使用されてきました。おできのウミを出す薬としても使用されていましたが、漢方の効果としては催淫や利尿、 躁鬱病、性病、知覚麻痺に効くとされています。

カンタリジンの毒性が強いマメハンミョウ

日本に生息しているマメハンミョウという種類はカンタリジンという毒を有しています。これは少し触れただけでも火傷のような水ぶくれが出来ることが分かっています。古くからイナゴの卵を食べる益獣の半面で大豆の葉を食べる害獣としても扱われてきました。しかし近年ではイナゴの卵が減少していることから個体数を減らしています。

他にも日本に生息している生き物たちの中で数多く毒をもった種類が存在しています。そんな中でも初夏から秋によく見かける茶色い蛾のセスジスズメという虫がいますが、この種も毒を持っていることが解っています。セスジスズメに関してはこちらの記事でご紹介させていただいております。

庭先や家の近くでハンミョウを見つけた

庭や近くの道端で無数にポコポコ空いている穴を見つけたら、それはハンミョウの巣かもしれません。またその巣から成虫が生まれ、環境が良いとそのまま庭などに居座ってしまう可能性もあります。ハンミョウが居座ってしまった場合の対処法をご紹介します。

個体数を減らしているハンミョウ

昔のようにどこにでも自然がある環境ではなくなってしまった日本で、ハンミョウはその数を減らしています。できることならば、そのままそっとしておいてください。しかし、毒を持つマメハンミョウという種類が庭先に居座ってしまった場合人へも被害が出てしまう可能性があります。

マメハンミョウの特徴

マメハンミョウと他のハンミョウの見分け方は、その色や体の形で見分ける事が可能です。他のハンミョウは比較的平べったく長方形の体をしていますが、マメハンミョウは細長く黒の体に白い縦に入ったボーダーが特徴的で、頭は赤くなっています。

ハンミョウの捕獲、飼育方法とは?

日本にも所縁のあるハンミョウをお家で飼ってみませんか。毒を持たないハンミョウの仲間であれば簡単に飼育が可能です。お子さんのいる家庭で気軽に生き物と触れ合えるのも昆虫を飼育する利点ではないでしょうか。ここではハンミョウの捕まえ方から飼育方法まで徹底的にご紹介させていただきます。

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