【小林カウ】戦後初の女性死刑囚の生い立ちやホテル日本閣殺人事件の概要、名言も

悲しい体験をしていても、命の儚さや重さをわかっていたようで無知だったのでしょうか。理解はしていても理性でとめられないサイコパスだったのでしょうか。長男の死の原因は明らかになっていません。

娘とは不仲で音信不通

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一番近くでにいる同性でもあり母は、常に男の影がちらつき母であることよりも女として生き、生計も立ててきました。そんな色恋でお金を稼いでいる姿に嫌気がさしたのでしょう。

娘は家を出ていき、どこで何をしているかわからなくなったのです。今も行方が不明で結婚しているのか、どこで暮らしているのかもわかりません。日本中を恐怖と興味に落とし入れた娘ですとはとても言える状態ではなかったでしょう。

小林カウのドン引きエピソード

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とても個性的な行動も起こしています。通常ではありえないことをサラッとやり通す姿は、潔いというのか変わりものというのか彼女の理解しがたいエピソードをご紹介します。

浮気相手の中村又一郎に出した「ゲロおじや」

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年の差があった内縁関係は、幸せと感じていた期間はあっという間だったようです。中村が嫌気がさし酒に溺れるようになっていたのです。

ある日浴びるように酒を飲み、悪酔いして吐いてしまいます。驚愕な出来事は翌朝に起こります。彼の嘔吐物をおじやと名をつけて朝ご飯で何食わぬ顔で出したのです。ドン引きする彼を相手にせず、黙々と平らげたのです。

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嫌悪する嘔吐物でも平らげてしまうほど、愛しているということをアピールしたかったのでしょうか?若い男に惚れた年増女の最後の愛を伝えるメッセージだったのかもしれません。

酒に逃げた男と必死に関係を繋ぎ止めようとしている女の情景は、あまりにも温度差があり当時の修復不可能な男女の関係がうかがえるエピソードです。

小林カウを題材とした映画

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彼女の半生を題材にした作品が世に出ています。それほど彼女は影響力があった女性でもありました。現代は女性の社会進出が当たり前のようになっています。

戦後の時代では女が商売をすること家計を支えることの難しさを表現しています。

吉永小百合主演の「天国の駅 HEAVEN STATION」

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愛を常に求めて迷う人間の心の闇について描かれています。お金と愛の両方は手に入れることができないのかと葛藤します。

夫を2人殺めてしまった後にやっと本物の愛を見つけることが出来ましたが、もう時は遅く死刑がきまります。天国で会おうと誓うのでした。

オムニバス映画「東洋閣事件」

明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史

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カウだけでなく過去の実在した殺人犯の物語になっています。過去の罪人もインタビューで特別登場することが話題となっている作品です。

男と女が絡むと性か愛か、これのボタンを掛け違えてしまうことで死に変わる人とのかかわり方を考えさせられる内容です。18禁にもなっているほど刺激的な影像になっています。

小林カウの才能

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日本中が生きていくだけでも必死な時代に、強く地に足をつき自分の手でお金を得ていった彼女は、方向性を間違えてしまいましたが、誠実にビジネスを行っていれば才能ある女社長として名を残せたのかもしれません。

欲のままに行動

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欲のままに生きて自分の好きなこと、満足することに重きを置き行動していった彼女は、女性の社会進出が珍しかったあの時代で、才能を発揮していました。

確実に資産を増やし最後は欲を出し過ぎてしまったことが仇となってしまいましたが、ブレーキを聞かせ目の前にある事業を誠実に行っていたら、今でも大きな会社として継がれているかもしれません。

苦労をパワーに変えるパワフルさ

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戦後は誰もが貧しく生きることが難しかった時代です。苦しいときに自分で職を考え、ひ弱な亭主に変わって生計を立てた姿は立派です。困ったときこそ動く力に変えていける力は前向きで、パワフルな無限大の力を感じます。

若い警官を別れた後も、悲しみをバネに事業を成功させていきました。パワフルかつ頭脳明晰な才能をうかがえます。

時代の流れに敏感

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人と同じことをしていても稼ぎになりにくいです。それを早くからキャッチし時代に需要されているものを商売に替えていける空気の読む力は優れているといえます。

生まれ持った体を武器に挑めたのも、風当たりが厳しい社会に適応していくためだったのでしょう。この才能をもっと違うジャンルで発揮できていれば、悪行ではなく偉業として有名になっていることでしょう。

お金に強い執着

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貧しい家庭だったことで、早くから勤めにも出ています。お金に対する強い執着を感じます。いかに出費を少なくして入りを多くするかも頭で計算し、出費が高くつきそうなときは、体で払っていたのです。

しっかりものと言えばそうですが、お金を貯えるということに対する強い熱意を感じます。幼いころの貧しい生活だけはしたくないと断固した思いがあったのでしょう。

家族想いな一面も

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塩原で事業を大きくしていったとき、姉夫婦のために食堂をオープンさせました。悪行だけが目立っていますが幼いころも、学校をやめてまで小さな妹や弟の面倒をみていました。

遊びたい年齢に家事手伝いをして親を助け、成人しても姉のために仕事を提供する行為は、優しさも垣間見える一面で、家族思いの一面もあったのではないでしょうか。

かつての愛人の中村にも尽くし、車を買い与えていたようですので自分にとって好きな人や有利な人には世話を焼き尽くすのです。両極端ともいえますが人間らしい一面もあったのです。

平成の悪女小林カウ達

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男と女がこの世に生存している限り、問題は尽きないでしょう。特に惹かれあった相手との愛憎劇はどの時代でも一歩間違えば死ともなり得ることです。

戦後を生き抜くために性を差し出したカウと性やお金に溺れた平成の小林カウ達がいました。

殺害するごとにお金を手に入れる

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丸い大きな体に二重あごの風貌の木嶋佳苗死刑囚は、記憶に事新しい報知ではないでしょうか。30人以上の異性を虜にし、6つの無念な魂が亡くなっています。誰もが風貌に驚いたことでしょう。

言葉巧みに近づき、お金を要求し不都合になった途端殺害をし、新たなターゲットを探したのでした。現在も東京拘置所に収監されていて、ここでも魔性を発揮します。死刑を待つ身でありながら結婚しています。まさに悪女であり魔性の女です。

不審な中毒死

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20年間に12人もの関わった男性が命を落としています。メディアに積極的に登場し無実を伝えていた筧千佐子死刑囚は青酸カリを使用し殺めては多額の保険金を手に入れてきました。10億円ともいわれています。

健康食品のサプりメントだといい被害者に飲ませて企むのです。10社以上もの結婚相談所に登録してはターゲットを探しお金を手に入れていたのです。再婚願望があったわけでなく、結婚したいと男が寄ってくるとまで言いのけた彼女の人生は、使い捨てのように命を軽視したのです。

繰り返された出産

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望まない妊娠で出産後間もない赤ちゃんが捨てられたり命を無理やり絶たれるニュースが後を絶ちません。静岡県に住む女は、出産を8回繰り返していました。そして生存しているのはたったの3人です。

劣悪な家庭環境で育った彼女は、愛を求め中学生から性に溺れていくのでした。シングルマザーであった女はどの男かわからない赤子を中絶するお金もなく、自宅で出産をしそのまま屋根裏と押し入れに隠していたのです。

愛を求めて特定多数の男と体を重ね、妊娠すると危機感はなく産んで放置すればいいという身勝手さが冷酷で自分の欲望のまま生きた結果、未来ある小さな命が閉ざされてしまっていたのです。

ホストと遊びたかった

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大阪で起きた悍ましく悲しい事件が起こったのは、幼くて母の力がなくては生きていくことが難しい幼い2児の餓死でした。若くして母になった女、下村早苗はホストと遊ぶことが楽しくなり、幼いわが子を家に閉じ込め遊びほうけました。

子供たちのためと性サービス業に入り生計を立てていくものの次第に惹かれた男ができ、愛と引き換えに小さな子供たちの未来を壊したのです。母親である自分がいなければ死んでしまうことをわかっていながら、愛を求めてしまい止めることができませんでした。

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