マリアナウェブは実在する?深層webにある?都市伝説の真相や入り方

前途の通り量子コンピュータを必要とするマリアナウェブ。そのマリアナウェブが存在する深層ウェブの最奥にはインターネットの表層部では決して見る事の出来ないインターネットの裏世界が広がっています。

人身売買などの違法取引、犯罪の温床とも言われている

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匿名ソフトTorや深層ウェブ専用のブラウザなど、より匿名性を高める事でのみアクセスが可能になるインターネットの裏側。IPアドレスを偽装する事により犯罪行為にはうってつけのシステムとも言えます。

そんな特性を利用して、非合法の薬物やあらゆる個人情報、児童ポルノ動画の売買などのツールとして用いられるケースもしばしばあります。

深層ウェブでの通貨のやり取りはビットコイン

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違法なやりとりの場として利用されがちな深層ウェブ。その売買に用いられる通貨は一般の円やドルとは異なる仮想通貨です。仮想通貨を使う事で匿名性が守られる他、ユーザー同士で直接やり取りが出来る点が深層ウェブとの相性が良いという特徴があります。

違法な取り引きが摘発され、閉鎖になった違法サイトの多くがビットコインを唯一の通貨として運営していました。

深層ウェブ自体が危険な訳では無い

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深層ウェブ上のサイトではそれぞれに高度な暗号処理が行われており、いついかなる場合でもアクセス出来るわけではありません。更にパスワードが必要なサイトや、特定の時間帯にのみアクセス可能な制限を設けているサイトなど様々な特徴があります。

深層ウェブは匿名性が最大のメリットであり、システムの秘匿性の高さによって犯罪の温床になりがちですが、すべてのサイトが危険というわけではなく、ごく普通の商品の売買やコミュニティの場として機能しているサイトも存在します。

得体のしれないサイト、動画やゲームが発見されている

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有象無象のサイトがうごめく深層ウェブですが、違法な薬物や個人情報の売買などがその全てではありません。インターネットの水面下に存在するサイトには、制作理由が不明な動画やゲームなどが多く発見され、YouTubeなどにアップされています。

 

こちらでご紹介するのは「Last Day.exe -666-」というRPG風のゲームのプレイ動画です。動画内には一昔前に流行ったビックリ系flashなどもありますので動画視聴の際は観覧注意・自己責任でお願いします。

漫画村の閉鎖にまつわる深層ウェブ

2018年に閉鎖された漫画村、皆さんの記憶にもまだ新しいと思います。違法にコピーされた漫画や海賊版の小説などを無断でアップロードし、誰でも無制限に閲覧する事が出来る違法サイトでした。

ピーク時には約1億人ものユーザーが漫画村へアクセスしており、大きな社会問題として取り上げられました。

漫画村閉鎖の原因?深層ウェブからの刺客

漫画村閉鎖の前日、突如として現れたバーチャルYouTuber「ディープウェブ・アンダーグラウンド」。深層ウェブから来ましたと自己紹介するディープウェブ・アンダーグラウンドは「漫画村を潰します」との宣言をします。

その宣言の翌日、実際に漫画村は閉鎖に追いやられる事となりました。事実関係は未だに不明ですが、このバーチャルYouTuberの手によって漫画村が閉鎖されたのであれば、彼、もしくは彼女は一体何者だったのでしょうか。

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